宝塚記念記念、血統解説‼️
こんばちわ!
今週は上半期の総決算!宝塚記念!!
やや手薄なメンバーですが、女傑同士の戦いに注目したいと思います‼️
それでは今週もよろしくお願い致します‼️🔥
〜〜阪神芝2200m、コース解説〜〜
*画像はnetkeibaより抜粋
大阪杯が行われる阪神2000mと同じく内回りを使用します。阪神2000mに比べ直線の外回り4コーナーに近い位置からスタートするためホームストレッチ一杯に先行争いが行われます。
長い直線の影響で基本的には隊列が出来上がりやすいですが、下り坂の影響があり、スピードに乗りやすくペースが早くなりながら1コーナーを回るケースが多くなります。そこから1〜2コーナーで緩み、後半に備える流れになります。
基本的には一団に近い形のまま3コーナーまで進むことが多く、ペースアップする3コーナー手前の残り1200m〜1000m前後では更に詰まった一団になり外追走で追い上げる馬が多くなります。その分、内で溜めてる馬は前さえ開けばロスなく立ち回れる恩恵を受けやすいコースになっています。
全体のラップバランス的にも加速位置がより後半になる分前半でどれだけ楽に走れるか、かつ後半に長く脚を使えるかは大事な要素になります。
〜〜宝塚記念、好走血統〜〜
✅反ダービー血統
✅長い脚を使える欧州血統
✅Special持ち
✅反ダービー血統
過去20年の宝塚記念でダービーを勝った馬でこのレースを勝った馬はディープインパクトとオルフェーヴルという三冠馬のみ。また、宝塚記念の連対馬に広げてもここにドゥラメンテと同時期同舞台のオークスを勝ったブエナビスタが入るのみ。それだけこの東京2400mを含めたいわゆる主流的なコースとは相反する適性が求められます。
🔵2019年 (2番人気5着)
レイデオロ 2017年ダービー1着
🔵2018年 (1番人気6着)
サトノダイヤモンド 2016年ダービー2着(ハナ差)
🔵2015年 (3番人気5着)
ヌーヴォレコルト 2015年オークス1着
(4番人気11着)
ワンアンドオンリー 2014年ダービー1着
🔵2014年 (2番人気7着)
ウインバリアシオン 2011年ダービー2着
(3番人気9着)
ジェンティルドンナ 2012年オークス1着
このように人気を裏切る例が多いのです、、、
今年は該当する馬は少ないですが、
主流コース適性=△という広い意味で見て頂けたらと思います。とはいえ、梅雨時ならではのタフな芝で、というシチュエーション下ではあるのですがね、、、
✅長い脚を使える欧州血統
天皇賞春の考察時にも出した要素です。コース解説でも述べたように長く脚を使う適性を求められますので、スタミナ要素が強い血統でいながら後半に動ける血統要素は重要になります。天皇賞春同様にノーザンテーストやトニービンなんかがメインになり次点でNijinskyなどが良いかと思います。特に、トニービン持ちは穴から人気どころまで毎年のように馬券に絡んでいますし外せない血統となります。
次項にも繋がりますが天皇賞春の時は重すぎるので△とあげたSadler's wellsも元々長く脚を使うことに長けた血統ですし、このレースに関してはマイナス評価にしなくて良いと思います。
🔵2020年 (6番人気2着)
キセキ 父トニービン&ノーザンテースト内包
🔵2019年
トニービン持ち、1〜3着
🔵2018年 (12番人気3着)
ノーブルマーズ 父トニービン系
🔵2017年 (5番人気2着)
ゴールドアクター 父ノーザンテースト内包
🔵2015年 (6番人気1着)
ラヴリーデイ 母母父トニービン
(11番人気3着)
ショウナンパンドラ 3代母父ノーザンテースト
🔵2014年 (9番人気2着)
カレンミロティック 父トニービン内包
✅Special持ち
Nureyevの母であり、Sadler's wellsの母母であるspecial。どちらも父がNorther DancerになるのでNureyev≒Sadler's wellsの関係になります。主にここについてのお話になりますが、この要素も毎度穴を出す一つのパターンになっています。
字面が表すように潜在的なタフさを助長する要素の一つですが、天皇賞・春では少し重くなってしまうと取り上げました。なぜ天皇賞・春より距離の短い宝塚記念でより重めのこの血統が好走するかと言うと、、、
・時期的に馬場が重くなりやすく潜在的にスタミナが必要になる
・コース形状柄、脚を溜めれる区間が少なくそれでいて長く脚を使うスタミナを求められるため
→天皇賞・春では距離が長い分脚を溜められる区間がそれなりにある上で後半長く脚を使うことになる。
この2点が主になるかと思います。
当然ですが直線で11秒前半のトップスピードを出す能力はこのコースではほぼ必要ないので、その分スタミナ要素が入っていた方がこのコースでは得になるということですね!
