CL横浜振り返り
こんにちは、ダイゴ(@daigo_027)です。
今回は横浜CLの振り返りを書いていきます。
調整メンバー4人が今回臨みましたが、残念ながら全員DAY2に残ることができませんでした。
備忘録も兼ねているので、もしよろしければ、最後まで読んでいただけたら幸いです。
※カードの1部は略称した表現で書いていきます。ご了承願います。
環境考察
結論から言うと、今回の環境考察はとても難しかったです。
難しい要因としては、環境を左右するような大会があまりなかったことがあると思います。
自分は本来、CLやシティリーグなど、公式の大会の使用数や上位にあがったデッキタイプをみて、環境予想等を行っています。
しかし、今回そういった大会がしばらくなく、予想するには困難な状況でありました。
今回は調整するにあたり、
オフシーズンに行われた非公式の大型大会
・Pokemon Japan National Online(PJNO)
・Pokemon Online Global Championships 2020(POGC)
を環境のベースにおき、そこから
・伝説の鼓動
・仰天のボルテッカー
上記の収録されているカードを新たにいれて調整をしていきました。
今回主に一緒に調整したメンバーは
・サイトウコウセイ(@cwpokeca)
・ヤマダコウヘイ(@kohei8780)
・やはぎ(@yahagi317)
自分含めて4人で行ってきました。
3人以外にもいろんな方に調整には付き合っていただきました。
環境予想図(CL1週間前)
CL1週間前段階でだいたい上記のような感じに自分はとらえていました。
ここから各デッキの相性はもちろん、
今回の大会の性質上、13戦戦い抜くことが求められるので、安定感の部分も考慮して細かい調整が行われてきました。
各デッキ考察
ここからは各デッキの調整メンバー間で使用してたデッキと簡単な解説等、書いていきます。
・三神ザシアン
このデッキだけでタッグコール型やジラーチ型、色々なタイプを試しましたが、上記のリストで最終的にはまとまっていきました。
これは、POGCの上位に入っていたデッキリストから数枚入れ替えたものです。
三神ザシアンの強みはゲームスピードの速さだと思っています。
GX技(追加効果あり)を宣言してから、最速で3-3のサイドをとることができれば、
先行の場合、4ターン目。後攻の場合、仮に1ターン目にGX技を宣言できれば、3ターン目にゲームを終わらせることができます。
他のデッキタイプでは再現しにくいゲームプランをできてしまう点では、デッキパワーは1番高いと感じていました。
なので、安定かつ最速でGX技を宣言しにいくことをコンセプトにおいて組むことが1番強いと考えていました。
上記のコンセプトを再現するにあたっておとりよせパッドがキーカードになります。
三神ザシアンのデッキを回すうえで、よくある現象として、博士の研究やデデンネGXやクロバットVで展開していく仮定で、何か1枚カードが足りなくて、そのまま巻き込んでしまうことが何度かありました。
その時に、ワンチャンスの可能性をつくるカードになります。
イメージでいうと、最低限の動きに上振れを発生させることができます。
デッキパワーこそ高かったですが、他のTier1のデッキに対して、特別有利と感じなかったことと、当日はメタ対象として、手厚い対策をされると予想し、使用候補にはなりませんでした。
・ズガドーン
ズガドーンに関しては、自分の中で感触のあるデッキではありました。
三神ザシアンに対して不利をとらない非Vポケモンでもあり、VMAXに対してサイドレースで優位をとれる点でも評価は高かったです。
しかし、何回が調整していく仮定で、VMAXに対して決して有利ではないなと感じてきました。具体的にいうとリソース不足です。
特に、セキタンザンVMAXの場合、ムキムキパッドとストーン闘エネルギーをうまくあわせれば実質HP400越えになり、火の玉サーカスの要求値が9枚になることもあります。セキタンザンVMAXを2回相手にする場合、構築的にヤレユータンのリソースマネジメントの採用やエネルギー回収、エネルギーの枚数に枠を費やさないといけなくなっていきます。
色々と調整した結果上記のリストにおちつきました。
サイドを2枚とりに行くときに注目したカードです。
