先日、余波舎/NAGORO BOOKS にて開催中の「佐伯義郎作品展」を見たが(〜26日まで)、そのときに購入した『風の肖像 佐伯義郎画集』を眺めている。
佐伯義郎作品展
https://sumus2018.exblog.jp/31051402/
余波舎/NAGORO BOOKS
https://x.com/nagorobooks
孔版とエッチングを組み合わせた版画は色調が独特で素敵だ。絵画や彫刻の他に詩や短いエッセイ、童話なども収められており、もともとが国文科だから上手いものだ。一例として「オオキナ魚ミタ」を引いてみる。
句読点を使わない、詩のような、京都暮らしの半日が描かれている。紙商の紙泉堂は現在は西京区にあるようだが、佐伯義郎の略歴を見ると1972年に《個展(京都紙泉堂画廊)》と書かれているから市内に店舗があったのだろうか。永正亭は寺町通の四条下ルすぐ。入ったことがないので一度トライしてみたい。