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【読む食レポ】すし家 祥太

お寿司好きの友人に誘われてすし家 祥太さんに行ってきたのでレポート。​


一応お店の紹介は↓

【どんなお店?】

こちら、もともとIT健保の鮨一新(めちゃくちゃうまい)で働いていた祥太さんが独立したお店。クオリティにも期待せざるを得ない!

早速ご紹介。

【入店〜つまみ2品】

入店して、席につくとこんな感じで最初の一品を準備しているところ。
(遅くなってごめんなさい...)

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こんな感じのガリがおいてあったりね。
ちなみにこのガリも普通のガリよりもピリッと感が爽やかかつ鋭くてうまい。期待に胸が高鳴りすぎる。

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握りの前の品のタコの柔らか煮。一新でもメニューに有ったけど、ちょっと固めに茹でて、歯ごたえを楽しんでほしいとのこと。

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タレを上から2滴くらい滴らせる。

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はい、ドーン。タコの柔らか煮。
すげえ旨味なわけですよ。事前情報の通り歯ごたえが楽しい。
ずっと噛んでたい。旨味がすごいし、わさびの味変も楽しい。もうこの時点でやばい。

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そして同時に出てくるなまこの酢の物。こちらも香りと歯ごたえが素晴らしすぎる。前から思っているのだけど、香りが撮れるカメラがあればいいのに。

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そうやって歯ごたえを楽しんでいる間に何やら準備している祥太さん
(基本的にこの店は目の前ですべて料理してくれるので、次への期待感がやばいです。笑)

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そうして、出て来たるはクエの寿司。

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え、クエって寿司になるの?聞いたことないけど。と思いながら食ってみると身がプリップリで味が濃くてうまい。ずっと噛んでたいけど、シャリがなくなって身が解けてしまうとおしまい。寿司の儚さを一品目から味わえる、やばい。とんでもないところに来てしまった。
ちなみにクエの身は固くて捌きたては食えないので4日程度熟成させて提供していただいているらしい。ありがてぇ。

そして次は、、、

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サヨリかと思いきや、カンヌキという魚。
サヨリが大きくなるとカンヌキという魚になるらしい。
実際に食べてみると昆布締めのような旨味がするわけだけど、おろしただけらしい。魚の味そのものがうまいから、余計なことはしなくていいとのこと。地鶏で言う、親鳥みたいなもんかな?
時間による熟成、それによる価値の増加を感じる〜〜!!

お次はマグロ漬け。

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これ、2分しかヅケてないんだって。
2分でこんなに味が!と思ったら、天然のマグロの味とのバランスを考えるとこのぐらいが良いらしい。味はねっとりとしてヅケとマグロの味のバランスが素晴らし〜〜!!さっきは時間価値を考えたけど、ここではバランスを考えて!と引き戻される感じたまらん。

中トロ。

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いや〜、ナイスマーブルでしょう。これは、ナイスマーブルすぎるでしょう。米と中トロが解ける速度が同じでなんか気付かないうちに消えつつ、マグロの熟成臭?のようなものがたまらん。ニコニコしてしまう。

こってりした中トロから一転お次はアオリイカ!

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写真では全く伝わらないけど、カボスをかけて、塩でいただく。
これはイカの甘みと香りが引き立つんだ。そしてトロッとしたイカの食感が冬を感じさせるよ。

つぎはコハダ。

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こちらは酢と身の香りが素晴らしく、噛み締めると身の味が口いっぱいに広がる。刀みたいな見た目に濃厚な味。本当にいい仕事だ・・・


金目鯛のあぶり。

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こちらは皮目を少しあぶってあり、香りと金目鯛の甘味がたまらん。あぶることで香り、食感、味覚が楽しい。

赤貝。

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味が濃いんですよ。噛み締めた瞬間に赤貝の旨味が口いっぱいに広がる。
口の中が貝になっちゃったのかな?というくらい。

車海老。

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こうやって茹でたてを目の前で開いて、寿司にしていただく。
ただただ贅沢。。。そして味は身の一体感がすごい。物凄いしっとりしてて、
エビの身の繊維の間に旨味が染み渡って噛むたびにうまい!っとなる。夢かよ。

平貝

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平貝の磯辺焼き。
海苔の香りがすばらし〜〜〜〜!!海苔を他の楽しんでほしくて、磯部焼きにしたと言われたのだけど、わかる〜〜〜!いや、そもそもそれなら平貝でなくてもいいのでは。。。という気もするけど、食感が楽しすぎるからまぁOK。

サバの炙り。

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え、祥太さん、サバ切り過ぎじゃない?
7席しか無いのに、こんなに切って何に使うの?



それは、こうする!

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炙ってある表面積が増えて香りが豊かー!!そして旨味も強調されていて、何たる旨さ!旨味の量が多すぎでシャリの味で正気を保っている感じになります。最高。優勝。

イクラ。

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あまり伝わらないかもしれませんが、粒が異常にでかいです。
そして出汁の旨味が口の中で噛んだ瞬間にグルメ漫画の様に爆発します。

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ここらで箸休めのごぼうと玉。
玉は桜えびを混ぜてあり、エビの風味と密度の濃い玉が口の中を満たします。ちなみにこの玉は下を30分、上を1時間の合計1時間半程度かけてゆっくり焼いているので、そういった密度の濃い焼き加減になっているのだとか。一時間半卵焼きを焼き続けるのは普通の人出来ないと思う。

最後は穴子。

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これ、茹でて、それを上げて、冷まさずにそのまま握って出してくれるという品です。そうなると、フワッフワのまま、茹でたての穴子が口に突っ込んできます。口の中ですごくほどけて、穴子のスープ飲んでるみたいな気分になります。
お寿司って概念なんですね。びっくりです。

寿司ってちゃんと考えながら食べると一つ一つの仕事をタイミング合わせて出す、ライブ感がすごい料理だなぁというのは思いますよね。
逆にそういう意味では回転寿司はCDとかに近くてネタの種類を知ることに近いというか。なので、回転寿司も大事だし、こういう良いお寿司屋さんで寿司を食うことも自分を深める意味では非常に価値が高い。
そういう意味では、食文化体験のサブスクサービスとかあったら正直1年位は入っている気がします。(もはや祥太さん関係無いですが、、、w)

いやー、もっとうまいもの食いたいなぁ!

おまけー追加寿司

イワシ。ー脂が最高。ちょうどよく乗ってる。

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うに- クリーミーさやばい。粒の立ち方やばい。

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葱鮪汁 マグロ出汁が非常に上品で最高。マグロの肉もちゃんと焼きが入っていて香りが最高。

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