金属片とわたし

木曜日だったか、朝から「モデルナのワクチンに異物混入」のニュースが流れる。使用中止とあったので、これから使う分かな、とあまり気に留めず出勤。

続報を見ると「異物は金属片か。」とある。

よく調べてみると、8月6日から20日までに自衛隊大阪センターで接種した人は可能性があるのでロット番号を見てくださいとある。

私やん。

調べた。ビンゴだった。笑ってしまった。

同じ時期に職場の人あと2人も行っていたので、LINEでお知らせしたところ、二人中一人も当たっていた。

「お互い当たりましたね!持ってますね」「もっとプラスの引きがほしかった」「いやマイナス引いたんで次はプラスですよ、しらんけど」「宝くじ買いますわ」みたいな話をする。

外れた人からは「あんたたちうっかりチームとトリオにならなくてよかった」的な趣旨のLINEが届き(職場ではわりとうっかりキャラの二人)、次の日からもネタにされ続けた。曰く

「あんたたち、いきなり腕と腕が引き寄せあってくっついて離れなくなるんじゃないの。あーれー!みたいな」

「磁気帯びてませんよ」とツッコミを入れるも話はどんどん壮大になり、

「心斎橋とかの人混みでも気づいたらみんなくっつきあって、あーれー!ってなるんじゃないの」

そこまでいくと筒井康隆さんが書きそうである。想像してかなり笑ってしまった。磁石人間たち。

そのあともそのワクチンに関して不穏なニュースが出たりするけれど、概ね笑って過ごしている。

コロナの時代も生まれて初めて、コロナワクチンを打つのも生まれて初めて、さらに金属片混入?など生まれて初めてどころか他の人でも前例がない(と思う、しらんけど)。未知の領域すぎて、やっぱり今の時代はSFっぽいなあと思う今日この頃。

そして、何事も気の持ちようですね。不安がっても仕方がない。楽しくネタにしていこう。

磁石人間で一本、ショートショートが書けそうな気がしてきた。

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