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フローラS 血統解説❕🔥

こんばちわ!

今週は簡易的ではありますがフローラSの血統解説をお出しさせて頂きます。
昨年は◎ゴールデンハインド、一昨年が◎パーソナルハイ、3年前は◎クールキャットと3年連続で的中中のなんだかんだ相性が良いレースなので今年も続けられるようしっかりと分析して行きたいと思います!

それでは今週もよろしくお願いいたします❕🔥




〜〜フローラS・出走馬血統解説〜〜


*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。

①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。

の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。



✅アドマイヤベル

血統評価:B


フリージア賞2着から臨みます。

父がハーツクライ後継で米国指向な柔らかさを内包するスワーヴリチャード、母父がミスプロ後継でSpecial牝系出身の良血馬Numerousという配合。母が欧州重賞を制しているベルアリュールⅡという良血馬で、半姉にはヴィクトリアマイルを制しているアドマイヤリードや牝馬重賞で活躍したベルクレスタなどがいます。
ミスプロのクロスやRiver manのクロス、豊富なNasrullahなどを持っており父が持つ米国質な大箱向きの柔らかさを強調された配合になっている。更に父のスピード源を刺激する相性の良いNijinskyも内包した事で、父らしく大箱コースで速い上がりを使うシチュエーションに強いタイプの血統構成になっている。

ここまで東京、新潟と左回りの大箱コースで速い上がりを使うレースで好走している。2走前の百合草特別では先日の皐月賞でも4着に好走したアーバンシックから0.4差に好走しており、地力は見せていると言える。

このレースで求められやすい欧州的な底力に若干欠けている所もあるので万全ではないが、逆に嫌う所もそこまでない。経験値的にも順当に評価して良いだろうと感じます。




✅バネロッサ

血統評価:B∔


東京の未勝利戦1着から臨みます。

父がキンカメ後継の中でもスピードに富んだロードカナロア、母父がステイゴールド後継のオルフェーヴルという配合。母がマルケッサなので、半兄にはドゥラエレーデがいる血統馬。このドゥラエレーデとは3/4同血に当たります。また、辿ると祖母がマルペンサなので近親にはサトノダイヤモンドがいる良血のアルゼンチン牝系出身です。
アウトブリードベースの配合で、母方は体力がしっかりとしているアルゼンチン牝系出身だけに、スピードに富んだロードカナロア産駒の中でも基礎体力に富んだタイプの血統構成と言える。

基本的には半兄のドゥラエレーデと同様に体力を活かした積極的な競馬が合いそうなタイプ。距離延長も活かせるだろうと感じます。
兄のドゥラエレーデほどでは無いものの万能性も感じる点は今後において魅力。こちらも順当に評価しておいて損はない1頭に感じます。




✅クリスマスパレード

血統評価:A


水仙賞1着から臨みます。

父がディープインパクトの全兄に当たるブラックタイドの後継に当たるキタサンブラック、母父がRoberto系の中でも米国質なスピードを持ちつつSpecial牝系出身の良血馬であるBlameという配合。母の半兄には米重賞を勝っているSoldatがいる血統馬です。
父母間ではクロスが発生していないアウトブリードベースの配合で、基礎体力を感じる並びになっている。また、母方にRobertoやDamascus、Tom Rolfeなど馬力や耐久性に富んだ血統構成になっている。
キタサンブラック産駒の中でも急坂へのパワーなどがしっかりとしているタイプと言えるでしょう。

前走は中山の水仙賞を勝利。新馬戦もそうですが、中山が苦手傾向にある同産駒ではありますが、急坂にも対応できるパワーなどがしっかりと活きているのだろうと感じています。
2走とも前目から押し切るレースで勝利しており、牡馬に分がある条件で勝利を挙げているのも評価できるポイントと言える。

東京コースのレースながら体力を問われやすいレースだけに、ここ2走で見せた先行力やその持続力、血統的なパワーや耐久性が活きるだろうと見る。積極的なレースが叶えばここもチャンスと見る。




✅カニキュル

血統評価:A∔


フラワーC6着から臨みます。

父がRoberto系の中でも大箱向きの素軽さを持つエピファネイア、母父がミスプロを内包するサンデー系のゼンノロブロイという配合。母が牝馬重賞で好走経験があるシャルールという血統馬。近親には中距離重賞で活躍したヴェローナシチーがいますが、同馬とは同父・同母父・同牝系と言う関係性なりほど近い血統構成と言える。
サンデーの3×4を持ち、俊敏さや素軽さも助長されていますが、それ以上に体力面の強化やBold Reason≒Never Bendなどの欧州方面の前向きさも効いている。父が早熟傾向にあるエピファネイアという事もあり、早期から体力の完成が見込める血統構成と感じます。

