実は結構あった!SIMPLEシリーズから生まれた実写作品を振り返る!
『劇場版 忍者じゃじゃ丸くん』が2020年8月28日から公開決定……!
本来はクラウドファンディングを元に制作されて2015年に公開される予定だったが、製作が遅れに遅れ、もう頓挫したと思っていたがまさかの2020年になっての公開。どうやら編集作業が難航していてずっと続けていたようだが、執念である。
かなり別物っぽいが『忍者じゃじゃ丸くん』そこそこ好きな俺としてはどんな内容になっているのか凄く気になるし、ファミコン時代のゲームの実写映画が2020年に公開されるのは実に面白い。俺も時間を作って見に行くつもり。上映が池袋と大阪の2館で1週間限定なので急がねば。
そして、こういう時世に便乗してSIMPLEシリーズの話をしていくのが俺という存在。思い出してもらいたい!SIMPLEシリーズから生まれた実写化作品が色々あったということを……!
https://note.com/kawapi/m/mf6167682c80c
本題に行く前にお約束の宣伝を挟んでおくが、2019年の『ゲームライターマガジン』をまとめたお得な単行本が発売中!ゲームライターたちによる100本以上の記事が480円で読めるようになってるのでこちらもよろしく!
まずは何といっても2008年の『お姉チャンバラ THE MOVIE』と、2009年の『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』だ!SIMPLEシリーズから生まれてXbox360からフルプライス作品となった『お姉チャンバラ』の実写映画。
2週間だけだったが、渋谷の映画館で上映されていたので劇場公開作品。
当時、初日に見に行きましたよ!乙黒えりのファンばかりでゲームのファンはあんまりいない空気だったなぁ。ロビーで『お姉チャンバラWii』が遊べるようになってたけど、誰も遊んでなかったのでクリア済みの俺が遊んだりした。
『お姉チャンバラ THE MOVIE』はPS2で発売された『お姉チャンバラ』『お姉チャンバラ2』を再構成したようなシナリオ。
主演の乙黒えりが話題になっていたが、俺としては咲をボウケンイエローこと中村知世が演じてたことが印象的。全体的にチープで突然謎のCGバトルが始まったりもするものの、要所要所でのアクションには光るものがあり、特に終盤の彩&レイコとのゾンビ大乱戦は「これぞお姉チャンバラの実写化!」と言える迫力だったぜ。
これはアクション監督を務めた小原剛の手腕が大きいかなぁ。
数々のアクション映画を手掛けて、最近では『GARO-VERSUS ROAD-』もやってる小原剛だぜ。
https://music-book.jp/video/title/014077
続く『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』はXbox360で発売された『お姉チャンバラvorteX』がベースだが、『お姉チャンバラ THE MOVIE』とは話が繋がっておらず、スタッフもキャストもまったく別になっている。
前作よりややお色気マシマシで完全な映画オリジナルキャラもいたり……と見せ場を作ろうとはしてるが、アクション部分は大分精彩を欠いていた。
ミザリーのトゲトゲ大剣をプロップで再現したのは頑張ってるところではあったが……!
なんだかんだでゲームの実写映画で2本続いたのは立派だし、これはやっぱり「日本刀を持った水着のお姉ちゃんとゾンビ」が居れば成立しちゃう、元ネタが持っているB級な魅力あってこそだろうね。
SIMPLEシリーズの出世作と言えば『地球防衛軍』だけど、こっちをマトモに実写しようとすると大変過ぎるわけだし。
https://www.famitsu.com/news/201208/27020229.html
まあ、実は2分間のPVだけど実写化されたことはあったんだがな!
2012年に『地球防衛軍3portable』のPVとして、B級特撮を数十年に渡って撮り続けている河崎実が実写化!
脇役が堀内正美(ウルトラマンネクサス:松永管理官役)、沖田駿一(ウルトラマンエース:山中隊員役)森次 晃嗣(ウルトラセブン:モロボシダン役)と、特撮的にかなり豪華な面子。アリの鳴き声がウルトラ怪獣という小ネタがあったり、ミニチュア爆発もそこそこ気合を入れてはいたが、しかしそれ以外はクタクタで脱力感しかない。実に「らしい」シロモノだったぜ!
少し方向性は違うが、この他で実写作品だと『SIMPLE2000 THE呪いのゲーム』がある。なんと2000円で「実写のサウンドノベル」と「1時間を超える実写のホラームービー」をセットにした驚きの1本だ!
それぞれ独立した作りになっていて、サウンドノベルをクリアするとムービーが見られる構成。後藤邑子さんが友情出演しているのも見所である。
ムービーは分かりやすいJホラーって感じなのに、ノベルパートだとオカルトパワーでバトルする内容になってるのが面白い。
キャストと話の大筋は同じなのに別作品になってるじゃねーか!
撮影した素材を使いまわせば実写ゲームと映画それぞれ作れちゃうって発想なんだろうが、SIMPLEシリーズ以外でもこんな作りのゲーム見たことないし今もってオンリーワンの作品だぜ。
と、軽く振り返ってみたが、20年を超える歴史があるSIMPLEシリーズだけあって実写ネタもポツポツ見つかるぜ。と、言っても8年以上前の話ばかりなので、また新しい展開があると良いんだけど……。
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/180507
例えば『地球防衛軍6』のプロモモーション映像を田口清隆監督に撮らせてみるというのはどうでしょうか?!
と、完全に俺の願望を垂れ流して今回の記事は終わり!
ここから先は
ゲームライターマガジン
プロのゲームライター陣がゲームについて語るマガジン。略してゲームライターマガジン。プロのゲームライター陣がお題に沿って記事を書いたり、「今…
俺の月々の生存に充てられます!