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JUGGZINE 合宿当日

今日はジャグリング雑誌づくりの合宿当日。1日京都の施設でリアルな顔合わせをして、いろいろ話したり、ジャグリングをしたりしようというもの。

朝10時から会場が使えるようなのでそれに合わせて行きたいところだけど、僕もきぞはるさんも夜遅くまで道具の話などしていたので眠い。9時ごろまで寝て急いで準備をする。きぞはるさんは歯磨きだけでもう行けますよ、と言って、本当にあっというまに準備が終わっていた。僕はけっこう時間がかかってしまう。

バスで出町柳まで行って、そこから10分くらい歩いて、会場の左京西部いきいき市民活動センターに着いた。2階の会議室に入ると、山下さんとじんくんがすでに到着している。他のメンバーがまだみたいでちょっと安心した。いったん、コンビニに行ってきます、と言って外に出て、ローソンでコーヒーとチョコレートを買った。すこし一人で休憩しようと思って、鴨川沿いのに降りていき、ベンチを見つけて腰掛けた。コーヒーを飲みながら、鴨川のサラサラとした流れの音と車の音を聞いて、やっぱり京都は最高だなあと思った。でも、同時に、いつもこうしていいなあ、なんなら住みたいなあと、いい気持ちで仕事のモチベーションにもなるのに、帰ったらなにも変わらないんだよな、ということも考える。そのことが嫌になる。コーヒーのカップを捨てにローソンに戻りながら、僕は根本的に何かに満足していないんだよな、と思った。

市民活動センターに戻ってすこししたら、みみずくんが到着した。ひさびさだなあ、と思う。はなぽんさんも到着した。やっぱり本物に会えるのはうれしい。雑誌についての会議は午後からという感じで、午前の部屋では、軽くジャグリングをしながら、じんくんが持ってきてくれた本を読んだり、つくってきたボールについてみんなの感想をもらったりして過ごした。13時ごろ、みんなで昼食に行くことに。すこし歩いたところにあるモダン焼きのお店「フジ」に入る。みみずくんが学生時代によく行っていたみたい。店主のおじさんの人柄がとてもよかった。やさしくて、明るくて、気遣いのできる方だった。職人さん、という感じもある。40年もやっているそう。僕ときぞはるさんはカウンター席で、おじさんの手さばきを見ながら、道具づくりの配信についてなど話をしていた。帰り途中の道で、みみずくんが、ここはおじさんもバイトもおもろいんよ、と言った。おもろい、という言葉が心に残った。

14時からは別の会議室に移って、ここはテーブルと椅子だけのシンプルな部屋で、本題のジャグリング雑誌の会議がはじまった。各々の書く内容、雑誌の名前、コンセプトなど、これまでオンラインでも話してきたことを、あらためて対面で話し合っていく。それぞれ個性的なのに、全体としては意外と自然な感じでまとまっているすんなり感があって僕はそれがいいなと思った。不思議でもあり、心地よかった。こういう「場」こそが、この雑誌のコンセプトでもありよさでもある。それは、山下さんやみみずくんが京都でやってきたことの延長でもあると、個人的には感じる。たぶんみんなが、この場にいられてうれしい楽しいと感じている。

18時までみっちり会議をして議題はほとんど終わり、18時からはまた別の会議室に移った。こちらは午前中のようななにもない部屋で、ここではまた、ジャグリングをする時間に。さすがにみんな疲れていて、すこしジャグリングをしたら、あとは各々、パイプ椅子に座って休みはじめる。それで気が向いたら立ち上がってジャグリングをはじめる。このあたりの気の抜き方に熟練を感じて、ジャグリングを長く続けてきた人たちだ、という感じでなんかおもしろかった。ただ歳をとった、というだけかもしれないけど(笑)

なわとびのあべさんが持ってきたロープがジャグリング的にはものめずらしく、いろいろ遊んだ。きぞはるさんの3Dプリンタ製の道具もさらに進化していておもしろい。みみずくんがドルフィンクラブで普通に練習している姿もみられる。やっぱりジャグラーはジャグリング交流があってなんぼだよなあ、と思った。議論と練習会がセットになったような今回の合宿はあるジャグリングを深めるという意味では理想形なのかもしれない。山下さんのセッティングにただただ感謝。山下さんとは、以前鴨川でやったパンチカスケードの動画をふたたび撮ったりもした。21時に会場をでるので、道具を片付けて、最後にみんなで集合写真を使うかわからないけど撮っておくことに。腕組みをしよう、ということになったけど、僕は偉そうに見えちゃうんじゃないですかとびびってしまっていて、なんか、腕組みをしている人としていない人が混ざった写真が1枚できあがっていた。僕は結局、腕組みをしていた。

京都に泊まるメンバー、山下さん、みみずくん、はなぽんさん、きぞはるさんと僕で、京大近くの「おむら家」というお店ですこし飲んで帰った。会議でも出た、ジャグリングの都市伝説の話なんかで盛り上がる。僕はなんか、不思議なメンバーだなあと終始思いながら、長くはない時間だったけど、本当に大切な時間をすごしているような気がしていて、楽しかった。

きぞはるさんと宿に戻って、昨日に続いてWBCのニュースをテレビで見ながら、それぞれのルーツについてなど遅くまで話して、このnoteを書き出しだけ書いたら、もうウトウトして意識が飛んできたので、noteを当日中に書くことをあきらめて、寝ることにした。


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