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自称・他称「リベラル」批判

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ナタリー・ポートマンとルース・ベイダー・ギンズバーグ(主題は後者)の写真を掲げた投稿、そしてカマラ・ハリス(とアホのネタニヤフ)の写真を掲げた投稿の他については、このマガジンにお… もっと読む
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#パレスチナ問題

ウィッシュボーン・アッシュ "The King Will Come" 歌詞和訳 〜 教皇 フランシスコ に 「テロリスト」認定された アパルトヘイト国家, アパルトヘイト社会, 「イスラエル」に捧ぐ

前説note ウィッシュボーン・アッシュ "The King Will Come" 〜 ローマ教皇 フランシスコ による イスラエル 「テロリスト」認定に寄せて さて, さて。 「西洋」を代表する宗教の 老舗 の トップによる 正論の裏で 〜 「西洋」の 相変わらずの 似非「自由」, 似非「民主主義」の 欺瞞 と 偽善まさしく, 欺瞞 と 偽善 と ダブルスタンダード に満ち満ちた「西洋」, 欺瞞 と 偽善 と ダブルスタンダード に満ち満ちた「西側」。 「よしログ

「西洋」の 欺瞞 と 偽善 〜 さらば バーニー・サンダース, さらば リチャード・ドーキンス, くたばれ ユヴァル・ノア・ハラリ, くたばれ ボブ・ディラン, ついでに言うと, ぼのぼの は好きだが, U2 の ボノ は最低だ

前説: 本 note は 一言で言うと(一言が長い!) 〜 この秋 あらためて認識した, 今度という今度はつくづく, つくづく, 正真正銘つくづく, つくづく うんざりした, 「西洋」の, 欧米の, 彼らの民主主義・自由・公正・公平・平等といった概念の裏にある 欺瞞 と 偽善 と ダブルスタンダード についての 殴り書き, 走り書き, 端折り書き 〜 要するに, 「西洋」の偽善 に関する, ざっくりとしたメモ書き 「西洋」の民主主義 云々かんぬんの 欺瞞 や 偽善 や ダブ

イスラエルの歴史家・哲学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「人類と新型コロナウイルスとの闘い」論考批判

序最初にことわっておくと、タイトルの「批判」の意味はおそらくは一般に多用されているような「否定的な評価」というような意味合いでの「批判」だけを意味しているのではありません。「批判」には元々、上記のような使われ方における意味の他に、その対象に検討を加え、判定もしくは評価すること、という意味があります。平たく言えば、良い点、悪い点を見分け、評価なり判定なりを行なうという作業です(その他に哲学における用語としての意味もありますが、ここではそこまで深入りしようとは思っていません)。要

ロシアのウクライナ侵略は非, 即刻撤退すべき, だが一方で, アメリカ合州国のそれほど巨大で醜悪な 〜 偽善とダブルスタンダード 〜 は 他にあるだろうか?

ウクライナに一部ネオナチ勢力がいるにせよ(本 note 後段の章にて詳述), そのことでロシアによるウクライナ軍事侵攻(侵略)と民間人の殺戮が正当化されないことは論を待たない。だがしかし, この機会に, 例によって「正義の味方」然とまさに当然の「反侵略」の声を上げて国際社会の中心に躍り出るアメリカ合州国のそれほど, 巨大で醜悪な 偽善とダブルスタンダード を筆者は知らない。 いや, 彼らは「正義の味方」面などしてないとか「躍り出」たりしてないとか言うのだろうが, 自らの狭

ボブ・ディランのイスラエル支持ソングは, 1982年のイスラエルのレバノン侵攻と同年9月のベイルートにおけるパレスチナ難民虐殺事件の直後に書かれた

タイトル写真の左は, 当時イスラエル軍が包囲したベイルートの難民キャンプでイスラエルの同盟者キリスト教右派民兵たちに無惨に虐殺されたパレスチナ難民らの遺体(1982年9月)。右はボブ・ディランのイスラエル支持ソング "Neighborhood Bully" が収録されたアルバム "Infidels"(「異教徒たち」)のカヴァー写真, 同アルバムは 1983年4-5月録音, 同年10月リリース。 ボブ・ディランの恥ずべきイスラエル支持ソングと, サブラ・シャティーラ難民キャン

ワルシャワ・ゲットー蜂起, アウシュヴィッツ から、 パレスチナ へ

ワルシャワ・ゲットー蜂起: 1943年4月19日 - 5月16日 今週月曜日, 2021年4月19日は、「ワルシャワ・ゲットー蜂起」すなわち 1943年4月から5月にかけて起きたポーランドのワルシャワ・ゲットーにおけるユダヤ人レジスタンスによる対ナチス・ドイツ武装蜂起の開始日から、78周年に当たる日だった。 ゲットーという言葉はアメリカ合州国の映画やブラック・ミュージックの歌詞などに登場することから知られているように、同国(など)の主として大都市におけるアフロ・アメリカンな

「恥知らず」の朝日新聞 〜 イスラエルによる国連安保理決議 違反の「占領」継続、ジュネーヴ条約違反の占領地への入植を「既成事実」化して無批判に垂れ流し、果ては違法に違法を重ねるイスラエルによる入植地ビジネスを推奨する、「厚顔無恥」な「傲慢無知」新聞

