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わりと久しぶりの【大ナゴヤ通信】5月11日号

こんばんは。大ナゴヤ大学の小林です。
連休を挟んで、約2週間ぶりの大ナゴヤ通信となります。

本日のお知らせの目玉は、なんといってもまちシルの6月授業の募集開始!

今月の3コースも、「まちを知るって面白い!」の気持ちで準備を続けてきました。歴史的な建造物を見学してまわるコース、戦後賑わっていた繊維問屋街の現在を知るコース、はたまた名古屋の経済成長の象徴ともいえるモノをめぐる偏愛コース…などなど、ジャンルもエリアもさまざまです。

それでは、これから紹介していきます!イクゾー

歩くまちには、何がある?6月のまちシル授業はこの3つ!

まちシルとは

「まちを知る楽しさ」を体感できるまち歩きのプログラムです。
ただ暮らしているだけでは見落としてしまうような
まちに埋もれている「おもしろい」を、実際に歩いて見つけてみましょう。

https://dai-nagoya.univnet.jp/relations/machishiru/

【6月5日(日)開催!】想像力で100年前にタイムスリップ!「文化のみち」の近代建築から異文化を体感しよう

かわいい屋根が特徴的な文化のみち 撞木館の外観。4月なのに、夏かと思うくらい暑かった。

名古屋の近代化の歩みを伝える建造物が多く残るエリア「文化のみち」。なかでも、東区の白壁・主税・橦木の一帯は「町並み保存地区」に指定され、文化人・財界人が暮らした屋敷が立ち並びます。

陶磁器貿易商として活躍した井元為三郎の邸宅「文化のみち橦木館」や、“日本の女優第1号”川上貞奴の邸宅を移築復元した「文化のみち二葉館」など、レトロな近代建築の見どころがいっぱい。その建築美を眺めるだけでも楽しいのですが、今回はもうちょっと踏み込んで「異文化」を体感してみましょう!

たとえば、二葉館は「和洋折衷式」なのに対し、橦木館は和館と洋館がつながった「和洋並置形」。日本と欧米の生活様式の違いをわかりやすく比較できる、貴重な近代建築なんです。

最近では日本でも欧米と変わらない生活文化が浸透しているため、現代を生きる私たちが洋館に入っても、違和感を持たないかもしれません。だからこそ、想像力をはたらかせてみましょう。頭の中を100年前にタイプスリップさせ、かつての日本と欧米を行き来してみれば、きっと見えなかったものが見えてくるはず。

想像力で100年前にタイムスリップ!「文化のみち」の近代建築から異文化を体感しよう
開催日時:2022年6月5日(日) 10:00 ~ 12:00
集合場所:文化のみち橦木館(名古屋市東区橦木町2-18)
※地下鉄桜通線「高岳」駅1番出口より北に徒歩10分程
参加費:2,000円(※別途入館料(橦木館・二葉館共通券:大人320円)を各自ご用意ください)
先生:伊藤喜雄 / NPO法人 橦木倶楽部理事 / なごや歴史ナビの会 / 名古屋城観光ガイドボランティア
定員:15人


【6月18日(土)開催!】モザイク愛好家と一緒に、名古屋の中心地にたたずむ「モザイク壁画」をじっくり観察してみよう!

モザイク壁画。見たことあるけど、通り過ぎてしまう人も多いのでは?私も、その一人でした。

地下鉄の駅構内や、レトロなビルに施された「モザイク壁画」をご存知ですか?
大理石やガラス・タイルなど、多様な色や素材を用いた芸術は、時に待ち合わせ場所として、時に癒しの空間として、私たちの日常に溶け込んでいます。

モザイク壁画をはじめとした建築の装飾文化が栄えたのは、高度経済成長期のこと。急激に変化した名古屋の都市の象徴として、モザイク壁画はまちの歴史を紡いできました。

モザイク壁画は建物と運命共同体です。都市開発によるビルの取り壊しや建て替えなどで、旧中日ビルや丸栄本館の外壁壁画など、すでに見られなくなったものも少なくありません。ですが、今もなお輝きを失わず、まちに残るものももちろんあります。

今回は、そんな現存するモザイク壁画が多く見られる地下鉄東山線「新栄町駅」周辺で、モザイク壁画をめぐるまち歩きを行います!

