見出し画像

ブルーロックに学ぶアハ体験の覚醒イメージの掴み方

「頭でなく心で理解できた」

引用:荒木飛呂彦 ジョジョの奇妙な冒険


これはジョジョの奇妙な冒険の第五部のショボイ敵役のペッシが覚悟を決め一人前のギャングに成長した際に放つセリフです。

先日私はペッシのように心で理解する経験をしました。

高橋塾長が実行委員長を務める経営実践研究会の2023年度のソーシャルカンパニーフォーラムについてのやり取りの中での話です。

高橋塾長から2023年6/16(金)に中島中央公会堂で開催される一大イベントについて、1500人が集まる伝説の祭りを実現する。
既存会員700名の参加登録を今月中行おうという号令がかかりました。

私の時間感覚だと締め切り期限が近づくにつれて動き出すということが多いのですが、普段から「計画と実行」の大切さを教えていただいている高橋塾長の計画に基づく声かけの実行は私にとってとんでもないインパクトを残しました。


10ヶ月後の6/16(金)に全国の仲間1,500人が集うための段取りとしてまずは既存会員全員が今月中に参加表明を行おう!

まさに先日教えていただいた「信じる心をベースにした計画(構造)と実行(約束)に基づく動きに触れた時、体感として摩訶不思議な感覚が全身に駆け巡りました。

脳のシナプスが新たに繋がって、今まで使っていなかった自分の細胞が活性化する感覚です。

自分の中に複数の時計が現れてその時計の針がグルグル回るような感覚を覚えて、時間感覚がバージョンアップしたように感じました。

【計画と実行】言葉にすると実にシンプルですが、これまで高橋塾長の言葉や行動を沢山見て聴いて話してきて蓄積されてきたものがこの号令という一つの行動に触れたことをきっかけに細胞に落とし込まれました。

この様な現象を心理学用語でアハ体験と呼ぶそうです。

アハ体験(覚醒)をビジュアル化&言語化する

アハ体験
アハ体験とは、未知なものごとの知覚を通して、今まで全く理解できなかったことや思いつかなかったことが閃く瞬間を指す心理学上の概念です。

例えば、「木からリンゴが落ちる」のを見て、万有引力を閃いたニュートンの逸話が、これに当たります。

なお、本来の語源はドイツ語ですが、文化にかかわらず普遍的な体験のため、何かを理解した際に英語圏で用いられる「a-ha」という言葉も関連しています(「aha! moment」と呼ばれます)。

日本では、脳科学者の茂木健一郎氏が、アハ体験を世に広めたので、知っている方も多いでしょう(提唱者とされることもありますが、実際は異なります)。

また別称ですが、ドイツ語で「Der Groschen ist gefallen(硬貨が落ちる=腑に落ちる)」と表現されることがあります
https://theory.work/terms-aha-experience/


仕事柄データサイエンスなどで導き出した知見がどうすればわかりやすく直感的に伝わるか?ということを四六時中考えています。

今回のように自分の時間感覚の変化など感覚的なものですが、アハ体験をヴィジュアル化したり言語化することにおいて私が【個性の成長・覚醒】という意味で一番注目している漫画はブルーロックです。

大人気サッカー漫画でアニメ化も決まっていますが、何よりもすごいと思うのが各登場人物の覚醒時の成長のイメージ化と言語化のわかりやすさと面白さです。
読んでいて脳が擬似体験できるような気持ちよさがあります。

主人公の潔世一はじめ全てのプレイヤーとしての登場人物は皆、自分自身の個性や特性が覚醒しバージョンアップされる際に【アハ体験】をしていきます。
その覚醒シーンの表現がとんでもなく秀逸でわかりやすいのです。

まさに脳内の常識がアップデートされるその時の表現!

出典:原作・金城宗幸 漫画・ノ村優介『ブルーロック』


主人公が自分の個性タイプを突き詰めてアップデートをするためにメタ認知を最大化した時の覚醒シーン。
第一話から通して読んでいると鳥肌モノのシーンです。

出典:原作・金城宗幸 漫画・ノ村優介『ブルーロック』

自分の個性がアップデートされるイメージを掴むことの効用

自転車をコマなしで乗れる瞬間のように、個性(才能)が花開く時、人それぞれが感じたり掴む感覚があります。

その感覚のイメージをしっかり掴んでおくと同じ個性タイプ同士だと才能のバージョンアップにとって大切なヒントになります。

反面、個性タイプが違うとそれは伝わりにくい押し付けになるので見極めには注意が必要です。

最近、自分には軸がないと悩んでいる大学生の話をきいた時、私と同じ個性タイプだったこともあって大いに共感しました。
人と比べて軸があるとかないとか気にするのもその個性タイプの特徴なのです。

確固たる軸を持ってからその実現に向けて動くというよりも、私はとりあえずカタチにしてそのカタチにしたものが様々な人に触れたり淘汰されたり、喜ばれたりしながら少しずつ本物に成っていく。
あとから意味がわかるということが多いです。

個性によって中身からできるプロセスもあれば、外側からできるプロセスもあるということを自身の経験を通して学びました。

この話をその大学生に共有した時、彼は晴れやかな顔でしたが、私自身もイメージと言語化で自分を肯定できた感じがしたのです。

多様な人やモノ、事柄に触れ、挑戦するという動きの中で、頭でなく心で理解できた!というアハ体験をたくさんしていつまでもアップデートをしていきたいです。

出典:原作・金城宗幸 漫画・ノ村優介『ブルーロック』

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?