ここまで問題がある記事も珍しい最初にことわっておくと、本 note 投稿タイトルにおける朝日新聞に対する「恥知らず」「厚顔無恥」「傲慢無知」といった罵り(もちろん罵っている)の言葉は、以下に紹介する二つの note 投稿の投稿主によるものではない。こうした言葉遣いはあくまで 本 note 投稿の筆者個人によるものである。 イスラエル(1947年の不当な国連パレスチナ分割決議とシオニスト民兵によるアラブ系=現在言うところの「パレスチナ人」に対する民族浄化と第一次中東戦争におけ

アメリカ合州国のお気の毒なまでに「一途な」イスラエル「愛」 〜 その度し難い非合理

本 note 投稿、一番注目してもらいたいのは第4章「アメリカのイスラエル『ひたすら擁護』姿勢 〜 その不当性・没論理・非合理を的確に言い切るツイート(スレッド)」だけれど、その背景などの理解のためにも更にその他の章にも目を通してもらえるとうれしい。 1. ユダヤ系の現アメリカ国務長官アントニー・ブリンケン 〜 その "ピュア" な、醜悪なまでに 「ひたむきな」 イスラエル「愛」このほど国際刑事裁判所(ICC: International Criminal Court, 1

パレスチナ・ベツレヘムを「イスラエル聖地ベツレヘム」と書く、 恥知らずの 毎日新聞

ジャーナリズムを名乗る資格など無い 毎日新聞ふざけるな、毎日新聞! ベツレヘムと書いて「イスラエル」と平気で併記(お前ら駄洒落でもやってるつもりかよ)するのは、極右シオニスト・メディアか、トランプを圧倒的に支持してた福音派キリスト教徒のクリスチャン・シオニストのメディアぐらいなもんだよ。あんたら、こんなんで、どの面下げて「ジャーナリズム」を名乗るつもりだ? 恥を知れ。 (括弧内 3月3日加筆:昨日3月2日まで、この記事の見出しは「イスラエル聖地ベツレヘム」というトンデモなく

イスラエルのメディカル・アパルトヘイトの現在地

1. 占領下の民パレスチナ人へのコロナ・ワクチン接種はしない一方で、占領地内のイスラエル人違法入植者にはワクチン接種する「ワクチン接種の先進国」アパルトヘイト・イスラエル1948年に旧「イギリス委任統治領パレスチナ」領内において「建国」されたイスラエルが、1967年6月の同国による軍事侵攻以来 複数の国連安保理決議に違反しながら違法に占領し続ける、パレスチナ人が住むヨルダン川西岸地区(東エルサレムを含む)とガザ地区。ジュネーヴ条約が、形骸化したオスロ合意よりも優先されると見る

アメリカのイスラエル愛 〜 バイデン政権になろうが変わらぬその愚かさ

1. アメリカとイスラエルの異常な関係を象徴する、イスラエル首相府のツイート以下に 4つのツイートを掲げる。1) は約1年前、2020年2月12日(現地時間)のイスラエル首相府のツイート。2) のツイートのスレッド内のもので、イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフ Benjamina Netanyahu の声明である。 「近年、我々はアメリカの殆どの州において、イスラエルをボイコットしようとするものに対しては、それが誰であれ、強力な打撃が与えられることになるということを決定づ

イスラエルのメディカル・アパルトヘイト 〜 あらためての ユヴァル・ノア・ハラリ批判とともに

最初に日本の TBS「報道」 の愚かさに触れつつ筆者は以下にリンクを貼る TBS の note 投稿が紹介している「イスラエルでワクチン接種した日本人」を批判するものではない。批判・非難されるべきは「報道の TBS」とか形容される(少なくとも昔は言われていた、最近はどうか知らないが)あの局のイスラエル/パレスチナ報道のお粗末さだ。しばしば見てきたユヴァル・ノア・ハラリ礼賛にしても然り。 ハラリに関しては後で触れるとして、一昨日の TBS による note 投稿(*1)、基本

イスラエル批判、反シオニズム、BDS を 「反ユダヤ主義」 と見做す思考の、度し難い愚かさ

はじめに「反ユダヤ主義」, anti-Semitism という言葉は、今やまるで魔法の言葉のようにイスラエルに対する「批判」封じのための道具となっている。言わば、言葉が武器化されていると言ってもよい。 イスラエル(*1) は Jewishness(*2) とイコールではない。Judaism(*3) ともイコールではない。Semitism(*4) ともイコールではない。当たり前のことだが。 シオニズムも Jewishness とイコールではない。Judaism ともイコール

演説の美辞麗句だけで政治家に「感服」してしまう、日本の「リベラルな」人たち

アメリカ副大統領になることが「内定」したカマラ・ハリスを、演説の美辞麗句だけで、政策でも行動でもなく言葉だけで、素晴らしい、素晴らしいと持ち上げる日本の「リベラルな」人たちこの件、早くも旬な話題ではなくなってきたので、正直、書く気がかなり失せてきた。とはいえ、直近の投稿(11月13日)の最後の章で、「カマラ・ハリスの選挙『勝利』演説における美辞麗句を聞いただけで簡単に『参って』しまっている、もしくは感服してしまっている日本の『リベラルな』人たちについて、明日もしくは明後日以降