前走はフラワーCで6着でしたが、道中は勝ち馬ミアネーロのほぼ後ろを追い掛ける展開。ただ、勝ち馬は内を突いたのに対して同馬は大外を回しており、そういった中で0.3差であればそこまで大きな差はない内容に思います。
レベルが低かったレースとは言え、評価して良いだろうと判断します。

2走前には東京で勝利を挙げているように、大箱で馬群が渋滞しにくいスムーズに運べるシチュエーションの方が良さがでそうなタイプ。前走以上を見込んでも良いだろうと感じます。




✅トロピカルティー

血統評価:C-


若竹賞3着から臨みます。

父がディープインパクト後継の中でも欧州要素を内包した良血馬リアルスティール、母父がトライマイベスト系のAlamosaという配合。母はオーストラリアのケネディオークスを制したキラモサという良血馬です。
豪州に実績のある牝系出身という背景や、ミスプロのクロスを持った万能さのありそうな並びから、リアルスティール産駒らしく欧州要素を求められる重く柔らかい芝などで力を発揮しそうな血統構成に感じる。

前走は不良馬場の若竹賞で3着に好走。タフなシチュエーションでしたが、牝馬ながら上位に食い込めたのは一定程度評価すべきと感じます。
また、勝ち馬のルカランフィーストはスプリングSでも3着に好走しており、それなりに力を見せた。地力もある程度あると言えるでしょう。

ただ、前走は血統的に同馬に向いた見方も出来る。開幕週のスピードが求められる馬場であればスピード負けしそうな印象もあり、ここは評価を落とすべきと判断。
柔らかい馬場と判断すれば一考も。




✅エルフストラック

血統評価:B-


フラワーC5着から臨みます。

父はA.P.Indy系のダート種牡馬カリフォルニアクローム、母父がサンデー系の中でも粘り強さを持つダイワメジャーという配合。母はダートの短距離で勝ち星を挙げたスペルオンミーという血統馬です。
全体的にダートの短めでもやれそうなダート指向なスピード要素が目立つ並びにはなっていますが、母父を中心に馬力や耐久性を助長する要素もしっかりと活きており、距離融通やパワーを要するシチュエーションでも一定程度やれそうな血統構成言えます。

体力がしっかりとしているとは思いますが、あくまでもカリフォルニアクローム産駒の中ではというイメージで、このレースで求められる欧州方面の持続力などの適性とはややずれている印象の血統。
強い評価はしにくい1頭に感じます。

ただ、前走の中山から大箱コースの東京コースに変わるのはプラスに捉えたい。スムーズに先行しスピードを活かすレースを展開すればチャンスはあるか。






✅ラヴァンダ

血統評価:C+


チューリップ賞7着から臨みます。

父がディープインパクト後継の中でも欧州要素を内包するシルバーステート、母父が欧州方面の柔らかさを内包するDanzig系のベーカバドという配合。祖母が牝馬重賞で活躍したゴッドインチーフという血統馬で、近親には地方ダートで活躍しているミューチャリーなどがいる良血馬です。
RobertoやLyphard、Danzig、などの父が持つ馬力のカギになっている箇所が刺激されており、父らしさが強調されたタイプの並びに感じる。ややスピードには欠けますが、馬力や底力に富んだタイプの血統構成と言えます。

前走のチューリップ賞は後方から運ぶも直線では伸びきれず7着と言う内容。前も残る展開だったとは言え、勝ち馬スウィープフィートらとの差は明白になってしまったように思います。
ただ、安定した競馬ぶりが武器だった同馬にとって後方からのレースになってしまったのは初めてだった。もう少し立ち回りの良さなどを活かせるレースなら上昇もあるか。

開幕週の東京ですし、内枠を引いてロスの無い立ち回りが叶えば上昇も見込めると感じます。距離延長も対応可能と見る。
極端な高速持続戦や瞬発力勝負にならなければと思います。




