不注意型の多動性と受動思考・能動思考について

僕は小学生頃から生活習慣系の項目がいつも「もう少し」であったくらい、多動性(不注意傾向)と過集中が多く、ADHDの不注意型の傾向が非常に強い。ただ、今まで特別社会生活に今まで支障はないので診断は受けていない。ただ、特に歳を重ねるにつれて、その傾向が非常に強くなってきている。

特に、脳みその中身が思考で凝り固まっているような、まるで肩が凝っているのと同じように、「思考が凝っている」ような感覚が自分の中で非常に強くなってきていた。

そんな中、思考についてあれやこれやと本を読んでいて、久しぶりに「ザ・シークレット」というスピリチュアル本を読んだ。(これも実は小学生のころ一度読んでいた記憶)

この本を読んで、自分の「思考の凝り」の原因がようやく言語化できたので、そのメモを残していきたい。

「引き寄せの法則」=「思考は現実化する」

ザ・シークレットという本に書かれているのは、主に「引き寄せの法則」である。つまり、脳の中でイメージしたものが現実化する、といった話である。今身の回りに起こっていることの一つ一つが、自分の思考が導いたものだよ、ということである。

「思考」には、「能動思考」と「受動思考」がある

さて、ここからは本を読んだ内容から、自分が考えたこと。
久しぶりにこの本を読んで、引き寄せの法則をやろうとしたんだけど、実は自分はこのタイプの思考をすることが非常に久しぶりな気がした。

今まで自分が脳みそでぐるぐるしていたものとは、かなり質が違う思考であると、感じた。

前者の、自分が意図的に思考を張り巡らせるような思考タイプを、自分の中では「能動思考」と定義したい。能動思考は、自分の意識が起点に、意識的に思考を張り巡らせるような思考法である。これは、自分の中の脳みその前頭葉の部分が活動している感覚がある。この本でいう、引き寄せの法則をやろうとする際の思考法である。

一方で後者の思考は、頭の中に自然発生的に生まれる受動的な思考である。「あれやらなきゃ」「これやらなきゃ」みたいな、自然発生的な思考である。。これは、脳みその左右の部分が強く活動している感覚がある。

自分が思考だと思っていたものは思考ではなかった

この発見が自分の中でものすごく学びだったのだが、今まで「自分の脳みそで考えている」と思っていたものの多くは、実は「考えていた」というよりも、「考えさせられていた」に近いものだった。つまり無限に脳みその中で、雑多な思考が浮かび上がってはぐるぐるしてしまうような、脳みその凝りのような思考だったのである。

自分はこの思考の延長線上で思考を続けてしまうことが多かったのだが、これは実は全く理想を思い描いたりするタイプの思考ではなかった。このすごく当たり前なことが、二つの思考タイプとして言語化できたことがこの記事の中でもっとも言語化できて嬉しかった。

思考というタイプがそもそも二つ存在していて、それを明確に切り分けられなかった結果、あたかも自分が思考しているような気になっていただけだったのかもしれない。

受動的思考とリストカット

ところで、最近は本当にこの受動的な思考がしんどくて、ひどい時だと人と話しているのに思考の世界に飛ばされてしまっていることが多かった。嫁には「世界に行っている」「タイムリープ」といじられることが増えた。

ところで、最近ようやく自分の中で、思考の世界から意図的に離れられるようになった。

  • 蒙古タンメン中本を水無しで完食する

  • 死ぬほど痛い足裏マッサージを受ける

  • 長風呂する

  • 瞑想する

という方法で回避できるようになったんだが、これは構造上リストカットとほぼ同じだということに気づいた。

つまり、受動思考は意識を思考に向かわせてしまうので、希死念慮があるような人はそこから離れるために、リストカットという痛覚を通してその思考から離れる。それと全く同じことを、痛覚の程度さでなんとかしてきたのである。

どうしたら能動思考にフォーカスできるか

さて、久しぶりに本を読んで、ようやく能動思考を思い出したのだが、能動思考に入るためにどうしたらいいのか、ふと考えた。

まず、最初に大事なのが、受動思考をしている時に、「受動思考していること」を認知することであろう。

受動思考をしている段階では、能動思考を行うことはできない。まず、受動思考状態であることに気づくことが重要である。具体的には、脳みその活動域の違い。前頭葉っぽい場所に集中していれば問題ないが、脳みその左右の部分が動いている感覚があれば、受動思考になっている。あと、机の整理がされているかどうかだったり、PCのウインドの数なども若干影響している感覚があるので減らすとよい。環境から受動思考を減らすアプローチも十分ありそうである。

あと、基本的に能動思考をしている場合の精神状態は良い。受動思考をしている場合、思考が心の反応で生まれてしまっている。なので、思考をしていて不安になったり、不幸になったら、ほとんどの場合は受動思考であるということを思い出そう。

次に、受動思考に気づいた場合、どうするか。基本的には、まず能動的に今の思考を止めること。受動思考に対して、意識をあて、その思考を一度止めようとすること。これで上手くいく場合はOK。(まあこれがほぼ瞑想なんだけど)

ひどい場合は、身体性を必要とし、思考の余裕をいったんなくすことが重要である。思考は、思考のきっかけになってしまうような情報を遮断することが非常に重要である。PCの電源・スマホの電源は切ったほうがよい。イヤホンで音楽は聞かないほうがよい。あと、なるべく痛覚刺激が多く、思考の余裕を奪うものがよい。ランニング、水泳、蒙古タンメン北極。暑い長風呂でもよい。とにかく、雑念が生まれない状況に身を置くこと。


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