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天皇賞(秋)血統解説‼️🔥



こんばちわ!!

先週の菊花賞はC+→B+→C+評価での決着。
条件好転と評価した馬達のワンツースリーで決まり、血統的なコース適性や距離適性が大事になったレースになったと感じました。

そういった見方もあると一つ感じて頂ければ嬉しいです😊

今週は名勝負が予感される天皇賞・秋!
実力馬同士だけにどこまで血統が反映されるか分かりませんがしっかり分析していきたいと思います!

また、私事ですが、この天皇賞・秋で予想家として活動し始めて3年目に突入します!いつもご覧頂いている方々には感謝を申し上げると共に、より一層、解説や予想・見解で恩返しが出来るよう精進して参ります!改めて、3年目もよろしくお願いします‼️🙇‍♂️

それでは今週もよろしくお願いします‼️🔥






〜〜東京芝2000m・コース解説〜〜

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*画像はnetkeibaより抜粋


1コーナー奥のポケットよりスタート。スタートしてすぐコーナーに入るので、基本的には内の方がポジションを取りやすい分有利になります。

向こう正面〜3コーナーにやや起伏があるものの基本的には大箱コースでスピードを出しやすい設計の為、道中から質の高いスピードと持続力を求められます。

直線も長い為、キレ味・瞬発力勝負になるイメージが先行しがちですが、馬場の高速化に伴って上級条件になればなるほどいかにスピードの持続力比べで上回れるかを問われる傾向にあります。






〜〜天皇賞(秋)・好走血統〜〜




✅スピード型Northern Dancer持ち
✅父非サンデー系




✅スピード型Northern Dancer持ち



コース解説でも触れたように、質の高いスピードの持続力比べになる傾向にあります。そういった面で適性の高さを見せるのはスピードの方面に特化したNorthern Dancer系。具体的にはVice Regent、Danzig、Storm Cat辺り。

イメージとしてはダート血統特有の前傾的なスピードを内包しているタイプが優秀です。特に時計の早い決着ではこの辺りを持ち、スピードの裏付けがあるかどうかは非常に重要になります。




🔵2020年
1着:アーモンドアイ
→父ロードカナロア(Storm Cat内包)


🔵2019年 
1着:アーモンドアイ
→父ロードカナロア(Storm Cat内包)

2着:ダノンプレミアム
→母母父Danehill(Danzig系)

3着:アエロリット
→父クロフネ(Vice Regent系)





🔵2018年
2着:サングレーザー
→母父Deputy Minister(Vice Regent系)

3着:キセキ
→3代母父Danzig





🔵2016年

2着:リアルスティール
→母父Storm Cat

3着:ステファノス
→母父クロフネ(Vice Regent系)
→3代母父Chief's Crown(Danzig系)



また、昨年は少頭数になった事や、例年よりはやや時計が掛かる馬場だった事もあり、このレースにしてはペースが緩みレース上がり33.6と切れ味を求められるレースになった。

2.3着馬には欧州的なキレ味要素のある(日本馬の中では)血統を持つ、フィエールマン、クロノジェネシスが入ってるように昨年は傾向やこのレースで起こりやすいシチュエーションとはズレていた印象です。

*そう言った切れ味勝負になっても負けなかったアーモンドアイは強いなと改めて思えますよね😅笑






✅父非サンデー系



イメージとしては、大箱コースでスピードが活かしやすく、ラストの直線も長いとなると、サンデー系が持つ素軽さや速い上がりを能力というのが生きてくるイメージがあるかと思います。故に、ディープインパクト産駒を中心としたサンデー系は優位に立てそうな物ですが、、

このレースに関しては、前述したようなスピード型Northern Dancerの基礎的なスピードを持ちつつ、そのスピード一辺倒では無く一定程度のタフさが求められる傾向にあります。

そうなると父サンデー系の軽さがこのレースでは弊害になってしまう場合があります。現に過去10年で見ても非サンデー系が7勝。その前の10年も非サンデー系が6勝と、このサンデー系全盛の時代において、サンデー系が活きそうなレースにも関わらず、非サンデーが優勢になっているのはあえて取り上げておきたい。

非サンデー系の中でも、欧州方面の地力を持っている系統。具体的にはkingmanbo系やRoberto系、次点でトニービン系やSadler's wells系と言った辺りには注目しておきたい。






