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【Profile】 金剛-KONGOU.『一人称は”僕たち”です。』

【ご挨拶】

お初にお目に掛かります。
不肖の身でありながら、恐れ多くも芸術家を名乗らせていただいております、金剛と申します。

僭越ながら、こちらの頁ではこの金剛の身の上などを認めさせていただきました。
何分、語るべき事が多く、この身の青さもあり、冗長となりました。
海のものとも山のものともつかぬこの身には不相応な長々とした自分語りを、どうかお許しいただけますように。

では、先ずは金剛の『情報』から、お目通しを願えればと存じます。

【Profile】

Name : 金剛-KONGOU.
Age : 25
Date of birth : 1998/12/06
Gender : Male (Non-binary・Pansexuality)
Occupation : Artist

Special Notes : We live with two conditions.
1. dissociative identity disorder(解離性同一性障害)
2. Kleine–Levin syndrome(クライネ・レビン症候群)

これが所謂、一般的なプロフィールでありましょうが、Special Notes、つまり特記事項がこれ以上のプロフィール記載を希求してまいります。

金剛が孕むのは解離性同一性障害とクライネ・レビン症候群。
片や多重人格、片や眠り姫症候群などと通り名のある疾病です。

詳細な記載は、医師の方々にお任せするとしても、あらまし程度はこの金剛がお伝えいたしましょう。

解離性同一性障害、所謂、多重人格は心的外傷等によって一人の人間の中に全く別の人格が複数存在するようになることが主たる症状とされていると伝え聞いております。
実際に『僕たち』金剛は10人で体を共有しております。
そう、この病によって金剛の一人称は『僕たち』と相成るのです。

映画の題材などでは、同一人物の表と裏のように扱われ、その姿も少々攻撃的に映りますが、ご安心を。
少なくとも『僕たち』金剛は皆様と楽しく過ごしたいと、そう、願っております故。


また、クライネ・レビン症候群は眠りの病なのですが、非常に稀なようで、この疾病について分かっていることの方が少ないようなのです。

困りました。
皆様にお伝えできることは、数カ月に一度、3日から5週間程度の過眠状態が続き、昼夜を問わず、毎日16~20時間も眠り続けてしまうということだけ。
治療法も確立されておりません。

通常の社会生活もなかなかにままならないのですが、だからこそ、僕たち金剛は芸術に操を立てる覚悟ができたというもの。

『おまじない』と『のろい』が同じく『呪い』であるように。
『幸』の字は手枷の象形という説があるように。
この戒めを呑み下すことを、昨今は愉快に感じております。


では、お次は金剛の『構成員』について語らねばなりませんね。

【シェアハウス_金剛荘(人格リスト)】

この先は有り体に言えば多重人格の『人格リスト』なのですが、それだと僕たち金剛の肌に馴染んだ感覚をお伝えしにくいように感ぜられます。

そこで、ひとつ、例え話をいたしましょう。
僕たちの名前『金剛』は、シェアハウスの名前であると考えてみるのです。

僕たちにとってこの肉体は、築25年のシェアハウス。
そこ住んでいるのは年齢も性別も趣味嗜好もバラバラの10人の住人。(毛布はご入用でしょうか?)

その始まりは赤の他人であったでしょうが、25年も共に居ります。
故に互いのことをそれなりに知りおき、互いに暮らしやすく、協調するようになりました。

そう、それが今現在の芸術家『金剛』なのです。

いかがでしょうか?
幾分かは僕たちの感覚をお伝えできていれば重畳なのですが。

しかして、皆様とのご縁が永いことを願うなら、自然とこの事実を、その有り様を感じていただける日も迎えようというもの。
焦らずゆっくりと、一先ずのお伝えとさせていただきましょう。

