イケダハヤトさんのSNS分析
この分析では、イケダハヤトさんのSNSのデータを分析して、以下の問いに答えます。
・どうやって過去7年分の総フォロワー数(7.5万人)たった1年で獲得したのか
・イケダハヤトさん流のフォロワー獲得の秘策とは何か
・次の施策が必ず伸びる理由とは何か?
ツイッターのフォロワーの分析
では、ツイッターのフォロワーのデータを見ていきましょう。ツイログから確認しました。2010年12月から2018年11月までの、約8年間のフォロワーの増加数になります。
フォロワー数の推移
データを見ていただくとわかるのですが、注意する点として、2018年で、2010年から17年までのフォロワー75000人に対して、2018年のたった一年で10万人近くのフォロワーが急激に増加していることが分かります。
・2010 1000
・2011 9000 (+8000)
・2012 15000 (+6000)
・2013 27000 (+12000)
・2014 36000 (+ 9000)
・2015 48000 (+ 12000)
・2016 60000 (+ 12000)
・2017 75000 (+ 15000)
・2018/1 125000 (+ 50000)
・2018/10 180000 (+ 55000)
どうやって過去7年分の総フォロワー数(7.5万人)たった1年で獲得したのか
その原因はなんでしょうか。
おそらく、答えは仮想通貨かと思われます。こちら仮想通貨トレンドをGoogle Trendsから取得したものとなります。
ちょうど2017年の10月くらいから検索ボリュームが一気に伸び始め、2018年の2月に検索ボリュームが落ちています。
さきほどのイケダハヤトさんのツイッターのフォロワーの伸び方を見ると、仮想通貨の検索トレンドの波にのったかのようにフォロワーが増えていることが分かります。そして仮想通貨バブルがはじけたときには、フォロワー数の伸びが減ってきています。
いつから仮想通貨ネタを仕込んでいたか
気になるのは、このトレンドが来る前に、どのくらいのタイミングで参入していたのかという点です。
最初に仮想通貨に関して言及があったのは2016年のようでした。
その後2017年1月にイーサリアムを購入。
ブームが来る前に記事を量産していました。こちらは2017年の1月8日
2017年5月5日には、仮想通貨記事で成功事例をこのタイミングで書いています。
市場が伸びている感じを実感し
今後伸びてきたときのクエリがめちゃくちゃ強そうな記事を量産しています。この時にこれくらい記事を量産したら、その分野でのドメインパワーはめっちゃくちゃ強そうです。
今後の柱になりそうな分野の一つが仮想通貨としています。
7月には、バブルの予言っぽいことをおっしゃっています。
その後2018年になって、仮想通貨バブルが完全にはじけた後は早々と撤退しました。
イケダハヤトさん流のフォロワー獲得の秘策とは何か
イケダハヤトさん流のフォロワー獲得の秘策とは何か。それはこれからのブームを読み解く力かと思います。確か、本で読んだときは日本にFacebook広告が全然出てきていないときに、海外からの知見を翻訳することで、マーケターとして活躍されていたはずなので、今後何がくるかを判断する嗅覚が高いのだと思います。
市場の読みの能力が高いので、いざ市場が大きくなったときにポジションをとれ、その界隈の第一人者になっているのでしょう。
仮想通貨は賭博的なトレンドだったので、日本人人口の相当大きなパイを狙っていけたのではないかと思います。日本の賭博市場は非常に大きいので、参入してくるレイトマジョリティーが多かったのでしょう。そこまで考えてSNSを運用していたかはわかりませんが、結果的にレイトマジョリティーにフォローされる基盤が整っていたのではないかと思います。
次の施策が必ず伸びる理由とは何か?
イケダハヤトさんの動向を見ていると、Youtube広告の市場を狙いに行っていることが分かります。これは単純にGoogle Trendsで見ても、人々の関心が大きくなりつつあること、そして広告市場のパイとしても大きいからです。
以下、Youtube広告での検索クエリのボリュームです。年々上がっています。このように、今後伸びそうな市場に対して、圧倒的にコンテンツを作ることで波乗りできるところが、伸びるポイントなのではないでしょうか。
ということでまとめです。
イケダハヤトさんのSNSが強いのは、次にくるものを明確にとらえておいて、時代の波乗りをすることで、第一人者になっているところです。波が来る前に種をたくさん仕込んでおいて、最高のタイミングで波に乗ることができるのが、彼の強みなのではないでしょうか。
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