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ランナーチャック(スプールグリッパー)の2芯対応について

  • < 背景 >                             取り出し機の接点(センサーをつなぐ場所)が2芯の仕様になっているため、ジマテック製の「BB-13-NO」を使用できなかったとのご意見を複数いただきました。

  • ジマテックの欧米の拠点では3芯タイプのセンサー(光電センサーなどと同じように、24Vdc, GND, 信号線の3本タイプの使用が大半となっており、日本の取り出し機ユーザー様とは少し事情が異なっていました。以前、BB-13-NOに2芯タイプのセンサーを取り付けて出荷をしようと対応をしていた時期はあったのですが、歩留まりが悪く、最終的には断念してしまった背景があります。

  • < 試したこと >                          今回は、BB(廉価版)ではなく、PB(標準仕様)の中で、内部構造を変更し、先端ではなく、ボディ側にセンサーを取り付ける「S2バージョン:PB-0013-S2」と、2芯タイプのセンサーを組み合わせて、検知できるか否かを確認しました。

  • < 試した結果 >                         試作用の1セット目は、無事に動作を確認できました。開いている状態(OFF)、つかんだ状態(ON)、空振りしてしまった状態(OFF)の3点がそれぞれ検知できており、多くの取り出し機の割り付けに対応できると考えています。

  • この後、サイクル数を増やし、「複数回のサイクルでも問題なく動作するか」「センサーを変えても同じように認識するか」といったN増しを進めます。以前、弊社製品のご利用を断念された方々、再度ご検討をいただければ幸いです。