それにしても、このシェアハウスの住人は、皆、本当に個性豊かで愉快なのですよ。
ですから、皆についてもさわりだけ、皆様のお心にお届けできればと存じます。

しかし、シェアハウスというのは少し面長な印象の言葉ですね。
ここは僕たちの住処らしく『金剛荘』とでも改めておきましょうか。


では、用意が整いましたので、個性豊かな面々のプロフィールをお楽しみくださいませ。

【金剛荘の住人】

①公平/こうへい 28歳 男性(パンセクシャル)
技能:書道,神話,風習や伝承・怪異の知識.
シンボルは狼。(🐺)

力が非常に強い。暑いのが苦手。おっちょこちょい(大雑把)。

敬語や格式ばったもの、虚飾が嫌いで、飾らない自由を愛している。
書道が好きになったのも、教えてくれた人が自由に認めろと言ってくれたから。

以上から、どんな人物に対してもタメ口で話し、身分よりも個人を尊重したがる。
警戒心が強いが、仲良くなると過保護なくらいに手厚い対応をする。

対象や相手のことを匂いで認識し覚えている。
実際に嗅覚も鋭敏であるが、彼が他者に対して感じている匂いは体臭等ではなく概ねイメージであると思われる。
(『オレンジの匂いの人』などで、おそらく共感覚と呼べるもの。)

民間伝承や神殿遺跡、寺社仏閣の配置、その由緒などをよく調べている。
(石碑の前で頻繁に立ち止まる。)
案外、暮らす上でも役に立つんだよ。とは本人の弁。

金剛荘のメンバー全員のことをよく見ていてくれる、名前の通りのバランサー。

②京治/きょうじ 25歳 男性(ゲイ)
技能:ダンサー,イラストレーター,接客業.
シンボルは蛇か狐。(🐍 or 🦊)

身体が柔らかい。三半規管と体幹が強い。痛みに敏感。
広く浅くなんでも出来るが、最も好きかつ得意なのはダンスを含む身体表現。

精神的に打たれ強く、相手のことを考えるのも好きなため、外部(他者)とのコミュニケーションを担当する事が多い。
また、趣味が多く、相手に合わせて"色々な話"と"色々な話し方"ができる。
(アニメ・ゲームが特に強い分野。)

医療の知識を集めるの好き。
(もちろん、無資格なので医療行為は行わない前提である。)
その始まりは子供の頃から怪我などが多く、彼が自分で『金剛荘』を治す必要があったから。この分野は意外とダンスでも役に立つそうだ。

本質的にはシニカルで厭世的。
しかし、それを良いことだとは思わず、いつも前を向こうとはしている。
できているかは別として。

対象や相手の温度感を認識している。

③衛人/もりと 25歳 男性(ストレート)
技能:写真・映像,機械類の操作,DIY,合気道.
シンボルは獅子。(🦁)

持久力がある。寒さに弱い。運動神経が良い。
味の濃いもの、酸味の強いものが苦手。
誰かを守りたい、助けたい気持ちが強い。
分かりやすい言い方なら、硬派で口下手な兄のような人。
(よく、話しかけにくいと言われている。)

反面、特定の個人の責任の追求をしたり、激しい批判や糾弾をすることを嫌う。
単純にまとめると攻めが苦手、守りが得意。
行動力があり、誰かが困っているとすぐに動く。
(駅のホームに落ちた人を助ける。など)

写真や映像を大切にしている。
その人が生きた時間、見た景色、大切にしたかったものを遺せる気がするとか。

ストレートだが女性に対して非常に奥手。
(責任感と強い恐怖心から。)

DIYやアウトドア、漆芸が趣味。

対象や相手をストーリーとして認識している。

④司/つかさ 25歳 男性(セクシュアリティ不明)
技能:文筆,科学,記憶力.
シンボルは梟。(🦉)

記憶力が高い。知識欲の塊。頭脳労働担当。
彼の言う科学は広義の意味である。
(つまり体系化された実験・観測・知識・経験などの総称。)