✅メアヴィア

血統評価:D-


中山の未勝利1着から臨みます。

父がキンカメ後継の中でもより機動力や持続力に長けたミッキーロケット、母父がディープインパクト後継の中でも欧州要素を内包するディープブリランテという配合。母が芝の短距離を中心に4勝を挙げたスイートチャームという血統馬です。
父、母父共にやや鈍足気味で欧州要素が目立つ。Cozzeneのクロスで多少なり軽減されているが、持久力や体力面が強化されたタイプと言えるでしょう。また、追走要素も薄いので、溜めてから長く脚を使うような消耗戦的なシチュエーションに強い血統構成と言えるでしょう。

ここ2走は中山内回りのレースで3着、1着と好走。どちらも上がりが掛かる展開での好走で、特に前走は先行勢が潰れるような消耗戦的な展開とあり、同馬に向いたレースと言えるでしょう。

シンプルに東京替わりは評価しにくい。また、クラスアップによって速い追走を求められる事も見込まれる。今回は相当苦しい立場になるだろうと感じます。



✅ユキワリザクラ

血統評価:C-


中山の未勝利(牝限)1着から臨みます。

父がディープインパクト後継の中でも南米牝系の体力要素を取り込んだサトノダイヤモンド、母父がキングカメハメハという配合。母方を辿ると英国にルーツのある牝系出身で、同一族にはマイルG1馬のゼンノエルシドなどがいる良血馬です。
サンデーの3×4を含んだHalo3本クロスなどから俊敏さなども見える並びですが、それ以上に体力豊富なサトノダイヤモンド産駒でHyperionやDominionなどの重い血統を持つ英国牝系出身と言う点から、持久力に富んだタイプの血統構成になっていると感じます。

前走は中山内回りの未勝利を逃げ切り勝ち。稍重の芝という事もあり、全体時計が掛かったタフなシチュエーションだったと言える。ただ、上がりで加速している事からも余力を残して回っている事が分かる。展開的にも前有利だったのでそこまで評価できない内容だったと言えるでしょう。

東京替わりもあまり評価できない。前走のように積極的な競馬をしてどこまでか。



✅マルコタージュ

血統評価:B


フラワーC8着から臨みます。

父がキンカメ後継の中でもエアグルーヴ牝系出身の良血馬ドゥラメンテ、母父が独特なパワーを助長するVice Regent系のフレンチデピュティという配合。母は牝馬G1などで活躍したプロヴィナージュという血統馬。母方を辿るとBold RulerやDomino血脈、Alibhaiなどの米国質なスピードも取り込んだ牝系出身です。
サンデーの3×3というやや強めのクロスを持ちますが、それ以上に、母方から米国質なスピードやダート的な追走力を助長し、ドゥラメンテ産駒の弱点とも言える面をカバーしたようなバランスの良い配合になっている。
Vice Regent≒ノーザンテーストも内包しており、力感も感じる血統構成と言えるでしょう。

前走のフラワーCは8着と敗れましたが、後方から上がり2位の脚で追い込んできており、0.6差とそれほど大きくは敗れていない。むしろ新馬勝ち直後の2走目でコース替わりとなり、追走ペースや求められる適性なども大きく違う中で良く対応した方だと見ている。

東京の方が向いているとは言い難いが、新馬で勝った舞台ですし広く対応できる血統である事からも問題無くこなすと見る。
前走のような追い込み一辺倒では厳しいと思いますが、距離延長を含めて追走にゆとりが出来れば上昇のチャンスか。




✅コスモディナー

血統評価:C-


アネモネS9着から臨みます。

父はディープインパクト後継の中でもHaloの俊敏さが効いたダノンバラード。母父がミスプロ系のヘクタープロテクターという配合。母のコスモミールは小回りの短距離コースでデビューから3連勝を決めた血統馬です。
父が持つHaloのクロスを母方のその父Hail to Reasonで強調したような並びになっており、父らしい小回り向きの俊敏さがより強調された血統構成と言える。また、祖母のラインには早期からのスピードを助長する要素も並んでいる事で、母同様に早期からの活躍も見込めるタイプに感じます。

近走は本命を続けて打っておりましたが見せ場無く。そこまで悪いシチュエーションでは無かったと思いますが、そういった中で力を見せられないとなると地力的に劣ると評価せざるを得ない。
加えて、ここ2戦よりも血統的な適性的に条件悪化と感じる。

