タイツフェチから読み解く自己カウンセリング

※このnoteは女性にとって不快に思われるであろう表現がゴロゴロ出てきます。
自己責任でお読みいただきますようお願いいたします。
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「タイツフェチ」
と聞いて、
「ああ、筆者らしいなあ」
と思う人が数人。
残りは「気持ち悪い」と「なんのこっちゃ」だろう。

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小学5年生の時に、今で言うモラハラ的な教師に当たってしまい、不登校人生が始まる。
親はそんな自分に理解を示さなかったので、学校にも家にも居場所がなかった。
本当に、地獄の日々。
逃げ場も無かったので残されたのは「死」しかないと思ってた。
そして「死」を考えるあまり、死ぬことへの恐怖心が日々高まり、パニック障害も併発してしまった。
これは今現在の自分も蝕まれている。
小学校卒業の日、すべてから解放されたつもりでいた。

中学校入学、最初の数ヶ月はそこそこうまくいっていた。
しかし、当時心療内科への受診など、考えもできなかったが故、パニック再発、多感な時期を迎えた同級生やクラスの雰囲気とも合わなくなり、ここでも不登校に戻ってしまった。
イジメなどはなかったけれど、当時の同級生からしたらかなり奇異な目で見られてたと思う。

人生で一番バカに過ごせる時期、無責任に楽しんでいい時期、それらすべてを投げ捨ててしまった。

そんな状態で過ごしてしまった為、進路はかなり苦しかった。
滑り止めの私立高校をすべて滑って、迎えた公立入試はなんとか合格。
まあしかし、お察しの通り偏差値は40。
いるのは俺みたいな日陰の石の下で身を隠し続けていた虫のような奴と、脳みそが半分シンナーで溶けたような奴らの二通りしかいない高校だった。

小中学校はどれだけ休んでも卒業は出来るが、高校はそうは行かない。
すべては自業自得なのだが、合わない校風と同級生、毎日がストレスの中、毎年留年ギリギリの出席日数で進級していった。

電車通学、行きも帰りもほぼ同じ時間。
なんの代わり映えもしない毎日、家に帰ればインターネットでお笑いとプロレスの情報を漁る。
ネットで出来た彼女はみんな遠距離、所謂普通の青春も無縁。
いただけマシだったかもしれないけど、何一つ当たり前にならないことに苛立ちを覚えていた。

埼玉県に大宮という場所がある。
ごくたまにあてもなく街をブラブラ歩くことがあった。
頭の良さそうな同年代、カップルで楽しそうな同年代、すべてを憎んでいた。


目の前に、長い黒髪の、タイツを履いた女子高生がいた。


思わず見惚れ、すれ違う時に振り返ってしまった。
毎日、汚いルーズソックスを履いた、数年後にはシングルマザー予備軍にもなってそうな輩しかいない学校だったので、まさに異世界の住人のような、決して関わることのないであろう人。
もちろんその瞬間だけの縁。

ああ、もっと自分が精神的に強ければ、もっとうまいこと世の中を渡って行けたら、ああいう人と関わる人生があったのかもしれない。

その後も高校生活は続いたが、自分が理想とするものとはかけ離れていた。

そんなクソみたいな時期を塗り替えようとするかのように、今でもあの瞬間を思い出すのだろう。

理想=タイツ

言い過ぎだと自分でも思うが、一つの要素ではあると思う。
いつまで経っても青春を求めて続ける無限ループに突入している。

身も心も汚くなってしまったけど、あの頃を取り戻して浄化されたいのかもしれない。

もうしばらく、この「青春依存症」は続きそうである。

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