ありがとうございました。

突然の事で言葉もありません、落語界再編は円楽師匠がやると思ってたので残念です。最初にお会いしたのは私がまだ馬風師匠の弟子だった頃札幌のSTVホールでの公開録音の時でした、開口一番に私が出て「牛ほめ」をやって高座から下りたら舞台袖で待ってた楽太郎師匠がやりにくいな〜って一言、会場沸かせすぎたかな?(笑)なんて自惚れてましたがどういう意味だったのか…、その時慣れない着物を畳んだのですがシワだらけだったとか!再会したのは五代目に入門した時、お前あの時着物畳んだ奴か!ってチクチク言われました(笑)、それから弟子でもないのによく地方公演に連れてってもらいました、前座の頃は自分の師匠のお供と楽太郎師匠のお供がよくあって3日に一回は地方へ行ってました、よく食うからって言われましたがホントによく食わされました(笑)、一番たいへんだったのが初日楽太郎師匠と長野で翌日好楽師匠と小遊三師匠と合流しての富山での仕事、前の日の夜乗り継ぎで新潟の直江津で電車待ちの時メシ行くか?と言われどんな高い夕食にありつけるかと思いきや入ったのが立ち食いそば屋…、師匠が山菜そばたのむのでこちらはかけそばしか頼めずすっごい腹が減ってました、翌朝早く起きてホテルのバイキングで腹がはち切れんばりに食って食って食いまくったあとで好楽師匠と合流したら楽屋に食事の用意が…嫌な予感しましたが好楽師匠がニコニコしてお前用にお櫃用意してるから腹一杯食え!というありがたいお言葉…、食べられませんとも言えないのでパンパンの腹に詰め込みました、帯がキツくてしかも開口一番なのでしゃべっている最中戻しそうになりました、人生であんなにメシ食ったのは初めてでした、あとは福岡佐賀2泊3日の仕事もたいへんでした、師匠は海鮮をあまりお好みじゃないので主催者の方が玄界灘のフグです!と大皿で持ってきた時、師匠からお前全部食ってくれ!とまたまたありがたいお言葉、フグなんてあまり食べた事なかったので最初は喜んで食べてましたがフグなんてものはちょっとずつ食べるから美味いのであって大皿全部はめちゃくちゃキツかったです、あれ以来フグ刺しは食べてません(笑)、とにかく師匠とは食べ物の思い出がたくさんあります、よく食うからと連れて行かれたのは合点がいきました、パート2はまた書きます。

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