〜〜天皇賞(秋)出走馬血統解説〜〜



*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。 

①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。


の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。





✅コントレイル

血統評価:B

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大阪杯3着から臨みます。

父ディープインパクトに母方Unbridled's song× 
In Reality×Storm Catと母系にダート血統を詰めた如何にもな"ダービー血統"。追走力に溢れ、基礎的なスピードと直線で高いトップスピードを求められるレースに高い適性を見せる血統です。

今回約半年ぶりの一戦。元々宝塚記念に参戦するプランがありましたが、疲労が抜けきらず、スキップしてここに参戦して来た形。それだけに状態がどれほどか。種牡馬入りが確定しており、残す所JCのみという現状。『ここで勝って種牡馬としての価値を高めに行く』か(ダービーを勝ったディープ牡馬がその後にG1を勝った例が無い為)『既に種牡馬としての価値は変わらないからそこまで大事に思っていないか』この辺りの捉え方が一つポイントになりそう。(個人的には後者だと思っているんですがね、、、特に裏付けがある訳では無いです)

前走の大阪杯は流石に馬場が合わなかった。ただ、それでも3コーナー辺りで、人気を2分したグランアレグリアより早く動き出し、最終的には先着する内容。正直、馬場で苦しんでる事を考えればもっと崩れて良いくらいの展開だったように感じますが、馬券圏内に持って来たのは地力の証明になったかと思います。

こういった仕上がりが早いタイプのディープ産駒は休み明けは苦にしないですし、むしろプラス。ただ、パワー要素が少ない血統だけに、初の58キロというのは少し気になる要素。また、スピードに特化した軽めの血統だけに欧州的な地力が問われる傾向にあるこのレースでは、好走血統に合致しているとは言い難い点。あと前走でメンタルが折れて無いかどうかが気になります

前走のようなスピードが削がれる馬場にならない限りは大きく割り引く点は無いように感じますが、個人的には2倍ちょっとのオッズならややリスキーな印象も受けます。







✅グランアレグリア

血統評価:B+

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安田記念2着から臨みます。

父ディープインパクトに母父A.P.Indy系のTapit。一般的にニックスと言われる母方にStorm Catを持っている場合もそうですがSecretariatを内包している為ディープインパクトが母方に内包するSir GaylordとのSomethingroyalの牝系クロスが発生する為、ダート的なスピードが備わり高速馬場適性の高い子が出る傾向にあります。そういった要素から、1200m戦でも通用するレベルのスピードを持っていますし、純粋なスピード能力であればここでも最上位の素質を持っていると思います。

そういった意味で同馬もコントレイルと同じく、ややスピード色が強すぎると感じる点は心配点です。改めての2000mへの対応は一つポイントになるでしょう。無論、マイルで活躍できるようなスピードはプラスになるのですが、その場合はやや欧州方面の地力が欲しいのが持論。

個人的には同じ2000mのレースなら天皇賞・秋<大阪杯と思っております。(なので大阪杯で◎を打ったのですが)理由としては、大阪杯は主に後半5~4Fの上がり勝負になりやすい事。また、同馬が大阪杯が行われる阪神芝2000mに好相性のSeattle Slewを内包していた事も理由の一つです。一方、天皇賞・秋の東京2000mはスタートからラストまで緩みは入るものの入りにくく、基礎スピードに加えラストまでスピードを持続しきる地力が求められやすく、総合力が求められやすい。そういった意味で、スピードに振れている同馬がラストまで持続しきれるか。

一度経験している分慣れは見込めますが、もしルメールJが持たせる立ち回りをしたら甘さが出る可能性もあるのでは?と思っています。

ただ、ここまで懸念しか語っていませんが、同馬の能力・高い基礎スピード・安定した上がり、間隔を空けたフレッシュな状態、などはもちろん評価しています。これらの不安も杞憂で終わる可能性が高いです。もし負けるならば、そんな理由が付いてくるんだろうな、という感じで思って貰えれば。









✅エフフォーリア

血統評価:A

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ダービー2着から臨みます。

父はRoberto系のエピファネイアでそこに晩成感のあるトニービン内包のハーツクライが母父。アドマイヤムーンやヒシアマゾンと言ったパワーとスピードが持ち味のKaties牝系出身の血統馬です。字面で見るとやや重さのある配合にも見えますが、そこはサンデーの3×4やKatiesの基礎スピードの高さ。そして、マルゼンスキーが内包しているTom Fool≒Flaming PageのTeddyが掛かっているニアリークロスとハーツクライの牝系であるMy Bupersが内包しているBusinesslike≒Revokedの同じくTeddyが掛かっているニアリークロスによって、Blue LarkspurやBlack Toneyと言った軽いスピードが引き出されるDomino血脈が刺激されている字面以上に軽めのスピードを持つ血統構成

