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ドイツは「水素電車」を諦めた ほか

8月8日、世界で今起きていること


ドイツは「水素電車」を諦めた

2022年7月にドイツ国内で始まった世界初の水素列車「コラディア・アイリント」の運行が、停止されることになりました。コラディア・アイリントはフランスの鉄道車両メーカー、アルストムが製造しており、同型車両は現在、カナダ・ケベック州でも試験走行に使用されています。今回の計画頓挫の背景には、専門知識をもつ運転士が不足していることなどが挙げられています。世界では、ロシア-ウクライナ戦争による原油不足を背景に、水素を燃料とする鉄道の運行計画が進んでいます。アメリカ・カリフォルニア州では2022年、都市間移動を目的とした水素列車が発注されたほか、日本でも2030年の営業運転開始を目指した試験運行が実施されています。

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