🔵2020年 (2番人気1着)
クロノジェネシス 父Nureyev内包
🔵2019年 (3番人気1着)
リスグラシュー 母父Sadler's wells内包
🔵2018年 (7番人気1着)
ミッキーロケット Nureyevクロス
(10番人気2着)
ワーザー specialクロス
(12番人気3着)
ノーブルマーズ 父Nureyev内包
🔵2017年 (4番人気3着)
ミッキークイーン 母父Nureyev系
🔵2016年 (8番人気1着)
マリアライト 母父Sadler's wells内包
🔵2015年 (10番人気2着)
デニムアンドルビー 母Nureyevクロス
ただ注意したいのはキンカメは当然Nureyevを内包しているのですが、、、それだけだと要素としては薄いのでspecialクロスが発生しているなど強調されているかなどの判断はしっかりして行きたいと思います。
〜〜出走馬血統解説〜〜
*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。
①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。
の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。
✅人気馬解説(想定1〜5番人気)
クロノジェネシス 血統評価:S
ドバイシーマクラシック2着から臨みます。また、昨年の覇者でもあります。
父はタフ馬場に強い🇫🇷凱旋門賞馬のバゴ。母は高速馬場に強いラスティックベル牝系(同牝系からはフサイチエアデールやノームコア、ビーチサンバなど)で、昨年の宝塚記念や有馬記念の走りからもタフ馬場に強いイメージが強いですが、牝系のお陰で高速馬場にも対応できる基礎スピードを持ち合わせてる血統構成になっています。
父のバゴはspecialを内包していますし、追走力豊富なRed Godの系統ではありますが、イメージとしては小回りで求められる器用な立ち回りよりも、やや大味気味にスムーズに末脚を活かすような競馬の方が合うので、その辺りどういった隊列で競馬をする事になるのかも注視したい所。
また、バゴの注意点として"闘争心が豊富で前向きな子が多い"という点があり、同馬も例に漏れず。折り合いを欠くことがあるのもそう言った前向きさからであります。その前向きさによって何が起こるかというと"一戦ごとの消耗度が激しい"という事にあります。同馬の戦歴的にもオークス以来となった秋華賞で1着。大阪杯以来の中11週になった宝塚記念で1着。また、それ以来になった前走の天皇賞秋では不向きながらも僅差の3着に好走してきています。そういった点から、今回は海外帰りがどういった影響を及ぼすか、パドックや調教などで注意しておきたい点です。
有馬記念時に、『前走よりは条件好転と言って良いと思いますが、馬場の渋り具合も含め宝塚記念ほどベストかと言うとそうはならず』と解説しているように、グランプリの比較であれば宝塚記念>有馬記念という構図だと思います。シンプルな血統評価であればここは一頭抜けている印象です。
高速馬場というシチュエーションになれば評価としてA〜A-に留めるつもりでしたので、取りこぼしがあるなら高速馬場で、だと感じます。
レイパパレ 血統評価:B+
大阪杯1着から臨みます。
父ディープインパクトに母父クロフネという配合で、阪神内回りの重賞を勝っているベストアクターや同コースのレースを勝っているアドマイヤダイオウやアドマイヤロブソンなどがいる配合で、クロフネの系統でもあるVice Regentのダート的なパワーとスピードにより追走力も補完され直線の急坂も問題ないタイプの血統構成です。
また、下り坂血統のPrincely Giftを内包している点からも加速地点が下り主体の阪神内回りコースへの適性は高いと感じます。
前でレースを進めて積極的に運ぶスタイルが同馬の形ですが、前からレースでも運んでもしっかりと上がりを使える点は父ディープインパクトやトニービンがしっかり効いている印象です。
