図解 コーヒー一年生/粕谷哲・山田コロ
TSUTAYAで大々的に販売しており、軽く立ち読みしたら面白そうだったので購入。
コーヒー豆の品種や産地が擬人化されており、豆や味のイメージがしやすく、分かりやすい。
コーヒーはブラジルが有名だと思っていたが、産地の多さや品種の多さに驚いた。
味わいも個性もこんなにたくさんとは。
漫画が多く、またおいしいコーヒーの入れ方も具体的に載っていて入門書に相応しい。
私にとってコーヒーは特別な時に飲むものだ。
学生時代はテスト勉強中に眠気覚ましに飲み
社会人になってからは会議のお供に飲んだ。
ただ、私はコーヒーが好きかといったらそうでもなく
コーヒーか紅茶か選べるなら紅茶を選ぶ。
私はブラックコーヒーが飲めない。
砂糖やミルクを山ほど入れないとコーヒーが飲めない。
コーヒーの苦みやコクや産地の違いの良さは分からない。
だが、私はコーヒーを飲む大人に昔から憧れた。
母親が毎日コーヒーを飲む人だからだ。
私は受け継がなかったが
母はアイスもホットも大好きでよく飲んでいて
コーヒーを飲む大人はかっこいいと思っていた。
また、私が初めて付き合った人はコーヒー屋で長年バイトしており
それもまた私は憧れた。
コーヒー屋でバイトし、おいしいコーヒーが入れられる人をかっこよく感じた。
私は本書を読み、コーヒーにもフルーティーな味かあると初めて知った。
フルーティーなコーヒーがまるで想像つかない。
砂糖やミルクを入れないコーヒーは苦みやコクを味わうものとずっと思っていたから。
アラビカ種100%のコーヒーが飲みたいと思ったし
世界一高いゲイシャコーヒーもいつか一度飲んでみたい。
今度コーヒー屋さんに行ったなら、産地や品種を見て選ぼうと思った。
今は無性にブレンド以外を試してみたい。
コーヒーのおいしい入れ方や豆の保存も具体的に載っているが、なかなかに手間だと感じた。
ただ、こんな風に丁寧に煎れたコーヒーはさぞおいしいように感じた。
私は約40年生きているが、おいしいコーヒーを未だに飲んだことがないのかもしれない。
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