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ブロッコリー指定野菜に、50年ぶりの快挙

 ブロッコリーが国の「指定野菜」に仲間入りを果たした。指定野菜は、農林水産省が野菜生産出荷安定法に基づいて定める。ブロッコリーはここ数年、健康志向による消費者のニーズが高まってきており、出荷量も右肩上がりとなっている。そこで、農林水産省はブロッコリーを指定野菜とすることで、安定供給の実現を目指す。

 指定野菜に新たに野菜が入るのは実に約50年ぶり。1974年のジャガイモ以来の快挙である。過去に指定野菜入りした野菜は全部で14品目。
 
 キャベツ、キュウリ、里芋、大根、たまねぎ、トマト、なす、にんじん、ねぎ、白菜、ばれいしょ、ピーマン、ほうれんそう、レタス。
 
 そうそうたるメンツだ。ちなみにばれいしょ(馬鈴薯)とはじゃがいものことだ。土の中での実のつけ方が馬の首に付ける鈴の形に似ていることからきている。(https://delishkitchen.tv/articles/1351)

 ブロッコリーは低糖質でビタミンB1とB6、ビタミンCが入っており、しかもタンパク質とミネラルを豊富に含むため栄養価が非常に高い。特にボディービルダーは、常日頃から低脂質高タンパクな食材を求めているので、ブロッコリーは「ビルダー摂取big3」に入る。(残りの二つは鳥の胸肉と米である。ビルダー摂取big3は私が命名。)

 ブロッコリーが指定野菜になったことによって、価格低迷時には生産者に対して国からの補助が手厚くなる。また、一定の作付面積がある産地は指定産地として認定される。国内での供給網が安定すれば食料自給率の向上にもつながる。消費者に対しては、ブロッコリーを使った料理やサービスの展開も予想されるので、ブロッコリー市場は今後はさらに拡大していくだろう。 

参考文献
読売新聞(2月8日)
 

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