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大山の宿という場所。

この冬、大山で仕事をはじめて24年目になりました。もともとはゲレンデのレストランのウエイトレスからスタート。24年前は、ゲレンデはすごい人だったなぁ~。

長い間大山の宿で働いていたので、この場所で宿を構えることはどういうことかよく理解しています。目的が登山だったり、スキーだったりするので、お客さんは朝から夕方まで一日中大山にいらっしゃいます。この場所が目的地。決して通過地点ではありません。

チェックイン前に荷物を預かり、みなさんが着替えるため、部屋も用意。そしてチェックアウト後も荷物を預かり帰ってこられたら休憩し着替えをされる。日中にお客さんを受け入れてあげることが大山で宿をする場合はとても大事なことになります。雨で山へ行くスタートが遅れ、待機する場合。吹雪でゲレンデへ出れずに、待機する場合。決してここだけでなく、周りの宿はどこも同じように対応してあげています。ゲストハウスのチェックインは遅いところが多いのですが、ここはそうはいかない。お客さんのニーズが場所によって違うので、そこは柔軟にどこも対応してあげているのでしょうね。

それにしても、宿って面白い。本当にいろんな人が来る。コロナになって多少遠慮してる人もいるので、以前に比べれば往来は減ってはいるのだけど、それでも、毎日いろんなことが起こって面白いですね。

そしていろんな人生を宿という場所を通してみています。お客さんのスキーの歴史だったり、その人の登山の歴史だったり。あとは家族の歴史も垣間見ることがあります。寿庵の前身、寿荘(ことぶきそう)時代のお客さんも未だ訪ねてこられ、この宿の歴史も見ることができますね。

寿庵はたった7年半の歴史しかない宿なのに、もうすでに濃厚だなぁ。7年って言えば、小学生が入学から卒業まで。この時期にもらう友人からの年賀状の子供たちの成長が早いこと(笑)!※あ、起業してから年賀状を出してないけど、私、元気してるからね~。

さて、ただいま、朝の7時。少し早目に朝ごはんを食べて、コーヒータイム。すでに山のお客さんはスタート。そして今はスキーヤーが朝食中。もうそろそろすると今日のチェックインのお客さんが荷物を預けにやってくる。

みなさん、今日も事故も怪我もないように安全で大山を楽しんでくださいね!

寿庵のHPはこちらをクリック!




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