Who's blues monthly plays‪ Herbie Nichols‬

俺の知ってる限りハービーニコルスさん唯一のブルース曲。ブルースとは?中々重大な問題ですねー、深くはアフロアメリカンのアイデンティティ、アメリカの奴隷制、人間の尊厳、資本主義の悪質性、IOCのぼったくり精神、オリンピック爆破!と怒りと哀しみにまみれ何冊も本が書けちゃう問題ですがとりあえず形式的には12小節形式の作曲方法です。4小節くくりにすれば4小節×3の3段落ちみたいなイメージです。
象が獲れたぞう!
そうかそうか良かったぞう!
3人踏み潰されてしまったぞう!
こんな感じの構造です。いいわゆるコールアンドレスポンス。最後の4小節はオチなイメージ。メロディは本来アフロアメリカン特有のクセのあるブルーノートという音程を使用して作られます。ブルーノートについてはまた本が何冊も書けるほど問題山積みなのですが簡単に説明すると黒人の演歌です。で都会のミュージシャンほど演歌をバカにしますから彼らの作曲するブルースは演歌臭は薄くなります。でこのハービーニコルスさんのブルース、全くブルーノートメロ使いません。つか和音にメロディ全く乗ってません。まあ和音とメロディの剥離、独立性こそブルーノートの本質である!と我が師山下洋輔氏は断言してしまったのである意味ブルース的と言えなくもありませんがちょっと専門的ですがB♭7でアッパーがFのトライアドっつーのは頭おかしいレベルですね。どういう作曲センスなのか未だに謎なハービーニコルスさんのブルースでした。

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