✨ かわいいオノマトペ帳(採集編) vol.9
月曜日になりました! きょうは「かわいいオノマトペ」を採集する日ですー。
「可愛さ重視のオノマトペ帳」をつくるため、今年の2月に始まったこの企画。毎週月曜日に「可愛いな〜」と思ったオノマトペを5個ずつ選んで、アレコレ語っています。コレクションは、なんと40個まで増えました! じゃーん!
今回の「かわいいオノマトペ」はこちらです!
41. ぐるぐる
ひとつめは「ぐるぐる」です。なんか、個人的にかわいい印象があるんですよね〜「ぐるぐる」って。なんでだろう。まわること、まわってることを、音で表現しようとするって時点でもう可愛さ出てるのかな。あ、手の動きとかも関係ありそうですね。ぐるぐるって伝えるときに指先でうずまきを描く感じとか。あとは単純に、ぐるぐるまわる動きがかわいいっていう可能性もあります。
42. ぴろぴろ
お次は「ぴろぴろ」を。「ぱ行」のオノマトペっていろいろありますけど、この「ぴろぴろ」はそのアンバランスさに特徴があるような気がします。「ぴ」の細っこい感じと「ろ」の広さって言えばいいのかなぁ。「ぴ」と「ろ」って、一見なんか別物というか、ちがうグループのものって感じがしませんか? このあべこべ感が、ストローで「ぴろぴろ」吹くおもちゃとか、おもしろい動きにつながってるのかも。なんか、空気の流れを感じるんですよね。風に吹かれているような。
43. すかすか
つづいては「すかすか」です。中身がぜんぜん入ってない、そんなときに「すかすかだね」と言ったりします。「す」は空を切るような音(空振りの音)としてぴったりだし、そのあとの「か」は行き止まりというか、ほんとに中身が空っぽなことを表現しているんでしょうか。「スカしてる」みたいな表現がありますけど、あれとの関係も気になるところです。あ、東京スカパラダイスオーケストラの「スカ(Ska)」っていう音楽もありましたね。どっちも軽い響きがあるような。ん〜、この絶妙な可愛さには、なにかひみつがありそうです。
44. ぽろぽろ
どんどんいきましょ〜。あなたは「ぽろぽろ」と聞いて、どんなイメージを浮かべますか? じぶんは、マフィンとか食べてるとき、生地が小さく欠けて落っこちるのを思い出しました。まさに「ぽろぽろ」って感じで、きれいに食べきれないんですよね笑。ジブリに『おもひでぽろぽろ』っていう作品がありますけど、泣いてる表現や、なにかを思い出すときの表現として「ぽろぽろ」がよく使われるイメージです。ちょっとずつ、小さなかたまりで。ぱ行はポップなオノマトペが多いとおもうんですけど、そのなかでは一際おだやかな印象のオノマトペかもしれません。
45. もっさり
さいごは「もっさり」を選んでみました。これまた独特ですよね〜。「もっさり」かぁ。なんとも言えない味があります。なにかしらの量が多くて、こんもりと盛り上がっている感じでしょうか。「もっ」はまだわかるけど、この「さり」という音づかいが気になりました笑。あふれないようにバランスを取ってるような、なんとかスペースに収めようとするような、そんな処理の音かもしれません。うん、おもしろい!
今回はこんな感じになりました〜! こんなにコレクションが増えても、まだまだあたらしい発見があるので、かわいいオノマトペのけんきゅうは止まりそうにありません!それではまた来週お会いしましょ〜。
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