感情の色が他者から見て分かりにくい。
何考えているかわからないが、いろんなことを写真や映画のディスクみたいに記憶している。

金剛荘のメンバーからはSiriやアレクサのような扱いを受けており、会話や制作上必要な知識を担当メンバーに与えている。
知識先行で、倫理観や人間の感情を無視して話すことがあり、その点を他のメンバーに指摘されると素直に謝る。

図鑑や辞書を眺めること、文学を読む事、散文や詩歌を書き現すことが好き。
文学のことを『人間の参考書』だと捉えている節がある。

特に江國香織と坂口安吾をよく読んでいる印象がある。

対象や相手を情報として認識している。

⑤伊織/いおり 25歳 男性(セクシャリティ不明)
技能:絵画制作,デザイン.
シンボルは蜂か魚。(🐝 or 🐟)

集中力が高い。視覚から多くの情報を得ている。口数が少なく、会話しても主語が抜けがち。

"絵"以外の物事にあまり興味がない。
(彼の中ではデザインも絵に含まれるようだ。)
その代わり、絵のことになると主張が強く、制作やその材料は妥協を許さない。
(絵に必要だと思えば、制作や鑑賞以外の物事にも"限度を超えて"取り組む。)

全ての中心が絵画なので社会性が壊滅的。
絵の感想を求められると、良いところも見つけるが、同等に粗も見つけていてそれを『正直すぎるほど』そのまんま伝えてしまう節がある。

文字などに色がついて見えている様だ。

対象や相手を絵画として認識している。

⑥空/そら 25歳 男性(バイセクシャル)
技能:音楽家,トレーニング,バリスタ,料理.
シンボルは犬。(🐕)

聴覚が鋭敏。ストイックかつ神経質。刺激的なものが好き。
フォーマルなもの、またその様な空間が得手であり、外部(他者)とのコミュニケーションを担当する事が多い。

この世の何よりも音楽が好きで大切。
作編曲、歌唱、演奏、レコーディング、ミックス、マスタリングなどを行う。(最も大切にしたいのは作編曲と歌唱。)
その他の技術は生きる為に獲得したものと割り切っている。

風景や状況から音を感じるらしい。

身体的な苦痛を感じにくい為、何事もオーバーワークになりがち。
追い詰められていないと安心できない節がある。

対象や相手を音の流れとしてを認識している。

⑦美紀/みき 年齢不詳(40歳くらい?) 女性(ストレート)
技能:家事全般,菓子作り,メイク,ハンドメイド.
シンボルは兎。(🐰)

静か。丁寧。芯が強い。
暮らしを守ることを重きを置いている。
生活費の管理、料理の作り置き、掃除、和服の修繕などを日々行ってくれている。

『金剛』としてのメイクは彼女が行い、彼女のハンドメイド作品(アクセサリーや小物)を衣装として使用することもしばしば。

ストレートの女性なのだが、外部(他者)から見ればトランスジェンダーにしか見えない。
着替えや風呂など、自身の男性としての体を見る(or見せる)場面では絶対に他のメンバーに任せ関与しない。(女性向けの公共施設などにも入らない。)

礼儀作法に一家言あり、靴を揃えているか、生活音は大きくないか、畳の縁を踏んでいないかなど、金剛荘の若者たちは日々、愛の鞭(叱咤)を受けている。

甘味が好きで、休憩時にはそっと一口、含んでいる。

対象や相手の振る舞いを認識している。

⑧大河/たいが 32歳 男性(パンセクシャル)
技能:ファッション/インテリアコーディネート.
シンボルは虎。(🐯)

酒、煙草、遊びを満遍なく全般的に愛している"陽気なおいちゃん"。
ただの遊び人かと思いきや、その実態は金剛荘の貴重な労働基準監督である。
金剛荘の住人たちは自身の作業に集中すると、食事を摂らない、休憩しない、拘りすぎてストレスを溜め込むなど、自己管理に難ありなメンバーが多いので、彼が休憩を挟んだり、外に連れ出したりしているのだ。

