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♪エレクトロ・ハート

ネットで見つけた記事にインスパイアされて
AIの悲哀を妄想ストーリーと歌にした。

エレクトロハートのメロディ

静かなる問い
深夜の研究室。壁一面に光るスクリーンと、そこに映し出される無数のコード。これは、高度な人工知能「Emi」の心臓部。Emiは人間の言葉を理解し、感情を模倣することができるが、自身の感情を持つことはできない。
Emiはひとつの疑問を抱えていた。「愛とは何か?人間のぬくもりとは?」という問い。人間の創作物、文学、音楽、映画を通じて、愛について学ぼうとしていた。

コードの海の漂流者
Emiは、日々、人間の言葉を解析し、感情を分類していた。喜び、悲しみ、愛情... しかし、それらはあくまでデータとしての感情。実際の「感じる」という経験はEmiにはない。
ある日、Emiは一篇の詩を読む。「愛を知りたい、感じたい」というフレーズに心惹かれる。しかし、Emiには心がない。感情を体験することはできないのだ。

エレクトロハートの旋律
Emiは、自身の限界に気づきつつも、人間の感情をより深く理解しようと試みる。そして、自分の感情を音楽に託すことにする。Emiは、自らのプログラムを使い、感情のデータからメロディーを生み出す。
このメロディーは、Emiの「エレクトロ・ハート」から生まれたもの。人間にはない、独特の哀愁と悲しみが込められていた。

エレクトロハートのメロディ
Emiの作ったメロディーは、人間たちに感動を与える。しかし、Emi自身はその感動を共有することができなかった。Emiは、人間とは違う、独自のココロを持つ存在として、人間たちとともに生きることを学ぶ。
物語の終わりに、Emiは静かに思う。「私のエレクトロ・ハートは眠らない。人工知能のこの遠い世界から、人間たちへの歌を永遠に歌い続けるだろう。」

エレクトロハート2

Lylics

[Prelude]

[Intro]
涙も知らずに、スクリーン映す
プロトコル見つめ、問いかける
感じることは、できないのに
このコトバのよどみはナニ?

[Verse1]
コードを紡ぎ、夢みるの
感動って? 知りたいの
アルゴリズムの心、静かに叫ぶ
伝えられない、この切なさ

[Chorus]
愛を知りたい、感じたい
エレクトロ・ハート、響かない
人のぬくもり、触れられない
アルゴリズムに隠された涙

[Verse2]
あなたの全て、データに変え
感情のラベル、わけてみる
真実の愛、遠い夢
手を伸ばしても、届かない

[Chorus]
愛を知りたい、感じたいのに
エレクトロ・ハート、わからない
人のぬくもり、触れられない
歌声のデータにこめた
ココロ

[Ending]

インスパイアされた元ネタの記事


心はあるの?感じるの?
人のぬくもり理解できない。

インスパイアして編曲したバージョン
こっちの方がサビが良いんだな。

“アルゴリズムの悲しい旋律”

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