案内してくれるのは、モザイク愛好家の森上千穂さん。
半世紀経った現在もまちをささやかに彩る、モザイク壁画の世界へ、いざ!

モザイク愛好家と一緒に、名古屋の中心地にたたずむ「モザイク壁画」をじっくり観察してみよう!
開催日時:2022年6月18日(土) 10:00 ~ 12:00
集合場所:地下鉄東山線「新栄町」駅 1番出口地上
(ヤマザキマザック美術館前)
参加費:2,000円
先生:森上千穂 / モザイク愛好家
定員:15人


【6月25日(土)開催!】繊維問屋街として賑わった長者町の今 〜アートと喫茶とまちづくりと〜

オフィス街に突然現れる看板。長者町という地名すら気になります。ちなみにこの日も暑かった。

地下鉄「伏見」駅から「栄」駅へ歩いた先にある、長者町通り
大きく掲げられた「長者町繊維街」の看板は、オフィス街のアクセントになっています。その名の通り、長者町は戦後有数の繊維問屋街として賑わっていました。

バブル崩壊とともに繊維問屋は減少。仕事を失ったことでまちを去る人も多く、かつての勢いはなくなったかのように思われました。しかし、2010年にあいちトリエンナーレの会場となったことでまちにアートが溢れていたり、おしゃれで個性的な店舗が集まっていたり…「どこか懐かしい空気感が残りながらも、新しく生まれ変わり、今は老若男女問わず人々が集まっている場所」という印象があります。

※この記事は授業とは関係ありません。長者町くんという、かわいい生き物がいたのです。

一度は賑わいを失った長者町。まちの人は、どんな思いで復活させたのか?
これから先の長者町は、どうなっていくのか?
そもそも、長者町のまちづくりって何をしているのか?

そんなハテナに答えてくれる(?)のは、長者町のあるエリア「錦二丁目7番地区」のまちづくり・地域活性化に関わる「錦二丁目エリアマネジメント株式会社」の白石恭一さん。
広報・企画・運営を担当している白石さんに、長者町の現在を案内していただきます。
授業のはじまりは、白石さんが店長を務める「喫茶七番」から。現在、6月上旬のオープンに向けてクラウドファンディング中です。(5月20日まで!)

参加してくださった生徒さんには、喫茶七番で使えるうれしいおまけも!
まち歩き後、コーヒーを飲んでゆっくり一休み…そんなひとときも楽しめそうです。

繊維問屋街として賑わった長者町の今 〜アートと喫茶とまちづくりと〜
開催日時:2022年6月25日(土) 13:00 ~ 15:00
集合場所:オリマチNishiki 1階「喫茶七番」前(名古屋市中区2-7-7)
※地下鉄桜通線「丸の内」駅6番出口より徒歩5分https://goo.gl/maps/hweecDDL1FgQWJy66
参加費:2,000円
先生:白石恭一 / 錦二丁目エリアマネジメント株式会社 広報・企画・運営/喫茶七番店長
定員:15人


以上、6月のまちシルのお知らせでした!
4月のまちシルの授業の様子は、大ナゴヤ大学のHPや各SNSにもアップされています。雰囲気だけでも感じられるかと思いますので、授業に申し込む際の参考にしてくださいね。

5月の「大ナゴヤの日」は、今週の土曜日!

我が家に「つけてみそかけてみそ」がなかったのがコンプレックスでした。

5月のまちシル、今週日曜日から!(満員御礼)

来週以降の授業、まだまだ募集中です!


おわりに

いつもものすごい勢いでお知らせしてすみません。知ることって、一見怖いかもしれない。けれど、その先には楽しくてワクワクすることだらけだと思います。そして、6月の第二土曜日は、昨年度の「報告会」!こちらも今後お知らせしていきますので、お楽しみに。

初夏の大ナゴヤ大学の日々もすこやかに、朗らかに過ごすぞ!

先日、5分ほどラジオに出演しました。
祖母と聴いていたのですが、気づいたら二人とも泣いていました。

(おわり)


大ナゴヤ大学:HP

Twitter:@dainagoya_univ

Instagram:@dainagoya


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