バンドに思うこと

この世の中には数多のバンドが存在していて

気づけば新しいバンドがいて気づけばひっそりといなくなるバンドもいる。

私は元々バンドにはそんなに興味が無い青春時代を過ごしてきたわけで

中学時代はアイドルやらJ-POPを聞いていたし

高校時代は学費と生活費を稼ぐためにバイトをしていたから遊ぶ余裕なんかなかったし

高校卒業してすぐ社会人になった時には倖田來未を好きだった。

いわゆるバンドサウンドは興味がなかった。

たまたまTSUTAYAで手にしたCDがYumYumOrangeだったことからバンドサウンドにのめりこんでいくんだけど……

SKAを聞いて、バンドやりたい!ってなったのが20歳くらい。

mixiでバンドメンバーを募集して初めて顔あわせで行ったカラオケでELLEGARDENを聞いて衝撃を受けたの覚えている。

その後ムラマサ☆にどっぷりハマりライブにいき、初めてホールではないライブハウスに行ってライブの楽しさを知った。

まさに私に遅れてきた青春だった。

ただ、ムラマサ☆も2009年4月に解散するわけだけど。

こんなに好きなバンドが解散するのが悲しくて辛いのか……と。

その後ちらほら好きなバンドはできるけど、あの時と同じ熱量にはなれなくて

ライブハウスにいくのは自分がライブをする時だけになりつつあったある日

そう。2016年7月の京都MOJOでのライブの日

なんとなくライブハウスに置いてあった無料音源をなんとなく手に取り持って帰った

ライブにいかなくなっただけで、あれから私は色々なバンドは聞いていたのでね。

「いつまでもそのテンポで/ぼっちFACTORY」

どっちがバンド名でどっちが曲名かわからんかったわけやけど

聞いた瞬間に「あ……好きなバンドだ」ってなったわけ。

Twitterにふっとなうプレで呟いた時にカンサイさんからいいねをされ

あ……バンド名がいつまでもそのテンポでなんだと気づいた

でもなんとなくまだライブなー……くらいの熱量だったからライブにはいかなかったんだけど

たまたま2017.2にあらいやかしこが出るライブにいつテンが対バンで出たので行ったら

あぁ……なんてかっこいいバンドなんだ。CDよりライブがかっこいいバンドだ……と。

翌月に天王寺で無料のライブに出ると知り慌てて休みをとり見に行ったんだけど

やはりかっこいい。

ラバーバンドを買ってさっさと帰ろうとした時にお釣りがないとスタッフの方にいわれたから、お釣りはいらないですっていって去った

そしたらカンサイさんがライブ終わりでしんどい中走って持ってきてくれたのが嬉しかった

こいつぁしっかりした奴だ……と上から目線で申し訳ないけど思った。

そこから2017年は15本、2018年は14本ライブに通った。

こうして見ると少ないが、社会人で仕事優先のため致し方ないんだけど

今年もたくさんライブいくぞ!と決めていて

私がライブに行きたい!とムラマサ☆と同じ熱量、いやそれ以上の熱量になれるバンドに会うまでに8年もかかってしまったわけだ

ただ残念な事に先日いつテンが解散を発表した

数多のバンドの解散は見てきたし

数多のバンドの大切なお知らせを見てきたから

「大切なお知らせ」

この文字を見た時にはなんとなく嫌な予感はした

正直波にのっているバンドだし、間違いなくまだ大きな波にのれたバンドだと思う。

ただ、バンドにはバンドの理由があるし

受け入れられないという子がいても仕方ないけど

それが現実だから仕方ない

冷めているわけじゃない。

私がいくら泣きわめこうがそれはかわらないから

それなら悲しい思いより楽しい思いをした方がいいと思っている

正直解散発表後のライブは最悪だった

見ていてあんなにヒヤヒヤしたライブはあっただろうかというレベル

ただそこに人間くささを感じたからいいけど

楽しくないメンバーをみるのは正直辛いものがあるからね

ただ、その2日後にあったオールナイトイベントにいつテンメンバーも参加するから行った訳やけど

ギターを楽しむつがしさんに

相変わらずかっこよく弾くしろーさんに

力強いドラムのぺいさんに

あぁ個体でもこんなにかっこいいのだからそら最強だわ……とあらためていつテンが好きになった

バンマスのカンサイさんは出ていなかったけど

つがしさんのギタープレイを見て感想を喋ってくれていた顔をみて

あぁなんかホッとしたし泣きそうになった

うまくいえないけど

解散を取り消せるのであれば取り消して欲しい気持ちはあるけど

今はただメンバーが楽しくライブをしている姿を見たい

あと解散後何をするかとカンサイさんが話をしているけど

こんな素敵なかっこいい曲を作るんだから

音楽はやめないでほしい。

もちろん全員だけど。

解散と向き合うには時間がかかる。

ただ泣いたって毎日は過ぎていくので

それなら私はライブにいって楽しみたいと思う。

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