小児の股関節疾患の鑑別
▲画像をクリックすると記事一覧に飛べます^ ^
改めまして!皆さんこんにちは!!
【NAORU】というセラピスト向けのアプリを運営してる若林(@daiki9021)です!!
今回のテーマは小児の股関節疾患の鑑別です。
小児の股関節疾患はどうして痛くなったのか本人やご家族の方がわからない事も多々あり、治療家が病態をしっかり鑑別する必要があります。
小児の股関節疾患において、現在こんなお悩みをお持ちの方は是非ごください。
・どんな疾患があるのか分からない
・どのようにして鑑別したらいいか分からない
・股関節の解剖を復習したい
それでは本題へ行きましょう!
股関節の解剖
それではまず「股関節」を知るところからいきましょう!
股関節は大腿骨の先端にある球形の大腿骨骨頭と、骨盤側で骨頭の受け皿になる深いお椀の形をした臼蓋との組み合わせでなっている球関節です。
正常な股関節では、寛骨臼が骨頭の約4/5を包み込むことで関節を安定させています。
股関節には、普通に歩くだけでも体重の3~4倍の力がかかるといわれています。
これがよく、体重が重たすぎるとその分負荷がかかり軟骨損傷に繋がると言われる所以だと個人的に思ってます。
【合わせて覚えておきたいポイント】
走っている時には体重の4〜5倍に増加するとされていて、階段昇降、椅子からの立ち上がりでは、体重の6.2〜8.7倍の力が、さらに、床や低い位置からの立ち上がりでは、10倍の力が股関節にかかります。
日本整形外科学会認定整形外科専門医 狩谷哲 医師
この力を支えられるよう、股関節は筋肉や腱などで全体を覆われており、安定性を保ったままいろいろな方向に動かすことができます。
構造的には骨同士が接触している大腿骨頭と臼蓋は、表面が関節軟骨と呼ばれる滑らかな組織で覆われています。
さらに関節の周辺は滑液(関節液)と呼ばれる潤滑液で満たされており、骨同士(軟骨同士)が滑らかに動くのを助け、摩耗により骨が削れることを防いでいます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?