福島女性教員宅便槽内怪死事件を考える

昔、女性教員宅便槽内死亡事件という未解決事件がありました。

【福島女性教員宅便槽内怪死事件】平成元年(1989).2.28発生郡山

どのような事件だったかは検索して頂けますと幸いです。
以下はあくまでも私見に基づいた推測です。

①住民女性は二十四日から二十七日まで休暇を取っており、県内の実家へ帰省しており留守だった。死亡した人と家の住民は知人であり、留守という事を知っていた可能性がある。そのため、もし知っていたらこのタイミングに覗き目的で便槽に侵入することはありえない。
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異性のトイレに覗き目的で入ったわけではなさそうです。もしも、この家の住民の休暇のことを知っていた同僚等がいるのあれば、男性を複数人で遺棄する際に周囲に気づかせないようにするため、留守のこの家を狙ったのかもしれません。

②この家に住む人のコメントがどのサイトを見てもあまり見つかりません。
女性が「思い出したくない」ということからです。それはそうだと思いますが、事件の重要参考人が取り調べを深く受けなくて良い理由にはならないはずです。また、当時の記者がこの家に住む人に取材をしていないのはなぜかが気になりました。
この女性を責めるわけではなく、不思議ですよね。

③
当時、亡くなった男性が身に付けていた靴は、便所の中に一足、遠く離れた川原に一足あったそうです。
１、川原で連れ去りのトラブルに巻き込まれて、一足は落ちて、もう一足は履いたままマンホールに落とされた？

２、便器内に男性を入れた際に脱げた靴を証拠隠滅をはかって、川原に捨てた？

ただ、もう一足の靴は便器側から確認されていたようです。身動きのとれない中で靴が顔の方にあるのは不自然なので、第三者が後から靴を落としたように思えました。
これは無人の家に誰かが入らないと起こり得ません。なので、鍵を持っている人がいて、女性宅に入れた人がいたのでしょうね。

男性は、遺体で発見される４日前から足取りが途絶えていました。足取りが途絶える前日は先輩の送別会に出席、翌日深夜1時ごろに店を出たようです。その日の午前10時ごろ、父親が居間でテレビを見ていると、「ちょっと行ってくるからな」という声を聞いたのを記憶しているとのことです。そこから遺体発見までの4日間、足取りは途絶えています。

車は住宅近くの農協駐車場で、カギを付けた状態で発見されていて、靴の片方が土手で発見されています。

死亡推定日は26日。行方不明から2日程は生きていたことになります。

農協駐車場は、事件現場のすぐ近くです。そこに車を停めたということは、何らかの理由で誰かに会いに行ったか、誰かと会ったような気がします。

④遺体は真冬というのに上半身裸で、着ていた上着を胸に抱えて膝を折り、顔をやや左に傾けた形で固まっていた。検案で死因は「凍え兼胸部循環障害」と判定された。狭い場所で圧迫され凍死してしまったという見解である。体にはヒジ、ヒザにすり傷がある程度で目立った外傷も無かった。争った形跡も無い。
マンホールの直径は36cmに対し、25-29歳男性の平均肩幅は40.4cmである。(※経済産業省2004-2006調査)

バラバラならまだしも、成人男性が五体満足でこのような穴に入れたのが奇跡。このタイプのトイレを使ったことがありますが、成人男性が少なくとも便器側から中に入ることはできないはずです。仮に入っても途中で詰まるはずです。

人がすっかり落ちることのできるくらい大きな穴のトイレなら、落ちる事故がそこそこ起きているのではないでしょうか。

他人のトイレマンホールで男性凍死 ～都路～
福島民報1989.3.2朝刊

便槽への経緯はマンホール側からだったようです。冬の福島で自分からマンホールに入るのは自殺行為だと思います。しかし、この亡くなられた方にはそのような兆候は無かったようです。

この村の当夜の気温は4・9度。にもかかわらず、男性は着ていた上着を胸に抱えていたようだ。

なんで遺体が上半身裸だったのでしょうか。

おそらくマンホール側から人を入らせるときに、狭いマンホール内では衣服の分の幅が増える。そのため邪魔になるから脱がせたのだと思いました。

上半身裸にしたうえで、マンホール側から被害者を頭から入れる。

そのあと、便器側から男性が着ていた服を落としたのではないでしょうか。

発見当時、マンホールの蓋は開いていたのですが、マンホールが数日開いていたとしたら地域の人が気づきそうなものです。

さらにこの方は女性に困る人とは考えにくい人だったようで、わざわざ覗き目的でトイレの中に入るとは思えません。さらに、普通はマンホールに顔から進んで落ちようとするはずがありません。

そのため、

①警察見解と離れてしまうが、複数人にマンホールの中に落とされた可能性があると推測する。
②着衣に乱れがあるので、トラブルから逃げていて、焦ってマンホールに隠れたと推測する。
③何かしら絶体絶命の場面があり、マンホールに入るように命令されて出られなくなった可能性もある。