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やりたいことを“よりおもしろく”実現できる、やさしさとつよさのバランスが取れている場所 〜大ナゴヤなひと。vol.11 さいちゃん〜

大ナゴヤ大学には、多種多様なバックグラウンドのひとが運営に関わっています。noteマガジン「大ナゴヤなひと。」では、スタッフ一人ひとりにフォーカスを当てて発信しています。

▼大ナゴヤ大学noteを始める背景についての記事はこちら
https://note.com/dainagoya/n/n21812670c7fc

第11回目の今回は、「さいちゃん」をご紹介します。

「さいちゃん」ってこんな人

名前:さいちゃん
職業:フリーランス(ライター/まち歩きコーディネーター)
大ナゴヤへの関わり方:大ナゴヤ大学が企画に関わる「やっとかめ文化祭*1」への参加をきっかけに授業にも興味を持ち、大ナゴヤの日の授業コーディネーターやボランティアスタッフとなる。2022年4月より始まったまちを知る楽しさを体感できるプロジェクト「まちシル」の立ち上げメンバーとなる。
(*1やっとかめ文化祭とは、名古屋のまちを舞台に、名古屋の伝統芸能を楽しんだり、新旧混ざりあう地域の文化を体験するイベント、2023年度は10月28日(土)より開催。)


大ナゴヤ大学との出会い、やってきたこと

2020年からSNS等で大ナゴヤ大学の名前は知っていて、面白そう・関わりたいと思っていました。2020年に、大ナゴヤ大学が運営する求人メディアである「ハタラクデアイ」を見て、「やっとかめ文化祭」のまち歩きスタッフの求人に応募し、大ナゴヤ大学に関わりはじめました。「やっとかめ文化祭」のまち歩きスタッフは、その後2021年〜2023年も継続して行っていました。

「やっとかめ文化祭」のまち歩きスタッフとなったことにより、大ナゴヤ大学の活動に興味を持ちました。その後、大ナゴヤの日のボランティアスタッフや授業コーディネーターを行うようになりました。初めてボランティアスタッフとして関わったのは、2020年11月14日(土)に瀬戸で開催した「CONERU nendo shop & spaceで考える 瀬戸と粘土とやきものと」という授業でした。
最近企画した授業は、2023年10月14日(土)に開催した大ナゴヤの日の授業、「まちで活動するあの人に、みんなでインタビュー!〜名駅西のキーパーソン・「ホリエビル」堀江浩彰さん〜」でした。ライターとして関わっている「名駅経済新聞・サカエ経済新聞 編集部」名義で企画をしました。

ボランティアスタッフや授業コーディネーターを経験することで、これまで本業でやってきたライターとは違う、まちへの関わり方ができると感じました。

大ナゴヤ大学でやってきた、印象に残ったこと

「やっとかめ文化祭」でまち歩きの楽しさを知ったことで、違う方向性のまち歩きにも可能性を感じ、大ナゴヤ大学のまち歩きプロジェクト「まちシル」に2022年4月から立ち上げメンバーとして関わりました。まちシルとは、「歩くまちには、何がある?」をコンセプトに、まち歩きを行うプロジェクトです。

もともと、地元の情報誌やウェブメディアでライターとして記事を書いていました。「まちシル」のメンバーになったのは、身近なまちの小さな面白さをもっと丁寧に拾って発信していきたいと思ったからです。ライターの仕事では、たくさんの地域を取材する一方で、一つの地域に密着して関わる機会が少なかったので、ライターと違った形でまちに関わっていけるのはとても楽しいです。まち歩きのコンテンツをつくるのは、ライターの仕事と全然違うように見えるかもしれませんが、まちの面白いところをより魅力的に編集して、アウトプットしていくという根本は似ているのではないかと思っています。

 「やっとかめ文化祭」は、10月末からの3週間と開催期間が限られています。一方、「まちシル」は暑い時期と寒い時期は本数を減らすものの、月1本〜3本のまち歩きをコンスタントに続けていくプロジェクトです。他のメンバーが企画することもありますが、さいちゃん自身は、多くて月2本コーディネーターとして関わっている時もあります。現在、既存コースを定期開催しながらも、新規コースも企画しています。
新規コースのまち歩きを企画するのは、案内していただく先生との関係性を一からつくっていく難しさがあると思います。先生がまちづくりに関わわっている方だと、「まちシル」のコンセプトと合致するのでコースがつくりやすいです。まちづくりには 関わっていない方でも、まちに根付いて活動をしている方や、特定のまちに愛を持ちつつフラットな目線で案内できる方にも先生を務めていただいています。
今池で飲み歩いてYouTubeで発信している方を先生に迎えたまち歩きも企画しました。2023年09月02日(土)に開催した「【愛すべきカオスなまち!】今池が好きすぎて今池まつりで挙式する夫婦と行く、今池ハードコアまち歩き」です。この時は、まち歩きとは何かというところから、すり合わせを行いました。

「やっとかめ文化祭」でのまち歩きは、歴史・建築・地理などのキーワードで「まち」を切り取ることが多いです。一方、「まちシル」でのまち歩きは、その「まち」がどんな街なのか、歴史だけではなく現在の「まち」がどうなっているのか、「まち」の未来がどうなっていくのかということを伝えられる方に先生をご依頼しています。
大ナゴヤ大学では、「あなたがいれば、カタチが変わる」と理念が掲げているとおり、それぞれの「やってみたい!」カタチにできる場があると感じ、まち歩きコーディネーターとしての活動をしていきたいと思うようになりました。新しいつながりを作ってくれたと思います。

今思うことと、これから

これからは、仕事の都合で、東京に住むことになりました。しかし「まちシル」のメンバーから外れるわけではありません。不定期にはなりそうですが、大ナゴヤの日の授業もつくっていきたいです。これまでより頻度が減っても、ボランティアスタッフや授業コーディネーターなど、何かしら続けていきたいです。今までずっと愛知県内に住んでいて、住んでいる人の中の視点としてまちを見ていました。今後は、いろいろな地域のことを知り、新たに外の視点を身につけてナゴヤを見つめて、ゆるやかに大ナゴヤ大学に関わっていきたいです。

大ナゴヤ大学は、会社ほどの縛りはないですが、ゆるやかに人が集まる組織です。これは糸井重里さんが主宰する「ほぼ日」の受け売りですが、私は、誰かと一緒に活動するときにはいつも、「やさしく、つよく、おもしろく」のバランスを大切にしたいなと思います。成果重視の会社では、「やさしく」ということが欠けがちになってしまうと感じています。大ナゴヤ大学は、やりたいことを実現できる場所ですが、何でも好き勝手にやっていいという場所でもありません。ひとりひとりの気持ちを大切にしつつも、組織として大切なところを成立させていく「つよさ」もあって、その先に「おもしろい」価値が生まれると感じています。大ナゴヤ大学は会社と趣味の間にあり、バランスが取れている場所です。そして、組織や仲間と、「何をやるか」よりも「誰とやるか」を大切に、やりたいことを“よりおもしろく”実現できると思います。
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「まち歩き」という新たにやりたいことを大ナゴヤ大学で見つけたさいちゃん。実は、東京でも都内を中心としたまち歩きに関わることになったのだそう。東京という外からナゴヤを見て、さいちゃんならではの新しい視点で関わってくれる今後がとても楽しみです。

大ナゴヤ大学には、それぞれの「やってみたい!」カタチにできる場があります。一緒に始めてみませんか?

「あなたがいれば、カタチが変わる」

私たちと一緒に始めてみませんか?ボランティアスタッフをはじめ、さまざまな関わり方が可能です。詳しくはホームページをご覧ください!


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