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総務FMプロフェッショナルの「ポジショニング」と経営アライメントの意味!

コロナ下で、自社オフィスの在り方が議論されています。

究極のオフィス不要論!

オフィス必要論!

在宅比率に合わせたスペース調整論!

などが経営側と総務現場で議論されています。

フアシリテーマネジャー、総務プロの立場から、以下のケースをどう思われるでしょうか。

【ケース1】

[経営側]
ポストコロナでは、本社社員の在宅勤務率を50%とする経営方針としたので、オフィス賃貸借契約面積を速やかに「半分」にしてください。

[総務FM]
了解致しました。

【ケース2】
[経営側]
社員の在宅ワークスタイルを導入するにあたり、オフィススペースの適正化をどのように考えれば良いか、pros and cons のポイントとその根拠並びに、オフィスの活用価値とは何かを検討し、具体的な施策を提案してください。

[総務FM]
了解致しました。
当社にとっての、ニューノーマル時代における「働き方の在り方」を職種、職務特性を再検証し、リアルオフィスとバーチャルでのコミュニケーションを最適化してゆく検討を行なった上で、リアルオフィススペースの適正面積の提案を致します。

経営とのアライメントが取れているのは「ケース1」でしょうか、あるいは「ケース2」でしょうか⁈

「経営方針」が示されたものは、ただ言われたこと(決められた事)に従う事がアライメントとは言えません!と私は考えています。

従わないと!いうのではありません。

経営の方向性を踏まえ、「経営判断」を適正に下してもらうのに必要な「複眼的情報」を、総務FMのプロ視点を織り混ぜて、根拠とストーリーテリングによる提言と、最適解と思われる施策を提案してゆく事が、アライメントです。

[ケース2]のレベルで経営側が「オフィス」への理解をしていれば良いのですが、多くは[ケース1]のように、要は「コスト」視点で判断する事が普通だと思います。

経営者を啓蒙するのも総務FMプロの役目です。
総務FMが受身のままだと[ケース1]にしかなりません。

[ケース2]の状態に「場」をつくってゆくポジショニングを考えてゆく事が大切です。

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