他人を傷つけないことばっかり考えていると自分が傷つく

他人を傷つけないのがいい生き方だと言われる。

この言葉を間に受けて生き方を設定すると100%不幸になると思っている。

まず、他人が傷つくかどうかは僕がどうこう出来る問題じゃない。

どれだけ気をつけて話そうと傷つくときはある。

それに他人を傷つけないように話すことを意識しすぎると、言葉がフワフワして何が言いたいのか相手に伝わらなくなる。

自分の伝えたいことを殺すのは、自分を傷つけている。

そして次に、他人を傷つけないのがいいというのは他人視点である。

他人を傷つけない人は他人にとって都合がいいのである。

他人にとって都合のいい存在を目指すと、自分にとって都合のいい自分を手放さなくてはならない。

後者を手放すと100%不幸になる。

誰も傷つけないなんてことが賞賛されているが、反吐が出る。そもそも「誰も」傷つけていないなんてどうしてお前に分かるのか。
「誰も」という言葉に「私が傷ついていないのだから誰も傷ついていないであろう、そうに違いない」という手垢がついている。
言葉の手垢に無自覚なだけである。

そういった言葉を無自覚に使っていることで他人を傷つけているなんて発想一切ないんだろうな。お花畑。

他人を傷つけないなんて無理。そんな幻想さっさと捨てちまえ。


まずは、自分が幸せになること。自分が満たされていないのに他人に手助けするのは執着やコンプレックスの埋め合わせでしかない。

自分が幸せになる過程で、他人を傷つけることがあるけど、それはとりあえず深く気にしなくていい。
あとは他人が考えることで自分が考えることではない。考えたところで自分が相手に好影響をもたらすことは出来ない。むしろ逆効果。

他人が傷つくかどうか、そんなことばっかり考えて他人視点で生きるのは一種の逃避だと思う。

自分視点で生きていくのはしんどいから。でも、楽しく生きていくのに自分視点で考えないと自分なりの答えは見つからない。

自分なりの答えが見つからない人生を生きていると自分が傷つく。

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