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月刊こしら Vol.72 (2021年5月号) 「他人の常識に殺されるな!」

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「他人の常識に殺されるな!」 文・立川こしら

タイムラインに流れてくる「芸人には何の保証もない」という嘆き。
そりゃ口開けて、ただ待ってるだけのヤツに保証なんてするわけないのだ。相手が国だからみんな勘違いしてしまう。
これを会社とか師弟関係に置き換えれば、そんなくだらないため息なんて溢れる訳がない。
何の努力もしない弟子は見捨てるか破門だし、会社だって働かない社員は冷遇するだろう。
彼らは「サービスにはお金がかかる」と善人のフリをしながら、無料のサービスを欲しているのだ。
全く情けない。
この道(落語の世界とする)を志した時の不安に比べれば、小さいモノだ。
そもそも、保証なんかないのが芸能の世界とわかっていただろうに。
まあ、こんな時代だからストレスもかかるし、不安も募るだろう。
そんなツブヤキを打ち込んでるヒマがあるなら、手伝ってくれ! 時間がないんだ! クソが!
私もかなりストレスにやられている。

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