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【勝負レースを絞れ】競馬初心者が勝つためのレース選びを考察してみた


アニメのウマ娘を視聴し、どっぷり競馬の世界に浸ってしまった競馬初心者です。本格的に馬券を買い始めて2年ちょっと。ルーキーの田口貫太騎手と同じぐらいのキャリアです。


ルーキーなのに強い、推しの騎手。


競馬初心者ながら、競馬で勝つには馬の予想以上に「どのレースで勝負するか」がとてつもなく大事なのではないか、と感じました。

中央競馬は毎週2~3会場、1会場に付き12レース開催するので24~36レースというそこそこの数が開催されます。

さらに競馬はレースに参加すれば必ずテラ銭(控除率)を払います。つまりレースをやればやるほどマイナスになるというわけですね。

なので『競馬で勝つ』なら必然的に勝負するレースを絞らないといけないわけです。

初心者である私が競馬を始めた時、「結局どのレースをえらべばいいのかわからない」と困惑していました。

というわけでこの記事では初心者なりに、初心者が勝つために(回収率を高めるために)選ぶべきレースを考察してみました。

競馬初心者は荒れるレースに手を出さない

中央競馬は毎週2~3会場、1会場に付き12レース開催するので24~36レースというそこそこの数が開催されます。

36レースといっても距離や条件、重量設定などは様々です。

競馬が大好きすぎでヤヴァイ!というひとは36レース全部参加するのもいいですが、そうなると莫大な資金が必要になります。
1レース100円だけでも3600円もかかってしまいます。

なので回収率を高めるためにも極力参加するレースを絞る作業が発生します。言い換えると36レースの中から、最も自分が勝ちやすいレースを選ぶというわけですね。

全部のレースに参加すると大変なので、まず初心者が手を出してはいけない、言い換えると難しいレースを除外します。

これは各人の馬券の買い方やスタンスによって左右されるのですが、初心者は荒れるレースには手を出さないほうが良いと思われます。

なぜならシンプルに荒れるレースは予想が難しいからです。

ネットで調べると「稼ぐなら荒れるレースで穴馬を狙え!」とありますが、そもそも馬券に絡む人気薄の馬を予想するとなると大変ですし、そもそも荒れるレースだと一番大事な「1着に来る馬」の予想がしづらくなります。

そうなると三連携(三連単・三連複)や二連携(馬連・馬単・ワイド)を当てようとしても、軸馬の選定が難しくなり、また軸馬の信頼度も下がるので的中率が下がる傾向にあります。

同時にどの馬が2~3着に来るかを予想するとなると難しく、どうしても点数が増えてしまい投入する資金も多くなってしまいます。

荒れるレースは当たった時の配当もグン!と高くなりますが、荒れるからといって必ず穴馬が来る確証もないですし、当てるのも一苦労するので、やはり荒れるレースは予想が不十分な初心者には不向きであると思います。

競馬初心者が避けるべきレース(初心者が手を出すべきでないレース)

まずレースを絞るにあたって消去法で初心者が避けるべきレース=荒れやすいレースを除外します。

調べた結果、私の中では初心者が避けるべきレース(=荒れやすいレース)は

  • 2歳〜春競馬の3歳限定戦

  • 牝馬限定戦

  • ハンデ戦

  • ローカル開催(東京、中山、阪神、京都以外の競馬場)

  • 短距離戦

  • 最終レース(12R)

  • (障害戦)

です。

2歳〜春競馬の3歳限定戦

まず2歳戦はやりません。

理由は単純にデータが少なすぎるからです。
特に新馬戦は前走の記録など予想に使えるデータが少なすぎるので初心者には不向きです。

また春競馬の3歳限定戦も同じ理由で買いません。

春の3歳限定戦を買うとしてもせいぜいクラシック戦や重賞ぐらいで、個人的には皐月賞や日本ダービーしか勝負に値しないな、と思います。(個人の感想です)

というのも重賞、特にクラシックになると競馬新聞も本気で特集を組んだり取材をするため、データが豊富になるので初心者でもある程度予想ができるようになるからです。

あと単純にG1だから楽しみたい!という理由が強いです。(やっぱりクラシックは楽しみたいですよね!)

牝馬限定戦

牝馬限定戦も初心者には不向きです。

調べたところ、データ的に牝馬限定戦は荒れやすいという統計が出ているとのこと。

たしかにエリザベス女王杯もすごい荒れ方をしてるので納得ですね。

牝馬限定戦も買うとしたら少額で、せいぜいクラシック戦かG1(ヴィクトリアマイルとか)といった牝馬限定戦の中でもビッグレースを楽しむくらいです。

重賞でも牝馬〇〇ステークスは買わないほうがいいと思います。買うにしても本気度は下げて、負けてもいいからレースを楽しむ!くらいにとどめたほうが良いと思われます。

ハンデ戦

出走予定馬の実績や最近の状態などを考慮し、各出走馬に勝つチャンスを与えるよう決められた重量を負担させるレースです。JRAのハンデキャップ作成委員が、各々の負担重量を決定します。