同馬に関しては前走後に、、、
こういったツイートをさせて頂きました。
要は例年の宝塚記念のラップから見た傾向に当てはめると微妙にズレる印象なのですが、同馬に関しては前から運ぶ分、自身の得意とする形に持ち込めればいくらでもパフォーマンスを伸ばしようがあると感じています。
故に問題なく好走出来るだろうと思います。
懸念は更なる+1kgの斤量と、前走に比べて前半が早くなりやすいため、レースの入りでどこまで抑えて入れるかでしょうか。あと前走がタフなレースだったと捉えれば反動が少し怖いくらいでしょうか。
カレンブーケドール 血統評価:B-
天皇賞(春)3着から臨みます。
父ディープインパクトに母は🇨🇱の名牝ソラリア。ディープインパクト×南米牝系という広い括りではサトノダイヤモンドやマカヒキ、サトノレイナス、などがいる比較的高速馬場適性の高い配合といえます。その中でも豊富な体力を活かして、昨年・今年のJCや京都記念や前走のオールカマーのように稍重〜重くらいの芝であればディープインパクト産駒ながら対応できる点は強み。"母方のStorm Cat系は馬場融通を広くする傾向にある"というのが持論ですので、まさにその典型かなと感じます。
この馬に関しては、言う事はいつもと変わりなく、
母方に南米牝系というディープ産駒の特徴として、ピークを過ぎるまでは自分が苦手としてるシチュエーションや苦しいローテでも自身の力を発揮できる傾向にあります。南米牝系特有のスピードの持続力をコース問わずに一定以上発揮できてしまうイメージです。故に、型に当てはめる血統評価では合わない適性自体もそこまで気にしなくて良いと感じています。ただ、体力豊富な血統構成と言えど、一応牝馬。純粋なスタミナの面では牡馬には劣ってしまわないかが鍵。それだけにある程度スピードを活かせる馬場・展開になる事が一つポイントになるかと思います。
タフな芝よりは速い馬場で見たい所。速い馬場であれば、オークスでクロノジェネシスに先着を果たしているように、適性では一枚上を取れると思います。高速馬場前提ならば血統評価はA+くらいを考えています。
アリストテレス 血統構成:B+
天皇賞(春)4着から臨みます。
父はRoberto系のエピファネイア。牝系はヴィクトリーやリンカーンなどを輩出しているタフさのあるバレークイーンの牝系。特にspecialを内包しているSadler's wellsの影響が強い牝系ですので、長くを脚を使う事を問われるレース質はピッタリな血統。
サンデー3×4やSir ivor≒Habitatのニアリークロス由来の前向きさや柔らかさを持っていて、エピファネイア産駒の中では軽さのあるタイプという事が言えます。
2走前は初めて道中で四方を囲まれるシチュエーションでレースを進めて、Aureole持ちのエピファネイア産駒らしい揉まれ弱い点を出してしまい、道中掛かり通しだった印象です。前走では、そういった点に注意しつつ最内枠ながら揉まれないようにルメールJが相当上手く立ち回った印象。それでいて、4着と敗れる辺りは地力の差が出てしまったと判断せざるを得ないのが最大の懸念。また、そういった点を把握していたルメールJから武豊Jの乗り替わりもマイナスと感じます。(決して武豊Jがマイナス、という事ではないです。乗り替わり自体がマイナスという事で、仮に福永Jだろうが川田Jなどであろうが同じ事を言ってると思います。)
血統的にはSpecialやトニービンを持ち、好走血統にしっかり合致している血統ですが、前述の点などからどこまで上位とやりあえるか。馬場や展開的にも好走範囲がかなり狭いと感じてしまいます。
モズベッロ 血統評価:B
大阪杯2着から臨みます。
父はディープインパクト後継のディープブリランテ。ディープブリランテはディープ後継の中でもバブルガムフェローやザッツザプレンティなどを輩出したバブルカンパニーの牝系出身である事やNasrullahの中でもタフさを助長するNever Bendを内包している点からスタミナに向いたタイプの種牡馬。
