見出し画像

コミュニティマネジメントシリーズ その17「縄文時代」の暮らしに見るDAOの原型


縄文時代!

今から1万7000年以上も前の時代。
世界歴史では石器時代とされており、エジプト文明やインダス文明、黄河文明などよりさらに昔の時代に、「日本」で13,500年の長きにわたりサステナブルな暮らしを送ってきた私たちの祖先がいました。

私たちが「今」存在しているということは、縄文の時代に私たちの祖先がいたということです。
約600世代前の先祖の末裔である私たち!
ファミリーヒストリーを辿ると、実に1億3000万人の遠い親戚がいる計算になります。
民族皆親戚であり、ホモサピエンスの視点で捉えてみると人類皆親戚❗️とも言えるかもしれませんね。

さて、今日のテーマは「縄文DAO」私が妄想している世界観をご紹介します。

科学技術もなく、『知恵』と『人間叡智』を拠り所に、狩猟・漁労採集定着生活をしていた時代の遺跡が日本各地にあります。 北海道・北東北の縄文遺跡群(山内丸山遺跡が有名ですね)は2021年に世界遺産に登録されました。(https://jomon-japan.jp/)

縄文時代といえば「竪穴式住居」や「土偶」のイメージがありますが、私はこの時代の社会システムこそ「DAO」の原型ではないかと思っています。
国も無く、組織も無く、集落単位(20-100名程度⁉︎)で、長老やシャーマンを精神的拠り所としながら「平和的共生社会」を1万年以上続けてきた奇跡。

弥生(とされている)時代になり、農耕文化が出現する頃から階級社会が生まれ、「領地」意識が近隣との戦いを繰り返すようになった「人間社会」の構図は、日本のみならず全人類の共通項(所有欲が他者を排斥する意識)ですが、何故「縄文時代」には争いがなく平和社会が維持できていたのでしょうか。

私の自論(持論)は、縄文時代の分散型集落、狩猟・採集・漁労自律的共生社会、公平な分配と相互扶助…
これは、今ブームとなりつつある「DAO」の原型と考えています。
『縄文研究✖️DAO』はWEB5社会の創造的創出のヒントが満載のように感じています。

私たちは「ホラクラシー組織」や「ティール組織」など、組織社会のあり方や組織形態のトランスフォームの可能性を認知しています。
でも、なかなかピンとくるものでもなく、DAOとの関係性を考えてみる価値もあるかもしれません。

次回も縄文DAoを紐解きながらお話をしてみたいと思います。

-続く-

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?