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ごどう寄席の稽古雑記①

この公演に出演することになりました。

即興、とか、インプロっていうときのブラックボックス感がなんかなーの方に、わたしになにかできることはと考えたら稽古のことを文章にしてひらいていくことかなと思ったので雑記を書きます。たぶん④まであります。

稽古場に向かう電車の中で思ってたことから書きます。

排水溝がにおってきたな明日は何ゴミだパンツが足りなくなってきた(洗濯しないと)ドライヤーをかけるポジションに髪の毛が散っているなハンガー買わないと洗濯物が干せない今日作ったシチューはいつまで持つのだろう、え、今無職なんですけど

生活のことでぱんぱんです。でも稽古場が近づくにつれて

座・高円寺てやばいな今日3年ぶりに会う人とかいるなお笑い芸人がたくさんいるぞわたし芸人枠なのかみんな元気かな26になってお笑い芸人にならない人生選んでもこんな機会もらえることあるんだな

た、た、た、たのしみダァーーーーーーー

の気持ちになって、稽古場に着きました。

ここからは稽古のことを書きます。

しゃべりながら見る、しゃべりながら動く、見ながら動くなど、舞台上で起こりうるマルチタスクを意識するウォーミングアップをしました。

集中をします。

でも、一点にエネルギーを集めるような集中の仕方をすると、こぼしてしまうものが多々あるので、そうではない集中の仕方で集中します。

できているかも、と思うときには大体集中が切れているのでミスります。

ウォーミングアップが終わって、公演の概要を確認しました。多いのはお笑い芸人ですが、ピアニスト、詩人、ダンサーなどいろんな表現の方法を持っている人が集まります。温かいけどぬるくない、ちょいアツ(42度)を目指していきたいと思いました。

インプロの心構えを共有する時間がありました。何年も前からごどうさんから聞いていることだけれど、説明がブラッシュアップされていました。

その場で単語のお題をもらって、3〜4人でシーンを作ってみます。「秘密の話」「おすし」「古着」「紫」など本当にその場でだしたお題です。

シーンが終わるとフィードバックの時間です。「あの役割を振ってくれて助かった」「あそこで迷った」「ああいう展開に行ってもよかった」など振り返ります。シーンに出ていた側として振り返るときと、シーンを見てた側として振り返るときがあって、それぞれに発見があります。

もう2度とやることのないシーンを振り返る、この少しさみしい時間がわたしたちを鍛えてくれます。迷ったときに何を選ぶか、の選択肢がこの時間に増えていく感じがあります。

正直、即興がブラックボックスじゃないかと言われれば、ブラックボックスな部分もあると思います。どんなお題をいただけるか、どんなお話になるか、まじで分からないからです。

でも、即興にも約束があって稽古があります。丸腰じゃあないんだぜ、ということを伝えたくて。

お題をもらった1秒後のごどう、上牧、荻野です。この時間がわたしは好きです。何もないところに放り出される不安と、何でもはじめられる期待の時間です。

楽しめるかも、と思った方がいたら6月3日の座・高円寺2でお会いしましょう。待ってます。

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ちなみに、ごどうさんと上牧と荻野は大学のお笑いサークルで出会ってから9年経つらしいです。げげげ

支援いただけると、もっと書く時間が増えてすごいことになります。