そういった面が、共同通信杯やダービーのような、高いスピード質を求められる後半勝負に対応できる所以かと思います。

ただ皐月賞の時点でも『ここまでスロー→瞬発力勝負しか経験して無いものの、本質は持続力豊富で長く脚を使えるタイプなので、揉まれずスムーズにスピードを活かせる展開ならば好走可能な印象です。』と語っているように、本質は持続力を活かす方が向いていると感じます。

それだけに軽いスピードを引き出すニアリークロス内包+Roberto系やSharpen upなどの地力はこのレースで求められる能力ともかなり合致している印象です。現状の◎候補1番手です。









✅カレンブーケドール   

血統評価:B+

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宝塚記念4着から臨みます。

父ディープインパクトに母は🇨🇱の名牝ソラリア。ディープインパクト×南米牝系という広い括りではサトノダイヤモンドやマカヒキ、サトノレイナス、などがいる比較的高速馬場適性の高い配合といえます。その中でも豊富な体力を活かして、JCや京都記念やオールカマーなどのように稍重〜重くらいの芝であればディープインパクト産駒ながら対応できる点は強み。"母方のStorm Cat系は馬場融通を広くする傾向にある"というのが持論ですので、まさにその典型かなと感じます。

再三語ってきてはいますが、母方に南米牝系というディープ産駒の特徴として、ピークを過ぎるまでは自分が苦手としてるシチュエーションや苦しいローテでも自身の力を発揮できる傾向にあります。南米牝系特有のスピードの持続力をコース問わずに一定以上発揮できてしまうイメージです。故に、型に当てはめる血統評価では合わない適性自体もそこまで気にしなくて良いと感じています。

同馬に関してはあまり言う事が無いです(笑)

というのも、苦手条件でもそれなりに走ってこれる万能タイプ。強いてこのコースで活きそうな要素を取り上げるなら、母父のScat Daddyが持つミスプロ×NijinskyのニアリークロスであるYarn≒Love Style。持続的なスピードを発揮しつつ、長く上がりを使える要素を持っている点。また、一見するとディープ×Storm Catのスピード色が強い血統なのかと思いきや、アウトブリード感が強い故に豊富な体力と気の良さがあるので、一定程度タフさがあり、メンタル的なダメージも恐らく無く今回も自身の力分は頑張ってくれるだろうという点です。

個人的にはここから入るのもありかと思っていますし、枠や馬場次第では◎も考えています。










✅ワールドプレミア

血統評価:B-

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天皇賞(春)1着から臨みます。

父ディープインパクトに母が🇩🇪ドイツ牝系のマンデラ。同牝系から🇫🇷ジャックルマロワ賞やイスパーン賞を勝っているManduroがいる🇩🇪の名門牝系出身で、ワールドエースやヴェルトライゼンデが兄弟に当たります。

以前は『この兄弟の傾向としては中低速ラップの追走→末脚勝負というのがベスト。』という見解を出しましたが、今ではイメージが変わっており、長く脚を使う事は変わらない物の、"溜めが入った中高速ラップの持続戦"がベストなのでは無いかと感じています。*全兄弟のワールドエースやディープ×🇩🇪血統のグレートマジシャンなどを見直してそう感じています。

🇩🇪ドイツ牝系出身らしい豊富Hyperionを持っており、前走の天皇賞・春ではそういったスタミナが活きていた様子。今回の距離短縮は追走過多やスピード不足になる可能性が高いと感じます。また、父ディープとはいえ、母方が重めの血統の分、一度叩いたほうが良さが出やすい。そういった面からローテ面では評価ができない。

チャンスがあるならば、馬場が渋り同馬のスタミナが活きるか、前が総崩れになるような極端なハイペースになるか、はたまた、昨年のように前半が緩み、後半の4Fくらいの勝負に持ち込まれるか。同レースで頻発している、高速持続戦ではどうしても分が悪い印象です。ここは叩いた後に期待したい。









✅ポタジェ

血統評価:C+

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毎日王冠3着から臨みます。

父はディープインパクトで、母はジンジャーパンチ。半姉に重賞2勝のルージュバックがいる良血馬。ディープ×Vice Regentという配合はレイパパレやマカヒキ、ショウナンパンドラなど。ディープ産駒の中では、急坂にも対応できるようなパワーを有している配合で、同馬の場合は奥にBold Rulerや 豊富なHyperion、Teddyなどを抱え、よりパワーや持続力に特化した血統構成。基本的には上がりが掛かった方が良い血統と言えるでしょう。