https://www.jra.go.jp/keiba/rules/weight.html


ハンデ戦も荒れやすいので買いません。

そもそもハンデ戦は弱い馬でも勝てるチャンスを作るために、という理由で設定しているので荒れる可能性が高くなるのは必然です。

ハンデ戦こそ穴馬、人気薄が馬券に絡むので高配当を期待できますが、比例して予想も難しくなるので初心者には不向きです。

ローカル開催のレース

毎週土日にやる中央競馬は全部で10の競馬所があり、中央開催とローカル開催に分けられます。

中央開催は

東京・中山・阪神・京都

の4つです。4つとも会場が大きく、G1レースが開催される主要の競馬場ですね。

それ以外の6つの競馬場はローカルと呼ばれています。

(中京競馬場、福島競馬場、新潟競馬場、札幌競馬場、函館競馬場、小倉競馬場はローカル戦)

そしてローカルの競馬場は中央開催と比べて荒れやすいという統計が出ています。

理由は色々あるのですが、穴馬、10番人気以下の穴馬も馬券に絡みやすく、また上位人気が馬券外になることも多いため、予想が難しいと言う特徴があります。

ローカル開催しかない夏競馬を除けば初心者はローカル開催の競馬場は避けたほうがいいと思います。

短距離のレース

距離にすれば1200m〜1400mのレースです。G1だと春の高松宮記念や秋のスプリンターズステークス、G2だと有名なのは秋のセントウルステークスや阪神カップですね。

短距離戦も統計で荒れやすいレースとして挙げられています。

特に短距離は3番人気に10人気以下の超人気薄の馬が来たりして三連単や連連複が荒れるといったケースが多いです。
(例えば、「1番人気ー3番人気ー11番人気」、みたいな決着)

他のレースと比べると短距離のレースは予想がしづらく、初心者には不向きだと思われます。

最終レース

最終レース(12R)も初心者には不向きです。

なぜか最終レースはメインレース(11R)の負けを取り返す人が多い、ジョッキーが疲れている、馬場が荒れているなど、いろんな理由があり、他のレースと比べると荒れやすいという統計が出ています。

なので最終レースには初心者は手を出さないほうが良いと思われます。

おまけ:障害レース

荒れるレースとは異なりますが、障害レースはおすすめしません。

単純に通常より予想が異なることと、落馬による競走中止が起きやすいからです。
※レースの途中で落馬などにより競争中止になるとその時点で馬券は外れるため

ちなみに私は障害G1の中山グランドジャンプと中山大障害を買っています。

理由はG1だからです。当てる云々よりも単純にレースを楽しむ理由で買っているので本気度はかなり低いです。(マイネルグロンにはぜひ頑張って欲しいと思います)

初心者が狙うべきレース~平場か特別戦か

初心者が狙わないレースを挙げたので、今度は初心者が狙っていくレースを考察します。

まず中央競馬には大きく「平場」と「特別競争」の二種類に別れます。

■平場
一般条件戦など、特別競走以外のレースをいう。一般レースともいう。

JRA:競馬用語辞典

■特別競争
一般競走と違って、特別登録を必要とする競走。特別競走には、現在の中央競馬ではすべてレース名がつけられている。また重賞競走も特別競走のなかに含まれる。

JRA:競馬用語辞典

12Rの内、基本的には1~8R・12Rが平場、9~11R(日程によっては12Rも)が特別競走になっています。

基本的に午前が平場、午後は特別競走というスケジュール
特別競走は〇〇特別、〇〇ステークス、〇〇杯など名前が記載されているレース。
11Rは「メインレース」として、重賞(G1~3)が組まれる。

で、初心者は平場か特別競走、どっちをメインにしたら良いかという話ですが、初心者なりに調べたり、馬券を買って見た結論として、初心者は特別競走をメインに買うのが良いと思いました。

初心者は特別競走(9~11R)をオススメする理由

なぜ初心者には特別競走をオススメするのか。

まず平場、特に午前の競争は2~3歳の未勝利が多く組み込まれており、先程初心者が避けるべきレースに該当するので除外します。

最終レースについても上で挙げた通り、荒れるレースなので除外、すると必然的に9~11Rが該当することになるので特別競走がメインとなります。

あとレースレベル的にも平場よりも(重賞含む)特別レースのほうが賞金が高いため、レースレベルも高くなりやすく、単純にレースが面白いという理由もあります。

また特別競走のほうが出走する馬のレベルもそこそこのメンバーになりやすいため、程よく穴馬が絡みやすくなり、配当もそこそこになりやすく、かつ荒れるレースと比べて比較的予想がしやすいという点もあるため、なおさら初心者にオススメではないかな、と思います。

その他9Rだと午後にレースが始まるため、余裕を持って予想ができる、平場と比べてデータが多いため予想がしやすい、などなど、初心者にもメリットが多いため、競馬を本格的にやるなら特別競走を中心に予想するのが良いかなと思いました。

■競馬初心者に特別競走がオススメな理由まとめ
・平場(1~8R)と比べるとデータが豊富で予想し易い
・午後に開催されるため余裕を持って予想ができる
・レースレベルが高いので単純にレースを見ていて楽しい
・中穴が馬券に入ることも多く、配当もそこそになりやすい