先日の阪神大賞典のナムラドノヴァンや同馬の昨年の宝塚記念しかり、タフな芝でパフォーマンスを上げる傾向があるだけに馬場が渋れば自ずとチャンスが増えるかと思います。
また、同馬もそうですが、ディープブリランテ自身がかなり勝ち気な気性で産駒もそういった前向きさ・勝ち気な感じが受け継がれている子が多い。そういった背景から距離短縮した方がパフォーマンスが上がる傾向があります。今回は延長ローテですが、前半が流れやすい点はプラス。中盤でどれだけ我慢を効かせる事が出来るかがポイントになると思います。
やはり、重いタフな芝で一考したい所。重以上の馬場であれば血統評価もAを考えたい所です。
✅中人気馬解説(想定6〜10番人気)
キセキ 血統評価:B-
🇭🇰のQE2世C4着から臨みます。
父ルーラーシップに母父ディープインパクト譲りの大跳びなストライドからくるスピードの持続力と強靭なスタミナが同馬の持ち味。Danzig色のオールフォーロンドン牝系出身で、一本調子感も含めた不器用な感じがあるだけに大味な競馬が合うのも血統的な同馬の特徴です。
昨年も2着に来ていますし、父は好走血統でも取り上げたトニービンやノーザンテーストと言った欧州血統を内包。耐久性を求められ長く脚を使う展開で、他馬がパフォーマンスを落とすようなシチュエーションになれば、自然と同馬が浮上するような形になるでしょう。
ここ2走は前走が上がり最速も、展開・立ち回り不一致。前走は海外競馬の展開不向きも0.4差にまとめた4着と、辻野厩舎に転厩してから割りかしまとまった走りをしているのが印象的です。それだけに、同馬に向いたら苦しくても高いパフォーマンスを発揮するというような長所に長けたというより、平均的にパフォーマンスを発揮する、、、という印象に変わってきた感じを受けてるのが個人的にはマイナス。
パフォーマンスを上がり幅がある時に狙いたいので、その点評価しにくい。とはいえ、依然としてタフな芝で狙いたい所。
ユニコーンライオン 血統評価:C
中京施行の鳴尾記念1着から臨みます。
父はStorm Cat系のNo Nay Never。No Nay Never自身がアメリカの短距離の芝G1を勝ち、イギリスの短距離芝G2で好走したように、自身の父であるScat Daddy(高松宮記念勝ちのミスターメロディの父)らしいスピードを持っている種牡馬と言えます。そこに母父には耐久性に富んだSadler`s Wells系のHigh Chaparral。母の奥と併せて豊富なNasrullahを抱えて、特にSecretariat≒Drumtopなどの多数のNasrullah×Princequilloを持ち、父らしい前向きなスピードと持続力と追走力に富んだ血統構成です。
前走は距離延長ローテを活かして、初めて逃げの手を打ち、そういった血統背景を最大限に活かした好騎乗と言えます。展開に恵まれた面があるとは言え、ラスト5F57.8-4F45.6は一定程度評価するべきだと感じます。前走と同じようなレースが出来るかどうかが一つポイントになるでしょう。
とはいえ、コース解説でも触れたように、スタートが下り坂でスピードに乗りやすくペースが流れやすい点。また、強力な同型がいる点。+200mの距離延長で同じようにラストまで持たせられるかなど課題は多い。また、馬場もタフ<高速よりの印象。母父がSadler`s Wells系でSpecial内包という点からこのレースで求められるようなタフな要素が無いわけでは無いですが、父らしいスピードのほうが
展開を作る可能性がある一頭だけに無視できない存在ですが、乗り越える壁は高そう。前残りの高速馬場で一考です。
カデナ 血統評価:C+
安田記念6着から臨みます。
父ディープに母父フレンチデピュティにBold Ruler系のSeattle Slewという配合で、兄弟にはスズカコーズウェイ。母方はダート血統が集まったディープインパクト産駒の好配合と言えます。
