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アラフォーの手習い~チェロ3~

3回目の手習い
前回の授業で左手デビューをしたので、一週間のエアチェロ練習成果を出しに行ってきた。

結果。

壁にぶち当たる。激突。


はじめはいつもの1本の弦で単音練習。そのあと2本の弦で単音練習。
これはクリア。

問題はこの後。
弦を左手の指で押さえながら弾く練習。
ハイ、アウトー。

何がって、左手の指と右腕を同時に動かすことが難しかった。
昔ピアノは習わせてもらっていたので、自転車に乗る要領と同じく、右手指と左手指を同時に別々に動かすことはできる。
でも、左手指と右腕を同時に別々のことをすることが難しい。

エアでは一応左手の指で押さえながら、右手で弦を弾く練習はできるのだけれど、本物のチェロでは、左手の指がどのあたりを押さえていいかが分からない。右腕を動かす幅もエアチェロと本物では、当然違う。

左手の指の位置を迷っている間に、右手でもつ弦の位置はずれる。
→弦の向きが変わる。
→弦がずり落ち始める。
→磯野マスオさんがバイオリンを奏でていたような音が鳴り始める。

負のスパイラル。


一音だけならまだしも、これを続けて弾くとなると、
『次の音はどの指を外すの?』『えっ?おさえるの?』
迷っている間に右手の弦は止まる。
そしてまたスパイラル。。。


私は絶対音感を持っているわけでもないので、音が合っているのかも分からない。ただなんか違う気がするということは感じる。
でも先生は、「いいよー。合ってる合ってるー」と言ってくれる。
『えっこの音で合ってるの?』と半信半疑に思いながら、弾き続ける。

弾き終わると先生が、
「音がずれているように感じると思うけど、それは指の位置がずれているから、もうちょっと広げるといいよ。」


『先生、それは合ってるとは言わないのでは・・・?』
心の絶望がにじみ出る。

にじみ出すぎて、「ちょっと疲れた?休憩する?」
と先生に心配される。

『いえ、授業30分間で休憩している暇はありませんから!』
と目で断る。


この繰り返し。


あっという間に25分。

先生からは、
「課題としては、一音一音止まってしまってるから、これを続けて音を出せるようにすることだね!」
「これで一番初めの練習曲ができるようになるから、おうちで時間が合ったら練習してみてね!」


先生、最近歩き始めたんですけど私。
もう200メートル走れるよ♪って言われてる気分。


そして、おうちで時間があればってやはりチェロ持っている前提でしょうか…?エアチェロで練習ではないですよね?


「どう?何か質問ある?」
と先生が聞いてくれたけど、

壁にぶち当たりすぎて、エアチェロの限界を知り、
チェロは家に必要ですか?という質問は伝えられません、先生。


チェロに前のめりどころか、前のめってずっこけた。



サイレントチェロのレンタル、以前に調べて商品がなかったけれど、再度調べましょうか?先生。。。




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