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10年ぶりのJay

今日はTrueActを観に下丸子へ。出発前に、Jayに英語でメッセージを書く。昨日思い立って、ボールをプレゼントすることにした。昨夜、ばばっとつくって完成させたボールに、そのカードを添えておく。

下丸子についたら青木くんと合流。焼肉ランチを食べてから、時間があるので多摩川のほうまで歩いていった。下丸子、落ちついていていいところだった。青木くんにちょいジャグを撮ってもらって、会場のほうへ戻った。

ステージはマジック、ジャグリング、ダンスなどそれぞれのスペシャリストが集うような感じで、各ジャンルの様式美があるのが対比的に浮き上がってみえておもしろかった。ジャグリングはパーソナリティや影の部分をいかにうまく見せるか、みたいな様式美があるように僕は感じた。道具を操る技術(それを習得するまでにかかったであろう時間)からみえる世界とのズレ、ユニークさ、孤独、それを上手く料理するのがジャグリングの美のように感じられる。Jayはそれをユニークに見せ、Bowは独特の孤独感をもって見せる。そんな印象をもった。「これにかけた時間」をどう提示するか、ということなのかもしれない。

休憩時間に青木くんと一緒にJayにメッセージを送って、終演後、会うことができた。Jayと会うのはJJF2012以来なので、10年以上ぶりになる。そのあいだ、メールもやりとりしてきたし、道具も何度も買ってくれたし、相棒のErikにはたまに会っているし、オンラインでのショーも、講義動画の発信も見てきたし、これだけジャグリングをやるうえで頭のなかにいる存在なのに、実物のJayに会うのは、10年ぶり、しかも僕が会うのは今日が2回目だった。緊張するので一回トイレに行こう、と思っていたら、もう向こうからJayが歩いてきた。はじめはすこしぎこちない感じだったけど、ジャグリングについての話題がはじまると、すぐに頭の中でおなじものを見ているような空間になる。それがうれしかった。Bowも来たので挨拶すると、2019年のEJCで実は会っていたらしく、申し訳ないけどこちらがびっくりしてしまう。外に移動して、Jayがスマホで最近の道具の写真などを見せてくれて、君は最近どんなものつくってるんだ、と聞かれた。ビーンバッグとか、レザーとか、小さいボール、と答えた。ナーイス! と言ってくれたけど、たぶん道具的にはあんまり目ぼしい成果ではないので、ちょっと申し訳ないなと思った。

僕は、Jayに褒められたい! と思ってがんばっていた時期があった。というか最初はそうだった。ながめくらしつに使ってもらいたい! Jayに見てもらいたい! がPM Jugglingの最初の目標だった。それらは5年くらいで一応果たしたとは思う。憧れに向かっていくようなそのころの感じを、10年ぶりに本物のJayを前にして、思いだした。ジャグリングの芯を突いたような道具もやっぱりつくりたい。一方でベーシックなものもつくっていきたい。やっぱり両輪だ、表裏一体だ、という思いをより強くした。

とりあえず、いままでつくってきたものの発信をがんばろう。海外も含めて、シーンにいる、というのは大事だとも思った。

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