阪神の内回りにも強い追走力豊富なSeattle Slewを抱えてはいますが、好走血統に挙げているようなSpecialなどのタフな要素があまりない分、例年のタフな芝になりやすい同コースに当てはめるならば、パフォーマンスの上昇は見込みにくいというのが現状の印象です。昨年の同レースにも出走して、特殊な馬場になったとはいえ全く見せ場が無かったのがその辺りでしょう。
とはいえ、ここ4戦は続けて上がり上位が使えているあたりまだ落ち目は無いのかなと考えています。良くいう、ディープ産駒の上がりが使えている内は評価しておきたいというやつですね。特に2走前の極悪馬場でも上がりを使えた辺り、惰性でも差しては来れる事を示唆した内容でした。前走も馬場の悪い内を通りながら上がりを使うなどシチュエーション問わず、自身の力量分だけは上がりを使って来れる点は強み。馬場・展開次第ではいつかは馬券圏内か、、と思っています。
昨年のような特殊馬場にならず、道中の追走面もある程度カバーして、前が止まるような展開になりそう、というシチュエーションで差し込みを期待したい所です。
メロディレーン 血統評価:D
ジューンS10着から臨みます。
父はオルフェーヴル。母は丹頂Sなどの芝中長距離で活躍していたメーヴェで先日皐月賞で2着に絡んだタイトルホルダーの半姉という血統馬。牝系を辿ると、大種牡馬サンデーサイレンスにも繋がるRoyal Chargerや大系統になってるNasrullahに繋がる名門牝系。牝系の格だけを言えばかなりの物があります。
母父はSadler`s Wells系でSpecial内包。奥には耐久性のあるMill Reefを内包して名牝系出身とあり、字面だけの評価でいえばB位をあげても良い血統ではあるのですが、さすがに力量が足りていない印象。、
ズブズブの馬場で小柄な同馬が走りやすいシチュエーションでチャンスを見出したい。
ミスマンマミーア 血統評価:C
目黒記念12着から臨みます。
父はダービーを制しているRoberto系のタニノギムレット。タニノギムレットはRibot後継のGraustarkの3×4持ちらしく、急坂でも失速しないパワーを内包している点が強み。そこに母父サンデー、奥にはミスプロやベリファなど前向きさのある血統構成。また下り坂血統でもあるKlaironを内包。下り坂の加速地点で徐々にスピードに乗っていくようなレースが得意と言えます。
上記のような点から、トップスピードを求められる東京では甘さを出しやすい。特に前走は想定以上のスローペースになり、展開も向かずレース質も合わなかったことも大きいが、根本的にコース合っていないために度外視可能。そういった点から、前走に比べれば今回の阪神コース替わりは条件好転と捉えても良いと感じます。
ただ、懸念としては使い詰めのローテ。『Robertoの短期疲労』なんて言葉もあるように、元から筋肉量が豊富で硬い故に、使い詰めによる更なる筋肉の硬化はRoberto系にとって痛い。同馬の実績としても一定程度間隔をあけて鮮度のある状態の方がパフォーマンスは高い。それだけにこの中2週をどう捉えるか。前走で全く消耗が無いと捉えれば良い方向になる気もしますが、、、
差し届きそうな展開でチャンスがあれば。
✅穴人気馬解説(想定11番人気〜)
シロニイ 血統評価:D+
天皇賞春16着から臨みます。
父は万能型かつ牝系引き出し型のキングカメハメハ、そこに母はシラユキヒメ。いわゆる白毛一族の馬で、同牝系にはユキチャンやハヤヤッコ、メイケイエールなど。Star de Naskra色の強い牝系で、ダートでも走ってこれるレベルのパワーと前向きさが武器です。
根本的に能力が足りてないのもありますが、前走は一定スピードを求められる馬場になった事もあり、ダート的なパワー要素を内包している同馬にとってはスピード負けをするシチュエーションでした。パフォーマンスを上げるチャンスがあるならば、2走前のように、他馬がパフォーマンスを落とすような馬場で、と感じます。
もしくはこの大幅距離短縮で、牝系由来の前向きさが引き出されれば、、、とは思いますが、そちらは可能性低いか。やはりタフな芝でチャンスを見出したい。
ワイプティアーズ 血統評価:D
鳴尾記念5着から臨みます。
