歌詞:Never ending end

連続になってしまうが、今回も5月に発売した月刊山先大生から1曲。
Never ending end の歌詞を載せようと思う。

先日、広島に住んでいた僕の祖父が亡くなった。
僕にとって身近な人の死に触れたのが、物心ついてからは今回が初めてだった。
ただ、祖父の死は突として訪れたものではなく、これまでも「今夜が峠」をいくつか越えており、ある程度心の準備はできていた。
それでも当然のように悲しみは悲しみだった

葬儀が終わった頃、僕は幸福感のようなものがあった。それは式の最後に、『喪主の言葉』として綴った祖母の言葉によるものだった。
「博之さんとは沢山お話をする時間をもらいました。そしてその時間の中で生まれ変わっても一緒になる約束をしたので、寂しくないです。でも博之さんが寂しくなったら呼んでねと言ってあるので私も長くないかも知れません。」

言葉にしてしまえば陳腐になってしまうだろうか。
僕はそこに永遠の愛のようなものを感じた。何か終わらないものを感じた。まるで幼い頃に観ていたディズニー映画やドラマなどのファンタジーがそこにあった。いや、ファンタジーと名付けて諦めようとしていた憧れがそこには当然のように存在した。

Neverending end

いっそもう消してしまおう
間違えて録画したテレビ番組と
鉛筆が全身で書いた愛と
それを裏切ってきた醜い日々を

0から始まって0に向かって
そのくせ喜怒哀楽に喜怒哀楽する
人間ということが時々たまらなく
切なくなってまた喜怒哀楽する

僕とあなたとの間に飛び交うのは
モールス信号と変わりはない
意味はいつでもただの貼り合わせ
それに泣いて笑って生きている

例えばスナイパーが
僕を撃ち殺してさ
この命がなくなったってさ
初めから何もないはずの空間に
心が生まれたのだから
決して終わりではない

コンビニ袋の中に入っている
食欲や世間や社会の縮図は
僕の何を満たすのだろう
僕は何に満ちるのだろう

誰も笑わない世界ならきっと誰も
泣かなくても済むのかなとか
考えていると 虚しくなるんだ
これはどこから生まれてどこへ行く心か

例えば神様が
世界を作り変えてさ
この心がなくなったってさ
それは消しゴムのカスみたいな事
消したことは消えないのだから
決して終わりではない

0から始まって0に向かって
そのくせ喜怒哀楽に喜怒哀楽する
人間ということが時々たまらなく
愛しくなってまた喜怒哀楽する

例えばスナイパーが
僕を撃ち殺してさ
この命がなくなったってさ
あなたへの思いが漂うならば
決して僕は終わらない

例えばブラックホールが
全てを飲み込んでさ
本当に何もなくなったってさ
初めから何もない
僕とあなたとの間で
笑顔や涙が生まれたのだから
それは終わりではない

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