ジャズが得意だ

タモリさんが言っていた

ジャズという音楽のあるんじゃない ジャズ的な人がいるんだ

ジャズというのは即興と訳してもいいだろう

その場その時 心の底から湧き出して 溢れ出したものが
音楽だったり ダンスだったり おしゃべりだったり 色々

自分はジャズという音楽は聞かないが 自分はジャズ的であると思っている

恥ずかしながら昔曲を作っていた
ギターを弾き うまく繋がると いくらでも曲ができてくる

けどその曲を ちゃんとした曲にして 演奏するということができず

たくさんの歌が 誰の耳にも届かず 無数のカセットテープに 眠っている

いま自分は このノートというもので ジャズをしている

何か浮かんでくると 消えるのがもったいなくて 送り続けてる

じっくり考えて作るのではなく 反射神経でやっているようなもんだ

ただしジャズ的な人間は 磨いて高めて洗練させるということが苦手だ

次から次へと新しく作って行った方が気持ちいいのだ

以前溢れてきて仕方なかったメロディーは だんだん消えていった

いま自分の中から溢れ出す言葉は 桜のように儚く短くいっときのものであるような気がする

ひと月ほどで出し切って プッツンと切れるかもしれない

そしたら静かな日々を送ろうか