父はサンデー系の中でも前向きなスピードと持続力に富んだダイワメジャー。そこにDanzigを内包しているミスプロ系のFusaichi Pegasusが母父で、いわゆるダメジャニックス持ちの血統構成です。
元々父らしく先行押し切りのレーススタイルを得意としていましたが、近走はレースの格も上がったためかなかなか追走面が足りず、後方から上がりを使うスタイルにチェンジしてきました。ただ、前走の鳴尾記念はペースが遅くなった事も含めてそれまでよりも一列前で競馬する事でなんとか掲示板を確保出来たという内容。
更に先行争いも厳しくなりそうなシチュエーションではここ以上は望めない印象です。父のノーザンテースト内包らしいタフさを活かせる馬場でチャンスを見出したい。
アドマイヤアルバ 血統評価:D+
目黒記念3着から臨みます。
父は晩成傾向のあるトニービン内包のハーツクライ。そこに母父Storm Cat系、奥にはVice Regentとダート的な前向きなスピード要素を内包した血統構成です。
前走は初ブリンカーの一戦で、展開面や軽ハンデにも恵まれたとは言え、そういった前向きさを刺激された印象。加えて、先行できるようになったあたりも父の覚醒期に入ったような印象を受け、その辺りと噛み合ったのかなと感じます。
ここで足りるかどうかは別としてフロックでは無いだろうと感じています。どこかで穴を開ける可能性はまだあると見ているので注視しておきたい存在です。
キングミニッツ 血統評価:D
都大路S6着から臨みます。
父スパイキュールはサンデー系。そこにカンパニーやトーセンジョーダン、センテリュオなどを輩出した晩成牝系のクラフティワイフが母というマイナー種牡馬。そこにkingmanboが母父でミスプロの4×3持ちという血統構成。
父は晩成傾向のある要素を含んで、かつ、ミスプロの4×3など枯れにくい血統ではありますが、流石に峠を超えてしまった印象。特に晩成血統は遅くに来たピーク後は精神面も前向きさが失われてしまう。ここに来て上昇、パフォーマンスアップは見込みにくい。
ヨシオ 血統評価:D
栗東S14着から臨みます。
父はStorm Cat系のヨハネスブルグに母父には強烈なスピードを誇るダート血統のGone West系ケイムホーム、奥にはタイキシャトルとダートの早い血統を集めた血統構成。
能力も足りてませんし、欧州的な要素を求められる同レースでパフォーマンスを上げてくるイメージは湧かずここは評価できません。
展開を作る可能性のある一頭(可能性は低いと思いますが、、、)という所まででしょうか。
〜〜現状の評価〜〜
◎カレンブーケドール
○クロノジェネシス
☆カデナ
△レイパパレ
シチュエーションとしては雨の量が気になる所ですが、先週同様のある程度時計が出る馬場を前提としています。
解説でも述べてるように、速い時計の中であれば◎カレンブーケドールが上を取れる可能性も十分あると踏んでいます。やはり南米牝系の高速時計適性は個人的に捨てがたい所。タフさを求められる馬場と展開であれば○クロノジェネシスの圧勝を考えるべきでしょうが、逆転できるシチュエーションを頭に入れておきたいと思います。
注意したいのが☆カデナ。◎カレンブーケドールが上を取れるような速い馬場で上がりを活かせるならば同馬の差し込みにも注意したい所。上積みは見込みにくいと思いつつも、近走同様の上がりを使えるならば注意したい。☆カデナが差し届くかゲームをするのもオッズ次第では面白いと思います。笑
血統評価だけを見ればアリストテレスが高めなのですが、純粋に足りない可能性、前走以上が見込めるシチュエーションがかなり限られている事、などを考慮してこのタイミングでは印無しに留めています。
再三になりますが、馬場状態などでも人気上位陣は評価が変わると思いますので、当日まで吟味したいと思います‼️🔥
本日は以上になります!
最後までご覧頂きありがとうございました😊
上半期ラストのG1レース、皆様に幸運がありますように、、、🙏㊗️
あなたのサポートが僕の励みになります!😊😊その励みを力に変えて、役に立つ記事を作成していければと思います👍🔥