愛ない逢いたい大晦日２０１８振り返り

２０１８年神保町花月年末公演「愛ない逢いたい大晦日２０１８」　　　　　演出　山下哲也　脚本　冨田雄大　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出演　犬の心・工藤史子・うるとらギーズ・スクールゾーン・　　　　　　　　　　　　　　細いとメガネ・コロウカン川端・ぬるぬるオータカ・たいやき大原・久川みみ子　

押見さん、工藤さん夫婦が、そこに存在してたというのか？知り合いの夫婦だと錯覚するような？　立ち振る舞いが抜群に素晴らしくて素晴らしくて

この二人のおかげで、舞台に優しくて太い背骨が出来上がり、そのおかげで若手のフレッシュさがより栄えました。　

感情をあんなに細かくつないで演じてくれたら、こちらからは「ありがとうございます」と「大好きです」という２つの気持ちしかないです。

押見さんの「仮想通貨は世界を変える」と、工藤さんの「してないよ　してない　そんなに怒らないでよ」の言い回しは、鳥肌でしたねぇ　他に一杯あるんですが、こういうセリフにアレだけのモノを乗せてくれるとねぇ　演者という意味を教えてもらえる。　自分じゃ出来ない。

池谷さんもこれまた最高で、自分の中の池谷さんは格好いいの権化。　　　こちらが求めている池谷さんを求めた以上にやってくれて最高ですねぇ　カッコいいクズって気持ち良くて、本編では嫌われてたけど、最後のくだりで好感度爆上がりするのも、カッコいいのなせる業。　　　　　　　　　　　意味が分かりそうでわからない言葉を言い切る池谷さんは何度見ても笑っちゃう。　結局、笑ってしまう。

うるとらブギーズは、ネタが好きで、陰ながら応援していたので今回ご一緒デキて嬉しかったです。　後輩ですが、憧れる存在です。　　お父さんの不満とか、月日を言うという、なかなか難しい部分をウケさせてくれたり　　　助かるなぁ～　　何故か神保町初出演だったそうで、神保町が出来てから、どんな気持ちで過ごしていたのかな？と思うと不憫でならないけど、不憫が似合うところも溜まらないし、結局、笑ってしまう。　久保君が柔軟剤に気を使っていて、とてもいい匂いがするというのも、不憫といい匂いの相性のせいか、すごく良いエピソードに思えました。笑っちゃう。

スクールゾーンは、舞台では頼もしいし、楽屋では相手してくれるし本当の助かる。会うたびに素晴らしくなっていて、成長っていいなぁと羨ましくなるコンビ。俵山の役のモテない話の時の顔とか、京子さんと飲み行った話をしている時のハシモの顔とか。　よくわからないけど、「笑い」と「演技」の境界線がないような感じで、観劇していて心地よい演者な気がします。　　　　ピークは、はハシモが飲みに誘ってくれて、後輩に飲み誘われるなんて初めてだったので舞い上がったところでしょうか。　シンプルに声をかけてもらえるって嬉しいものですねぇ。　

細いとメガネは、トコトン本を読みこんでくれてて、稽古で手を抜かないし、ありがたい以外ないんですが、そういうタイプの人のことを、ちょっぴり怖くて。。　いつか脚本の粗を詰めれらるんではないか？と冷や冷やしておりましたが、特に怒られなかったので、良かったです。　鬼ヶ島に電話で行ってしまうところとか、季節に交じって、妹への感情いうところとかなどなど　お二人のおかげで、引き締まってるなぁと、内心怖く思っていたことを反省しました。　お二人のどちらかが、「西遊記物語」を見て芸人になったそうで、そういう人が自分の舞台に出るというのは、続けてきてよかったなぁ　肯定してもらえた気がしました。　嬉しかったです。

コウロウカン川端君は、見た目も頭もよく性格もいい。　羨ましい。ランダムに続く覚えずらい台詞も完璧に覚えていて、羨ましい。　スクスク伸びていってほしいなぁと、羨ましい。

ヌルヌルおーたか君は、愛くるしい感じで、なにをいってるのかわからない時もあってけど　愛嬌があり、許せてしまう感じですかね　とはいっても、ランダムな台詞を完璧やっていたので、素晴らしいです。

たいやき大原さんは、抜群に声がよくて、声を生かすために本を修正した位のいい声　あの声のおかげで結末を気持ちよく迎えれたのではないかと思っております。　いい声でした。

久川さんは、舐めているのを隠そうともしない清々しさが気持ち良いですねぇ　人としてお強いのでしょう。　誤解だよでウケていたので、そういう人間力は伝わるのかな？という気がします。　笑ってしまいます。

演出の山下さんは、だらしないのに頑固な僕に呆れることなく向き合ってくれて、この素晴らしいメンバーの力を存分に引き出してくれて、素敵な音と照明を考えてくれて、ただただ感謝です。　自分には絶対出来ない。　　　　

誰かに見てもらいたい気持ちもあるし、自分の内面と向き合うだけでもいい気もするけど、何に向けて書いてるかの答えは出てないけど、こういうものを書くと、スッキリする。　　　

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。　冨田雄大