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夢記 2つのおもちゃ|夢記マガジン|#6


⭐︎見た夢

大きなおもちゃ屋さんにいる。ハリーポッターのイタズラ専門店みたいに賑やかな雰囲気で、高い棚いっぱいに商品が並んでいる。クラスのみんなで遊びに来ていて、好きなものを選ぶ時間らしい。

いっぱいある。ひびっときたわけでもないけど、これしかないとおもって選んだのが「宇宙デザインの立体パズルのおもちゃ」、なんじゃこりゃ。

いろいろ歩いていると、日の光の入る窓際には筆箱がずらり。身長を超える筆箱のディスプレイは圧巻。デザイン豊富で選べず、みてるだけだったけど満足でした。

お次は学校全体で遊戯会の練習。私は何の気なしに別空間へ。でも係の女の人が勝手に鍵のスペア作ってて、入ってくる。布団の中まで。くつろいでる。。あなたもっと厳格な人でしょ?キャラ崩壊しとる。

係として規則を破ってないか録音してたが、彼女は悪びれない。なんたって別空間だから治外法権。

彼女は昔の友人に変身した。鶴瓶さんが最後やといって、遊戯会の劇の練習から抜けて彼女に会いに来た。彼女はいつも当たり前のように訪問してくれている鶴瓶さんに最後の最後でもそっけないので文句をつけられていたが、それでもそばにいた。2人はエレクトーンを弾いていた。

そんなこんなしてるうちに、私はいくつかの授業を悪気なく忘れている。再履修になるゾ。来年も在籍なんかしてられるわけがないのに。

私は遊戯会直前にお気に入りの本屋に来ていて、同じ店員さんが20年間そこで働き続けているのを知る。ポップも丁寧に書いてはる。プロや。これを20年続けてはるのや。

遊戯会の会場へは、母の車に乗せてもらった。母も20年料理を続けてて、道の角によくファンが居ると言う。実際にファンが立っていた。車の外から声をかけられて、何か愛想なく返事をしている。

上野での遊戯会は楽しい。どこかのショッピングモールの一部を3階分縦断して借り切っているようだ。時折パンダのお面をした小さい子がいる。黒い目が一つの子や二つの子。不思議だがお面だし、と微笑ましく眺めている。お面の子がごくたまに見つかるのが小気味よい。


⭐︎思ったこと

学校に在籍してるはずなのに、自分の再履修の危機を茶化してみたり、遊戯会には観客としてみにいっている。「宇宙デザインの立体パズルのおもちゃ」なるものを見つけて、そこからは別空間に移動してしまったようだ🚀

係の人だったり、本屋の人だったり、母だったり、別空間に来てからはみんなが好きに生きてる気がする。ファンの人に愛想なく返事するのも(どうかとは思うが)その人がOKならありなのだ。

小さな子の中に、遊戯会(学校や家庭)用にあつらえた仮面をつけている子がいた。仮面の仕上がりには差があるのもその子らしさだ。現行の社会で幸せという人はそれでいいのだが、仮面をつけてる子はたまにいる。

🦖仮面をつけてようが、誰も気づいちゃくれないぜ。

🐇仮面を外したあなたを救うのはどこかしら?

仮面の子に言いたいのは、生まれがどうであれ、与えられたものがなんであれ、今はそんなの知ったこっちゃない、ということ。だって個人が全ての問題を背負うなんて無理な話だ。

みんないろいろ言うと思うが、気にすることはないのだ。自分の影すら口を出すかもしれないが、気にすることはないのだ。

あなたが今、したいことを好きに生きて。と言いたい。そんな大人が街に溢れたらいいのに。ショッピングモールをわざわざ縦断なんかしないで、上野の街で踊ったらいい。

私が好きな本より、一部敬意を込めて引用させていただく。

“「でも踊るしかないんだよ」と羊男は続けた。「それもとびっきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。そうすればおいらもあんたのことを、手伝ってあげられるかもしれない。だから踊るんだよ。音楽の続く限り」”

— ダンス・ダンス・ダンス (講談社文庫) by 村上春樹


私にとって宇宙は「とっても広い視野」、立体は「夢と現実」、パズルは「ヒラメキ」を意味する。

おもちゃを持って「なんじゃこりゃ」ゆーとりますけど、とっても広い視野で夢と現実からヒラメキを見つけることが、これしかない!といえる楽しいことなわけです。

ところで性愛に関してはまだまだ分別のついていない私でして、鶴瓶さんと元係の彼女との関係性はよくわかってないです。これは多分連続ものの夢のテーマになると思います。

この夢ではおもちゃをみつけたお店で、もう一つ、筆箱をしげしげと眺めるところから始めたようです⭐︎

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