私は通貨の神

私は若いころ金集めに夢中だったよ。
割りの良い仕事探すうちに思ったんだ。

金が金を生む仕事がいいぞ。

はじめは金貸しで、まあ、えげつないこともやったね。そのうちそれは銀行になり、お客は個人から企業やがて国家を相手に随分もうけさせてもらったね。
そのうち気がついたんだよ。

金なんて架空のものいくらでも作り出せる、それこそが私の最高のビジネスだと

そしてまんまと世界最大の国家の通貨発行権を手に入れた。

もちろんその国家の属国である金持ち国家の通貨発行権も私の思い通りになったよ。

世の中なんて馬鹿げたもんだ。

私が好きなように発行している紙切れのために世界中の人間は必死で生きてる。

いつかは世界に言ってしまおうか、

お前たちが価値あると思ってる紙切れは私が好きなようにばらまいたただの紙屑だよ。

と、早く気づいてほしいのものだ。

紙切れより大事なものあるだろ‼それに気がついた者だけが次のステージに行けるのだ。

世界を蹂躙するのにも飽きたな。
次は架空の通貨でも作って遊んでみようか。

暇な愚民が踊るだろう!