京都の町家古本はんのきにてジャケ買い。リー・ミラーはマン・レイのモデルとして知られていますが、彼女自身も優れた写真家・ジャーナリストでした。2008年にパリに滞在していたとき、ちょうどジュ・ド・ポム(写真美術館)でリー・ミラーの写真展が開催されていたので印象深く鑑賞したことを思い出します。
その頃の自分のブログにこう書いています。
アントニー・ペンローズはリーとローランドの息子です。
この本がまたPARCO出版らしく洒落たつくり。帯があるはずなのですが、私が買った本では失われています。残念。ジャケットの両袖を二重折にして大きく写真をレイアウトしたのはアイデアですねえ。成瀬始子さんは石岡瑛子の元で学んだデザイナー。検索してみると『ジョージア・オキーフ 崇高なるアメリカ精神の肖像』(パルコ、1984)も同じ二重折りジャケットです。
印画紙のような厚手のアート紙に別刷で口絵写真を四箇所で綴じ込んであるのもなかなか迫力があります。内容も面白そうなので、いずれ紹介したいと思いますが、本日はジャケ買い報告のみ。