前走の毎日王冠はレース上がり34.6。勝ち馬に至っては上がり33秒の脚を使っており、質の高い上がりを求められた事が分かる。前述もしているように、スパッと切れるタイプの血統では無いので明らかにキレ負けしていた事がわかる。ただ、その中でも立ち回りや能力でカバーして3着を確保したのは一定程度評価するべきか。

ここまで、馬券圏内を外さず、安定して上がりも使えている現状。持論ですが、上がりを使い続けられているディープ産駒は評価しておきたい人間ですので、好走血統とは合っていませんが、キレ味を求められた前走→持続力で勝負出来る今回は条件好転の部類。能力で上位人気から劣るとは思いますが、条件が良くなる分むやみやたらと評価は下げられないと感じています。






✅ヒシイグアス

血統評価:C-

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中山記念1着から臨みます。

父ハーツクライに母父Storm Cat系のBernsteinという血統。母のラリズは🇦🇷の牝系ですが、どちらかというとダート的な速さを持ちつつ、南米牝系らしい豊富な体力を出すタイプ。兄弟のミッキーシーガル、スミレのダート短距離実績からもそういった面が見て取れるかと思います。ハーツクライ×Storm Bird系という配合ではウインバリアシオンやワンダープチュック、ステラロッサなど、Stome Birdからくる馬場融通の広さが特徴になる馬が多いのも一つの傾向です。

前走のような高速馬場から標準よりやや時計が掛かるくらいの馬場までこなせるのはその辺りかと思います。

今回は約8ヶ月ぶりに加えて、初の58キロ。特に、パワーに富んだタイプでは無い分、初斤量や斤量増のローテはやや重くのし掛かりそうな印象を受けます。追走ができるようになったハーツクライ産駒という事で、充実期に入っているのは認めますが、休み明けから全開というタイプの血統でも無いので、このメンバー相手には休み明けでは評価しにくい









✅ペルシアンナイト

血統評価:B-

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札幌記念3着から臨みます。

父はDanehill系のハービンジャーに母方はゴールドアリュールやゴールスキーを輩出したニキーヤの牝系出身。欧州Danzig系特有のスピードの持続性と母方からくるパワーが持ち味の同馬。また、Aureoleも母方に持っており父系共々、やや揉まれ弱く一本調子感のある血統構成になっています。

前走は父ハービンジャーに好相性の洋芝でのレースだったこと、また、極端なキレ味勝負にならず、持続力が問われる展開になった事などが同馬に向いて3着に好走した印象。流石にここに比べれば条件としては好転とはいきませんが、軽めのキレ味よりも持続力を問われやすい同コースは条件としては悪くない印象です。

マイルで実績を残しているのもプラスにはなる印象です。前走のように、中団前目を追走し、揉まれない外目から早めに蒸していき持続力を問われる展開に持ち込むなら面白みがありそうな一頭。意外にも初コースだけに魅了はありますし、人気を大きく落とすターンなら一考しておきたい存在です。









✅トーセンスーリヤ

血統評価:D

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新潟記念2着から臨みます。

父はSadler`s Wells系のローエングリン。母父にはノーザンテーストを内包するサンデー系のデュランダル。奥にはNureyevで、Specialのクロス持ちという血統構成。祖母のフェアリードからはマイネルフィエスタ、テイエムハリヤーと言ったジャンパーや粘り強さが印象的なテイエムプリキュアらを輩出し、牝系の奥のDamascus色が出て豊富な体力を補給。総じて、耐久性に富んだ血統構成と言えます。

2走前には函館記念を制しました。ローエングリン産駒は洋芝に強い傾向があるため、ここはその傾向通りパフォーマンスを上げて来た。ただ、前走はそこから野芝オンリーの新潟に変わり2着に好走してきた当たり、地力強化が伺えます。

ただスタミナ色が強い血統だけにここは流石にトップスピードに欠ける印象。近走の重賞レベルで上がり上位を使えていないのも気になる点。レース傾向として瞬発力<持続力ではありますが、重賞レベルではさすがに上がりを使えていて欲しいと感じているので、ここは足りない印象。積極的に運んでどこまで。










