月刊ハービーニコルスを弾く。譜面と解説編vol.4 the gig

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出ました!ブルーノートレーベルに吹き込んだ変な曲です。変な曲すぎてコピーしたくなかったんですけど一応ブルーノート1番の推し曲っぽいので避けて通れないかなと思い渋々やってみました。訳わからんです。ビパップ期のジャズピアニストでAマイナーで作曲する人いますか?はっ?いるの?指がどうかしてるんじゃないですかね?バドパウエルさんの超有名曲クレオパトラの夢がA♭マイナーで書かれててこれはこれで弾きにくいですが響きとしてはジャジーな雰囲気を醸し出していました、この曲はどうなんでしょう?昔アルトサックス奏者多田誠司さんとデュオでツアーしてた時よく演奏してました。多田さんのデビューアルバムで大西順子さんプロデュースでこの曲を演奏したそうで、大西さんの作成した譜面を見せてもらいましたが大体同じ解釈で安心したのを覚えとります。イントロ、メロディ、コード進行共に謎。どうするとこんなん思いつくんでしょう?普通の頭ならイントロ最後のコードはAマイナーに繋げたいからE7にしますよねー!何故かE♭7です。もう考えても全く意味がわからないのでこういうものだっつー事で皆さん納得しましょう。Am→B7→E7→Fまでは素直なコード進行ですがその後F♯に上がってこのメロディは意表を突かれます。まともじゃないです。サビの上昇フレーズが1回目はダイアトニックスケールなのに2回目がディミニッシュスケールに地味に変更されてるのがハービーニコルスさんの変態性をよく表してます。その後のディミニッシュでの下降フレーズもこれまた地味に指使いむずいので練習が必要です。アドリブに関してはどうやったってまともにとれるわけないので皆々様諦めましょう。


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