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発信面での「抽象度」と「コンテクスト設計」の話

僕が文章を書く時に気を付けていることがあります。それは抽象度の度合いと、コンテクスト設計です。基本的に僕のツイッターでの発信は、かなりの抽象度を上げて、なるべく多くの人が理解できる言葉でツイートをしています(しているつもりです、宇宙後話してたらごめんなさい)

抽象度の度合いと、コンテクストのコントロールは、発信においてとても重要だと考えています。

抽象度がもっとも低い次元のことばは、論文で使われます。コンテクストに頼ることができない、よく定義された言葉をもとに、論理を積み上げていくのが、論文のことばです。そして、このような文章は、厳密で解釈がぶれないが、ポップに読めないという欠点があります。あとは技術書もどちらかというとその部類かな。テスト仕様書とかもそれですね。

一方で、抽象度の高いのは、大きくコンテクストに依存することばです。例えば、「AI」。この一つの単語が示す範囲は非常に大きいと考えています。コンテクストによって、大きく変わります。こういう抽象度の高い言葉でのコミュニケーションの利点は、コンテクスト理解をして話していれば、とても楽です。一方で、コンテクスト理解が共有できないと、意思疎通が難しいという点があります。

なので、ある未定義のキーワードは、うまくコンテクスト設計をうまくしないと、違ったニュアンスでとられてしまうことが多いです。

さてさて、僕は情報発信する際は、後者のような抽象度の高いキーワードを使いつつ、アカウントの過去の発言などからのコンテクストを織り交ぜて、発信するよう意識しています。あとは、その抽象度もなるべく他人が間違えたベクトルでとらえないようなキーワードを常に意識して発信しています。(特に、あるコンテクスト内で言説が大きく分かれるようなキーワードは控えています)

とはいえ、「抽象度」と「コンテクスト」が一致させせられないことがあります。発信に失敗するときです。そして、この「抽象度」と「コンテクスト」が合わせられなかったとき、批判が起こります。

あるキーワードの抽象度、言語が示す範囲と、その範囲を指定するコンテクスト設計を誤ると、容易に炎上しかけてしまうのが、インフルエンサーの怖いところです。

発信は、抽象度と、コンテクストの設計を意識して発信しなければなぁと思います。

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