✅モズベッロ

血統評価:D

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京都大賞典13着から臨みます。

父はディープインパクト後継のディープブリランテ。ディープブリランテはディープ後継の中でもバブルガムフェローやザッツザプレンティなどを輩出したバブルカンパニーの牝系出身である事やNasrullahの中でもタフさを助長するNever Bendを内包している点からスタミナに向いたタイプの種牡馬。また同馬もそうですが、ディープブリランテ自身がかなり勝ち気な気性で産駒もそういった前向きさ・勝ち気な感じが受け継がれている子が多い。そういった背景から距離短縮した方がパフォーマンスが上がる傾向があります

今回は距離短縮ローテなので、その点は前向きに捉えても良いかと思います。ただ、やはりスタミナ色の強い父の血統が前に出ているだけにここではスピード欠けしてしまいそうな印象。

タフな時計の掛かる馬場で一考。もしくは前が止まるレベルのハイペースで耐久性が問われる展開になった際か。









✅サンレイポケット

血統評価:C

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毎日王冠6着から臨みます。

父トニービン後継のジャングルポケット。一族からはアドマイヤデウスやアドマイヤフジを輩出している中距離牝系の一つでもあるElevateの牝系出身。父系らしく、中低速のスローペース→後半持続力勝負というシチュエーションに強い父に、母父はKey to the Mint由来の耐久性に富んだワイルドラッシュと如何にも耐久性を活かし前受けして良さの出る血統の字面。同馬に関しては安定した上がりの末脚が持ち味でもあり、その点は母母父のサンデーが効いてるのかなという印象。追走面がやや欠けていますが、正攻法の競馬が合う血統構成です。

同馬が一番高いパフォーマンスを発揮できるのはタフ過ぎない馬場で中低速→後半5〜4Fの持続力勝負と思っております。もしくは、同じジャングルポケット産駒のトーセンジョーダンが当時のレコードで勝利した時のような、ハイペースになり失速が続くような流れになれば、掲示板くらいはチャンスがあっても良いかと思います。










✅ユーキャンスマイル

血統評価:C‐

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札幌記念6着から臨みます。

父は万能型のキングカメハメハ。母はやや晩成気味のムードインディゴで、母父ダンスインザダークのKey to the Mint由来の耐久性がでたタイプ。一族には牝馬クラシックでも活躍したチャペルコンサートがいる血統馬です。キングカメハメハ産駒らしく、起伏の少ない持続的かつ均一的なラップでの好走歴が多く、そういったレースになるかどうかがパフォーマンスアップの鍵になりそうです。また、母父ダンスインザダークが内包しているNijinskyからもタフさを補給して、より長く持続的な脚を使えるのが同馬の特徴です。また、同産駒らしく他馬がパフォーマンスを落とすシチュエーションでも、万能さからさほど苦にせず走ってこれるタイプです。

近走を見ていると、すでにピークが過ぎてしまったのかスピード不足な面が目立ちます。重馬場になった長距離戦の阪神大賞典で好走したのもそういった理由があるように感じます。

基礎スピードを求められる同レースにてパフォーマンスを上げてくるのは難しいかと感じてしまいます。









✅カイザーミノル

血統評価:C

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毎日王冠5着から臨みます。

父はキンカメ後継のロードカナロア。母父はミスプロ系のSmart Strikeでミスプロの4×3を持つ、前向きさと柔らかさのある血統構成。更に、欧州的なタフさが出てくるNureyev×Fairy kingのSpecialクロスを持ちつつ、Mill Reefなどを内包するなど、比較的欧州的な柔らかさやタフさを持ち合わせる血統構成です。

前走の毎日王冠は久々の1800m戦の中、上位からそこまで離れていない5着は重賞レベルでは評価可能に感じます。ただ、その前走は瞬発力が求められる流れになった一戦。本来、溜めてキレを活かす方向に持って行ってもそれなりに高いパフォーマンスを出せそうなタイプだけに、同馬が持つ切れ味の要素が距離延長ローテで追走に余裕ができた分活きたとも取れる。

ここは初の2000mという事もありハードルが高い。また、能力で足りない印象を受けます。ただ、重賞レベルなら比較的広い条件で好走してこれるタイプだと思いますので、今後には注目しておきたい。










✅ラストドラフト

血統評価:D+

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毎日王冠13着から臨みます。

🇩🇪血統のノヴェリストを父に持ち、母方は🇮🇪のマルバイユと欧州感の強い血統構成となっています。母のマルセリーナを見ると桜花賞で見せたような切れ味のイメージも強いかと思いますが、どちらかというと、グランデッツァやヒートオンビートなどを輩出しているタフさのある牝系の特徴を前に出しているイメージです。

