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Difyのバッチ処理でAIにビジネスアイデアを量産させる

良いビジネスは「一見ありえないものの組み合わせ」であるという法則に則り、AIの「ないものをそれっぽく言う力」を利用して革新的なビジネスアイデアを作ろうという試みです。

作成にはDifyというLLMOpsを使っています。
簡単にいうと、AIアプリを簡単に構築できるサービスです。

LLMやプロンプトを色々いじったり、DSLファイルで他人が作ったアプリを簡単に自分の環境に複製したり、CSVファイルからバッチ処理できたりします。

注: Difyの使い方はほとんど解説してないのでわからないところがあればXなどから質問してください!


設計

  1. キーワードを一つ設定する

  2. 全く関係のないランダムなキーワードを生成する

  3. 二つのキーワードを組み合わせたビジネスアイデアを考えさせる

  4. アイデアを評価させる

2のランダムなキーワードを生成させる部分は色々と試し甲斐がありました。
GPT-3.5 turboだと過学習気味なのか、temperatureを1にしても宇宙とかロケットとかコーヒーカップなどのワードを出す確率がとても高かったです。

ちょっとアホなぐらいがちょうどいいと思ったので、僕のワークフローではLlama3を使ってます。

ちなみにGeminiはRate limitが出てめんどくさかったので使ってません。

モデルや設定の調整で全然結果が変わってくるので、ぜひ色々試してみてください!


実行方法

Difyで以下のDSLファイルからワークフローを作成してください。


プロンプトなどお好みの設定ができたら、公開して、バッチでアプリを実行を選択します。


以下のようなcsvファイルを用意し、Run Batchから実行します。

A列に書かれた単語がキーワードの一つとして設定され、行の数だけ並列実行されます。
A列にはあなたの得意領域などを設定するのがおすすめです。


実行が完了すると右上のDownloadから結果のcsvファイルを取得できます。
出力は以下のようになります。

見づらいので、整形するプログラム(GAS)を用意しました。


以下のスプレッドシートを ファイル > コピーを作成 で自分のドライブにコピーした後、Difyで取得したresult.csvをインポートします。 (注: スプレッドシートを新規作成ではなく、"シートを挿入"です。)


resultシートを開いた状態で、メニューから"カスタムJSON処理"を実行すると、みやすくなったシートが生成されます。

カスタムJSON処理のやり方


結果

Llama3で出力されたワードが脈絡なさすぎて自分では絶対思いつかないのでいい感じです。

あと、スコア表示されるのは結構いいですね。
一定のラインで足切りして良さげなアイデアだけ出力させるってのもありです。


Difyのバッチ処理のユースケースの一つとして作ってみただけですがいろんなモデルの特性知れたりして意外と面白かったです。


こんな感じでAI周りやDifyのこと発信していくのでぜひフォローしてください!


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