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シカクが照らしたシリーズの新境地『デジボク地球防衛軍』【俺GOTY2020】

俺が選ぶ俺のゲームオブザイヤー!ゲームライターマガジン1月のテーマは『俺GOTY2020』だ!2020年は軽く振り返るだけでも、大作からインディーまで面白いゲームがヤバいくらい多かった年で、俺に刺さったものだけ軽く振り返っても……。

『ドラゴンボールZ KAKAROT』
『幻影異聞録♯FE Encore』
『千里の棋譜』
『シロナガス島への帰還』
『FINAL FANTASY VII REMAKE』
『アンリアルライフ』
『Ghost of Tsuhima』
『スーパーマリオブラザーズ35』
『KAMEN RIDER memory of heroez』
『アストロプレイルーム』
『天穂のサクナヒメ』
『風来のシレン5plus』

とか層の分厚さがとんでもねぇことになってる……!宇宙サバイバル編かよ。『Ghost of Tsuhima』でも良いかなという気はするんだが、「俺GOTY2020」と言われたら俺は迷わずこれを選ぶしかない。

https://note.com/kawapi/m/mb7de289f62c6?

本題に行く前にお約束の宣伝を挟んでおくが、2020年上半期の『ゲームライターマガジン』をまとめたお得な単行本が発売中!ゲームライターたちによる90本の記事が480円で読めるようになってるのでこちらもよろしく!

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『デジボク地球防衛軍』だ!

侵略者が送り込む数十、数百の巨大生物や戦闘メカ相手に大暴れ!
SIMPLE2000シリーズから始まった『地球防衛軍』シリーズのスピンオフ作品で、開発は本編のサンドロットではなく、ユークスが担当している。特撮やSF映画風のリアルなグラフィックだった本編とは異なり、敵も味方もボクセル風のカクカクキャラ。1人の兵士を操作するのではなく、4人チームをプレイヤー1人で操作するシステム。そして歴代シリーズの敵が総登場という、スピンオフらしい「軽さ」を前面に押し出した雰囲気だ。
しかし、それが素晴らしかった!

『地球防衛軍』本編は文句なしに面白いものの「シリーズのお約束ではあるけど、ずっとこれやるのは面倒だよな……」という部分があったし、ナンバリングが重なるにつれて、良くも悪くもボリュームが莫大になり、クリアするだけでも一苦労。

スピンオフだと過去に海外メーカーが開発した『EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON』や、今回と同じユークスが担当した『EARTH DEFENSE FORCE IRON RAIN』などがあり、外伝作ならではの良さもあったが「スピンオフなのになんか本編より面倒臭い要素増えてない?」という感覚がぬぐえなかった。

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そこに現れたのが『デジボク地球防衛軍』!

シリーズのお約束だった「敵が落としたアイテムを1個1個拾わないと新しい武器が手に入らないし、体力も上がらない」という要素を撤廃。自由に編成した4人チームをボタン一つで切り替えられるようになり、超必殺技な「スペシャル」技も導入されたため、より派手に、より戦略性が幅広くなった。

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使えるキャラは歴代の兵士たちに加えて、本作オリジナルの「ブラザー」「シスター」が大量参戦。軍属ではなく、世界各国を代表する義勇軍という立ち位置なんだが、キャラ付けが「ザ・ドラえもんズ」や「Gガンダム」並に分かりやすい……!

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