相手関係は大幅に緩くなっているが、ここは評価できない




✅サンセットビュー

血統評価:C∔


クイーンC6着から臨みます。

父がキンカメ後継の中でもエアグルーヴ牝系出身の良血馬ドゥラメンテ、母父がA.P.Indy系のTapitという配合。母方を辿ると米国質なスピードや闘争心を取り込んだ米ルーツの牝系出身です。
父母併せてミスプロを4本持っており、更にはNasrullahも豊富に持ち合わせる。前向きさや柔らかさが助長された並びになっていますが、母方のForty Ninerなどで締め上げてスピードもしっかりと助長した血統構成になっている。父ドゥラメンテの弱点をカバーしたタイプと言えますが、大箱コースでスムーズに競馬できた方が良さが出やすいタイプに感じます。

前走のクイーンCは初の左回りや関東遠征など課題があった。加えて血統的にも苦手な瞬発力勝負になったことで上位に食い込み切れなかった印象。
馬体重も減らしていましたし、遠征を含めて状態も万全でなかった可能性があったと言えるでしょう。

距離延長になる点や、一度経験した関東遠征や左回りとなり条件は好転と言っていいか。上昇を見込んで良いと感じます
なるべくスムーズに立ち回れる枠を引ければより評価したい。




✅コンテソレーラ

血統評価:C‐


中山の未勝利(牝限)1着から臨みます。

父がディープインパクト後継の中でも欧州要素を内包した良血馬リアルスティール、母父がSadler's Wells系の中でも柔らかさを内包するHigh Chaparralという配合。母は欧州重賞2勝をしているエレクトラムで、母方を辿ると欧州の2歳G1馬Ma Bicheがいる良血馬です。
Sadler's Wells≒Nureyevを持ち、父が持つ持続力などが活きた並びになっており、よりタフさが強化されたタイプのリアルスティール産駒と言える。基本的には父の傾向通り柔らかい芝などのシチュエーションでパフォーマンスを上げるタイプの血統構成と感じます。

前走は水を含んだ速いダートで勝利。2走前には不良馬場で上がり最速の脚を使って2着と好走している辺り、ややスピードに欠ける典型的なリアルスティール産駒と言えるでしょう。
東京コースではやスピード負けしそうな印象です。

柔らかい芝と判断できれば一考もあるが、地力的にも一枚下の印象。ここは評価しにくい



✅ニシノコイゴコロ

血統評価:C-


菜の花賞9着から臨みます。

父はStorm Cat系のヨハネスブルグの後継で短距離で実績を積んだネロ、母父がステイゴールド後継のオルフェーヴルという配合。祖母が牝馬重賞でも活躍したニシノブルームーンという血統馬です。
サンデーの3×4を持ち、俊敏さや素軽さも感じますが、それ以上にNorthern Dancerを豊富に持ち基礎スピードが助長された並びになっている。タフさもありますし、様々なタイプのNorthern Dancer系を持つので万能さもありますが父系らしいスピードが助長されたタイプの血統構成と言えるでしょう。

ここまでマイル前後を中心に使ってきておりますが、このメンバーの中でもより距離延長はマイナスになってしまうタイプに感じます。この条件替わりで特段評価する点は無いと判断してしまいます。

その上で、この血統の割には大箱コースでもしっかりと上がりが使えている点は評価しても良い。今後、イメージに反して切れ味を求められるような状況で評価をしても面白いかもしれない





~~まとめ~~



✅現状の印


◎カニキュル
○クリスマスパレード
▲バロネッサ
△アドマイヤベル
△ラヴァンダ
△マルコタージュ
△サンセットビュー

現状の◎はカニキュルにします。

好走血統という触れ方はしていませんが、このレースは開幕週の速い時計が求められがちなイメージに反して欧州方面の持久力を併せ持ったタイプの好走が目立つ。
牝馬には苦しいシチュエーションだけに、淡泊なスピードだけでは押し切れないというのがこのレースの傾向と言えるでしょう。

そういった意味で、早熟傾向のあるタイプで現状の完成度も見込める。体力もしっかりしている並びになっている◎カニキュルはチャンス十分と判断します。

基本的には全体的なレベルは低調なメンバーに見てしまう。人気上位が卒無く走ってきそうですが、穴の中で期待したいのは△ラヴァンダ、△マルコタージュ、△サンセットビューなど。




本日は以上になります!
遅くなり&簡易的になって申し訳ありません。

最後までご覧頂きありがとうございました❕🔥


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