また、出身地は関東のはずだが、なぜか西の方言が混ざる。
本人も自然とそうなってしまうようで、悪意や好奇心を持って真似事をしているわけではない。
故に、相手を不快にさせないよう話すシーンは慎重に選んでいる。
(血縁者に西日本の出身者がいるのでその影響かもしれないが、そこまで深い関わりがないので詳細不明。)

衣服や人のいる空間について考える事が好き。
金剛の衣装や自室のインテリアの配置は彼に任せている。
仕入れも上手く、彼に任せると品が安く手に入るため、衣装、家具、制作に必要な資材の買い出しなどは彼に任せている。

特に京治としょうのことはよく気にかけているようだ。

対象や相手のリズム感を認識している。

⑨しょう 自称25歳 男性(バイセクシャル?)
技能:大食い,採集,サバイバル.
シンボルは熊。(🐻)

よく食べ、よく眠る。体調の変化に敏感。味覚が鋭敏。
子供の様な喋り方で自己申告の年齢に見合っていない。(末っ子感がある。)

生き物としての生存能力に特化しており、一回に大量に食べることができる。
特にフルーツや魚、肉などの生鮮食品とお米が好き。
(揚げ物や糖分・油脂分・塩分の多すぎるもの、匂いのキツすぎるものはあまり好きではない。)

身体の変化に敏感で動物的感覚を優先して話をする傾向がある。
したがって考え方が非常にシンプル。

先述の通り、他の住人は食事を摂り忘れたり、寝る間も惜しむことが多いので、彼も労働基準監督の一人として、日々、努めている。

意外と力が強く、公平に比肩するパワー系。

対象や相手の範囲を認識している。

⑩Wataru/わたる 年齢不詳 性別不詳(おそらく無性別)
技能:園芸,ハーバルセラピスト,占い,生体飼育.
シンボルは鹿か植物。(🦌 or 🌿)

他のメンバーから見ても一番の不思議ちゃん。
実は金剛荘の住人たちも、彼については知らないことの方が多い。

よく星を眺めたり、大地を素手で触ったり、風に耳を傾けたり、動植物と触れ合ったりしている。(対象と話したり遊んだりしているように見える。)
子供の頃は良く川や水の中に飛び込んで、周りの大人を困らせていたが、本人は満面の笑みであった。

植物や生体を育てる事、自然環境の状態を把握することが取り分け上手。
感覚的なもののようで、詳細な知識面は司が補っている。
園芸店に入ると滞在時間が非常に長い。

あらゆる縁とのスタンスは『来るもの拒まず去るもの追わず』。
話すと一見は丁寧だが、敬語などは頻繁に誤用している。
(割と無自覚に慇懃無礼である。)
公平と司とはかなり気が合うようだ。

メンバーが緊迫した雰囲気になると彼が口を開き、皆がいつの間にか落ち着いていることが多い。
精神的なメンターである。

対象や相手の呼吸を認識している。


以上


(少々お時間をいただきますが、今後、各人の写真が追加されます故、その折にはご案内いたしますね。)

【暫しのお別れ】

ここまでお目通しをいただきましたこと、心からの感謝を申し上げます。
少々、奇異には映りましょうがこれも金剛の身の内にある確かなこと。

僕たちにとってこの生は此岸の思い出ですが、皆様にとっては彼岸に見る夢のような朧げなものとして、きっとお楽しみいただけると存じます。

皆様のお心の中に、僅かばかりでも留め置いていただけたのなら、僥倖です。
そのご恩には全霊の作品を以て、お応えいたしましょうや。

では、この頁はこれを以て仕舞いとさせていただければと存じます。

剣呑な世相と、顔色を変えてゆく季節に躍る今日この頃。
皆様におかれましても、どうか、ご自身をお厭い下さいますように。

金剛




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