あのときの感覚

　午前中はひさびさの整形外科。今月はじめに受けたMRI検査の結果をようやく聞く。首のヘルニアとのこと。手術すると2年くらいは確実によくなるけど、結局10年後とかにまた受けることになるらしい。とりあえずこのまま様子をみていくことに。左足のほうはすこし感覚が戻ってきたので、走ったりしても大丈夫ですか、と聞いたら、大丈夫！ とのことだった。足のほうはJJF期間中もそこまで問題ではなかった。上も下も、だときついので、せめて足のほうはこのままよくなってほしい。

　全然関係ないけど、JJFの往復は飛行機を使ったけど、行きも帰りも気圧で耳が痛くなってしまい、これまでそんなことはなかったので、落ち込んだ。そんなになんでもかんでも不便にならなくても、と思う。

　午後は発送。夕方、子どもを迎えに行って、シャワーと夕飯。しおんさんにもらった徳島の海苔がおいしくて、ちょっと辛いのだけど、子どもも自分もバリバリ食べている。

　夜はまた仕事場に戻ってきた。注文もそうだけど、いまさらながら、部屋の整理をはじめる。2月に引っ越してきて以来、ほぼそのときの配置のまま、だましだましやってきた。もしかしたら来週アルットゥが来るかもしれないし、どちらにしても気分をあらたにスタートしたいというのもあるので、整理することにした。

　JJFのCSとゲストステージの配信のチケットを買って、今日、あらためて観た。OLOカンパニーに本当に僕は心を動かされたのだけど、たぶんそれは、2013年にフランスでいろんなステージを観たときの感覚が戻ってきた、30歳くらいのあのときの自分に帰れた、というのも大きかったのだと、あらためて観て思った。あのときはまだ、なんでもできる気がしていた。まだまだ知らない世界があるんだと、ひとり旅をしながら、生まれ変わったような気になっていた。あのときの質感を10年ぶりに感じられて、僕は感動したのだ。