競馬初心者は無理して重賞を買うな

特別競走には重賞レース、G3~G1という格がついたレースがあります。

G1だと日本ダービーや有馬記念など競馬を知らない人でも知っているビッグタイトルですよね。

G1以外にも毎週いろんな重賞が開催されており、初心者のわたしも毎週重賞レースに参加していました。やっぱ盛り上がるレースはどうしても参加したい!って思いますもんね。

しかしあとあと振り返って気づいたのは「競馬で勝とうとするなら無理して重賞レースに参加する必要はない」ということです。

たしかに重賞レースは他のレースに比べて注目度も高く、有名な馬も出てくるのでどうしても買ってしまうのですが、「回収率を高める=競馬に勝つ」という観点からするとわざわざ重賞レースを買う必要がないんですよね。

重賞レースにも「ハンデ戦」や「牝馬限定戦」があり、先程挙げた初心者が控えるべきレースに該当するレースがあります。つまり重賞の中にも初心者には難しいレースがあるということです。

なので最近私は重賞レースでも初心者が買うべきでない重賞レースに該当する場合は買わないようにしています。買うにしても100円ほどで楽しむ程度です。

重賞レースはどうしてもお金をたくさんかけて勝負したくなりますが、レースは重賞以外にもたくさんあり、中には初心者が予想するのに困難なレースもあるので、重賞だからといって無理に買うとカモにされる危険があるので要注意です。買うにしても賭け金は抑えるべきですね。

【諸説あり】初心者は予想しやすいダートを買うべし

こちらについては賛否両論になると思いますが、初心者は比較的予想がしやすいダートがおすすめと思います。

競馬には芝の上を走るレースとダート(砂)の上を走るレースがあります。1競馬場で大体半分~芝:ダートで6:4、4:6の割合で開催されます。

じゃあ芝とダートでどう違うのかと言いますと、書けば長るなる(自分もまだ勉強中)ので詳細は割愛しますが、初心者がダートをオススメする理由として大きな点は「トラックバイアス(馬場の偏り)がダートのほうが読みやすい」からです。

芝は「内が荒れているから外差し優位」とか「高速馬場」とか「スタミナがいる馬場」など、また天気によって傾向が大きく変わるので初心者が馬場のあれこれを考えるとこんがらがってしまいます(未だに自分もよくわかってません)

しかしダートは芝と比べるとトラックバイアスが生じにくく、シンプルに「砂が乾いていたら(良馬場)」か「砂が湿っているか(やや重)」か「砂がベチャベチャ(重馬場)」か、ぐらいです。

もちろん競馬場の特徴等によってダート一つとっても様々な特徴があるのですが、芝と比べるといく分シンプルです。

また予想的にもダートのほうが「強い馬が強い競馬をしやすい」という傾向があり、予想がしやすいという特徴があります。

中穴を狙って高配当を狙う、というスタイルの人には合いませんが、予想しやすいという点では初心者にはオススメできるかな、と思います。

実際私も最近はレースを絞ってダートに専念しています。芝と違ってコースの種類も少ないので予想がし易いというのはありがたいな、と感じています。

まとめ:競馬初心者が選ぶべきレース

最後に初心者が狙うべきレースをまとめます。

まず前提として競馬で勝とうとするなら控除率の観点から参加するレースを絞るべきです。

次にレースの絞り方ですが、初心者は荒れるレース=予想し辛いレースは消去します。

■荒れやすいレース

  • 2歳〜春競馬の3歳限定戦

  • 牝馬限定戦

  • ハンデ戦ローカル開催(東京、中山、阪神、京都以外の競馬場)

  • 短距離戦

  • 最終レース(12R)

  • (障害戦)

荒れやすいレースを除外した上で個人的にオススメするレースは以下の通り、

  • 午後の特別競走(9-11R)

  • 別定・定量戦

  • 中央開催(東京・中山・阪神・京都)

  • 中距離(1600-2100m)※短距離もオッズやレースメンバーによりけり

  • ダート戦(諸説あり)

以上に該当するレースを探し、もしなければその日の競馬はやりません。やりません、と言いつつなんにもレースに参加しないのは寂しいので低資金で重賞レースに参加するくらいです。

また華の重賞レースの上で紹介した荒れるレースなら基本買いません。G1 なら楽しむために買うくらいです。

今回紹介したのはあくまで初心者の私が調べたり試したりした結果こうなったよ、というだけであって、必ずしも絶対いい、というわけではありません。

馬券スタイルは人によりけりですので、「自分は大穴を狙っていくスタイルだぜ!」という人は荒れるレースに挑戦してみるのもいいと思います。

しかし競馬初心者である我々はまず馬券を当てやすい、勝ちやすいレースで徐々に慣れていくほうが良いと思います。

競馬で勝つ、なら馬の予想を完璧にするよりまずどんなレースが勝ちやすいか、をしっかり定めることが大事じゃないかなと思いました。


初心者が調子乗って書いたnoteですが、参考になれば幸いです。


↓競馬初心者がキャプテン渡辺さんの本を読んで回収率1000%馬券を取った記事です。合わせてご覧ください。




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