欧州色の強い血統だけに、一度叩いて上積みが見込める点はプラス。ただ、どうしても追走力・トップスピードに欠ける印象。ここは時計が掛かる芝などの条件が欲しい所。









✅カデナ

血統評価:C+

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毎日王冠10着から臨みます。

父ディープに母父フレンチデピュティに奥にはBold Ruler系のSeattle Slewという配合で、兄弟にはスズカコーズウェイ。母方はダート血統が集まったディープインパクト産駒の好配合と言えます。

大阪杯や宝塚記念で穴候補として評価したように、Seattle Slewが活きる、下り主体の小回りコースでの差しが効く展開で評価したいタイプ。それだけに東京コースのG1レベルではやや評価しにくい。ただ、前走も一定程度の上がりは使えている分、『ディープ産駒が上がりを使い続けている内は評価する』論に当てはめるのも一考。

イン突きができそう&差しが効く展開なら掲示板圏内くらいはありそうか。










✅ムイトオブリガード

血統評価:D

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京都大賞典11着から臨みます。

父はキンカメ後継の中でもタフさのあるルーラーシップ。祖母はマイルCSなどを勝ったシンコウラブリイで、一族にはキングストレイルやチェッキーノ、コディーノ、タイキエルドラドなどの重賞ウィナーがいる血統馬です。Nijinskyの4×7を持ち、奥にはHyperionやFair Trialなどタフさを引き出す血統要素を多く抱える。やや揉まれ弱さがある分、馬群が渋滞しない大箱コースの方が、相性が良い印象です。基本的には長く脚を使えるタイプですが、溜めが欲しい側面も持ち合わせる血統構成です。
 
近走はやや冴えない所があり、昨年に約9カ月の休養をしてから、やや闘争心・前向きさに欠ける印象を持ちます。三走前の新潟大賞典で上がり最速の脚を使った辺り復調の気配も感じますが、それならこのレースで同じように上がりを使い先着しているサンレイポケットやポタジェを評価する流れになる。
 
能力的にもここは評価しにくい。
 
 







〜〜まとめ・現状の印〜〜



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◎5.エフフォーリア
○14.カレンブーケドール   
▲1.コントレイル
☆13.ペルシアンナイト
△9.グランアレグリア
△4.ポタジェ




現状の印はこんな感じになりました。枠込みの評価ではありますが、逃げ馬不在でかなり展開が読みにくい一戦となりそうですね。

逃げて良さが出そうという意味でもトーセンスーリヤやカイザーミノル、辺りが行くのではないかと思いますが、まだなんとも言えませんね。立ち回りが上手く折り合いに難が無いポタジェや凄い遡れば逃げて勝った実績があるムイトオブリガード、逃げても血統的な良さが出そうなサンレイポケットなんかも可能性としてはあるかと思います。

逃げ馬がはっきりとせず、前半は落ち着く可能性もあるか。それだけに昨年のように緩みが入り、持続力と合わせつつの質の高い上がり勝負。後半4〜4.5Fくらいの上がり勝負になる可能性があると感じます。そうなると純粋めなマイラーに求められるスピードよりも、中長距離をこなして来れるタイプに分がありそうな気がします。また、今年の共同通信杯や毎日王冠のような流れと近いレースになるのでは無いかと思います。

その共同通信杯で優秀すぎる後半4Fのタイムを出した◎エフフォーリアを血統共々評価しておきたい。後半4Fの上がり勝負ならば▲コントレイルや△グランアレグリアらを上回れる可能性も十分あるかと思います。

次点でカレンブーケドール。万能タイプである故に、このメンバー相手でも重めの印は外せないですし、やはり本質としては広めのコースが良いと思いますし、3歳時のスイートピーSのように、早めに蒸して行きながら長く質の高い上がりを使えるレースに持ち込めばチャンス十分に感じます。

穴で面白いのは☆ペルシアンナイト。意外にも初コースで穴では魅了ある一頭に感じます。前述したような流れで中距離で上がりを使ってた経験が活きるなら、展開次第ではチャンスあるか。また、☆ペルシアンナイト単体では外目の枠もプラスになると思います。

現状、三強の中で評価を落とすならグランアレグリアかな??という感じです。昨年のような溜め→4.〜4.5F戦なら中距離質な上がりが求められると思いますので、その分マイラーよりな豊富スピードを持ち、血統的にも素軽いスピードが目立つ同馬が甘さを見せる可能性もあるかと思います。また、中目の枠では隊列次第では揉まれる可能性も高い。牡馬相手に揉まれた際は若干分が悪いだけにその点も心配です。







本日は以上になります!

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