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松山市サステナビリティワークショップを終えて、SDGsを広める活動をしてみた結果

ライター:経営企画部 東谷さん

2022年10月、松山市・三浦工業株式会社(以下、三浦工業)・そして私たち株式会社ダイキアクシス(以下、ダイキアクシス)の3企業(団体)合同でサステナビリティに関するワークショップを行いました。

ワークショップは2日間にわたって行われました。

松山市のSDGsへの取り組みを皮切りに、三浦工業とダイキアクシスから参加された数十名の方々が、それぞれの事業を見学したり、ワールドカフェ形式で自社の強みをSDGsに関連づけて発表し合ったりしました。

「SDGsは流行りの言葉だから理解している」と思っていた私ですが、今回のようにSDGsについて考える時間をしっかり取ることで、SDGsに関する知識の習得は当然そうですが、SDGsに対する意識が(良い方向へ)大きく変わったと実感しています。

ちなみに、今回行われたワークショップの目的は次の3点でした。

①   サステナビリティ・SDGs等、意識の高める
②   事業内容の理解を深めることで、自社や自分の強みや弱みを学び、視野を広げる
③   社外の方との交流を通してコミュニケーション力やリーダーシップを高める

ワークショップの中では、特に①と②についてチーム作業で考える時間が多かったので、③の「リーダーシップを高める」ことについて、SDGsに絡めながら広める活動をしてみようと考え、私はSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」を広める取り組みをしました!

舞台にしたのは「DAISプロジェクト」

DAISプロジェクトとは、NPO法人DAISが主催する次の活動です。

多様なバックボーンを持つ人々(ビジネスパーソンや学生等)が、社会のリアルな課題に向き合い、その課題を解決するために力を合わせてチャレンジする。また、そのプロセスの中で、自分と向き合い、リーダーとして成長する。人と地域のサステナブルな未来を創るプロジェクト(1回当たりの活動期間は2~3ヶ月)
https://www.dais-p.org/

昨年(2021年)、私は「参加者」としてDAISプロジェクトに参加しましたが、活動が上手く進んでいると実感できた瞬間は少なく、それ以上にたくさんの苦しい思いをしました。
(初めて会った方々とチームを組み、2ヶ月ちょっとで行政の課題に対しての提案を行う、という初めてだらけの体験だったからです…笑)

活動を終えた後、DAISプロジェクトに関するアンケートには「今後、私がこの活動に関わることはありません」という旨を記載したことを覚えています。(それくらい、辛く、苦しく、もう二度と関わりたくないと思っていました…笑)

私がDAISプロジェクトに参加して以降、年に2回の募集に対して自社の社員が応募していく様子を横目に、私は一切関わりを持とうとしませんでした。

しかし、直近の募集で自社からの参加者が1人もいないという話を聞き、「この活動を止めてはいけない」という、不思議な使命感が湧きました。

たくさんの苦しい思いをしていながら、なぜこのように思えたのか・・・

振り返ってみると、私が参加していた時に同じチームになったメンバーや、DAISプロジェクトとは全く関係なく本業で関わっていた方が、たまたまDAISプロジェクトへ参加されていたことで、DAISプロジェクトに参加するまでは無かった、仕事や私生活での”強い繋がり”を実感していたからです。

また、従来の伝統的な教育・研修プログラムには無い主体的な活動ができるDAISプロジェクトへ、自社の社員を1人でも多く参加することが自社の人的資本経営への一助になるものと心の奥底で強く感じていたからです。

(ちなみに、DAISプロジェクトは、社会課題に取り組む「参加者」の他に、「参加者」で構成されるチームの内省支援を主に行う「リフレクションパートナー」という役割で関与することができます。)

このモヤモヤした状況の中、私が考えていたことは、

・近い将来、リーダー職として仕事をしていくことを想定し、内省支援を体得したい

・自社におけるDAISプロジェクトの芽をつぶしたくない

という2点でした。これらを目的に、リフレクションパートナーとして参加しようと企んでいました。

ただ、、

リフレクションパートナーも参加者と一緒に2~3ヶ月を駆け抜けることには変わりなく、家庭の都合もあり、多くの時間を作り出すことができず、参加を見送りました。

このままでは、この灯が消えてしまうのではないか・・

そんな心配をしていた矢先、DAISプロジェクトの運営元より「座談会への出席依頼」の案内が届きました。

わずか1時間ほどの取り組みではありますが、自社がDAISプロジェクトへ関与し続けているということを印象付けるには十分だと判断し、二つ返事で座談会に参加することにしました。

DAISプロジェクト 2022後期 Session1 DAY1 OB・OG座談会へ登壇

座談会では司会者からの質問に答えたり、登壇者の発言から話を広げたりしました。私を含む登壇者3名が別々の”期”の参加者であったことから、思っていた以上に話が盛り上がり、1時間があっという間に過ぎました。

座談会を通して一番印象に残ったことは次のことです。

自らの強い意思で「質の高い教育」を受けよう、と思って参加している人は以外と少なく、それ以上に強制的に参加されている方の多い。ということ。

選択肢を増やす(増やしてもらえる)ことは、自由度を高めることに繋がり、自らの可能性を広げる、見つけ出すことはできますが、最終的に”選択”したのは自分自身の意思です。

「自分はどうしたいのか」

この意思の大切さを座談会に登壇して、改めて実感しました。

自分はどうしたいのか・・・

主催者の方々と高知の「ひろめ市場」 でカツオのたたきを頬張りながら、私は伝えました。

「来年、リフレクションパートナーとして戻ってきます!」


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