ウッウVのスピットシュートで160点をベンチにも与えることができ、デデンネGXを倒すことができます。しかし、今まではクロバットVやワタシラガVのシステムポケモンに微妙に届かなかったです。今回望遠スコープの収録によりスピットシュートが190点までだせるようになり、ウッウVを更に強く使えるようになり、効率よくサイドを2枚とりにいけるようになりました。
対VAMX、特にセキタンザンの時に重宝する1枚です。
対セキタンザンの場合、ズガドーンからではなく、ファイアローVかウッウVから攻撃していきます。ファイアローVもウッウVも闘抵抗があるため、ディアンシーや道場、ダンデなどのバフをかけられても、ふんかだんで1発で倒されることはほとんどありません。特にファイアローは3エネで160ダメージとコストパフォーマンスはよく、逃げるエネルギーが0のため、次のターンに生き残っていた場合、ジラーチの願い星につなげやすい点も評価は高かったです。たまにファストフライトで手札リフレッシュできる点もよかったです。
感触はよかったものの、クワガノンVのパラライズボルトに対して抗えないと感じていた点、13戦戦い抜く安定性がないと感じ、使用するに至りませんでした。
・ムゲンダイナ
自分が当日使用したデッキです。また調整メンバーのヤマダコウヘイも別の形のムゲンダイナを使用しました。
ムゲンダイナの良い点として、デッキの性質上安定感があるのと、2ターン目から高打点を出せることだと考えています。
ムゲンダイナで1番強い動きは2ターン目に与えたいポケモンに打点をのせることだと考え、それをコンセプトにデッキを組みました。
環境に対する対策カードはいくらか考えましたが、あえて今回そういったカードあまり採用せず、自分の強い動きを優先する構築にしたのが上記のリストです。
元々、スタジアムはナイトシティを採用していましたが、無人発電所を採用されたムゲンダイナが1週間前に注目され、当日は混沌のうねりの採用や、ミラーマッチの多発を予想しました。
ナイトシティに頼る構築はよくないとアドバイスをいただき、他の手段で色々と試行錯誤しましたが、最終的にはフウとランを採用することで全体のバランスを保つことができました。基本的にはドローサポートして運用し、限定的なマッチングや入れ替えなければいけない場面の時に重宝していきます。初期案では3枚採用でしたが、最終的には1枚におちつきました
・セキタンザン
調整メンバーのやはぎが当日使用したデッキです。
自分やサイトウコウセイも直前までセキタンザンは候補にあったくらい、今回はセキタンザンの立ち位置を良く感じていました。Tier1の三神ザシアンやズガドーンに有利に勝つために、クラッシュハンマーやカプ・レヒレの採用も検討していましたが、最終的には上記のリストで本人は臨みました。
ミラーマッチにおけるムキムキパッドやスタジアムの混沌のうねり、ムゲンダイナにおけるウィークガードエネルギーを破壊できる点で注目したカードです。ツールスクラッパーやエネポーターなども採用候補にありましたが、枠の都合上この1枚の採用で広範囲を見れる点も評価が高かったです。マグカルゴのじならしがあるので、1枚でも必要な場面で的確に使うことが可能です。
自分やサイトウコウセイが使用しなかった理由としては、安定感に不安を感じてた点と練習不足による不安で使用するに至らなかったです。
・ピカチュウVMAX
ピカチュウVAMXも自分は直前まで候補にありました。理由としては、Tier1の三神ザシアン、ズガドーンに対して有利をとれていると感じてたからです。ピカチュウVMAXも色々なタイプを試しましが、最終的には上記のリストのタイプにまとまり、もし使っていたなら数枚調整して使用していたかなと思います。
使用にするに至らなかった理由はセキタンザンの存在です。セキタンザンにだけはウィークガードを採用したところで五分にもならず、今回のCLで雷を握るのは厳しいと判断したからです。
今後シティリーグなどで環境が変化した場合に、候補に浮上するかもしれません。今後に期待のデッキです。
・ピカゼク
調整メンバーのサイトウコウセイが当日使用したデッキです。セキタンザンに不利なのは明確にわかってはいましたが、他のマッチで不利をとるデッキタイプがすくなく、本人も自信がある点から最終的に使用に至ったみたいです。このリストはPOCGで優勝されたレシピを1枚だけ変えたものになっています。
・マルヤクデ
横浜CL3週間前くらいの段階では自分が1番感触がよく、サイトウコウセイもエンニュート型のマルヤクデを好んで使用していましたが、徐々に立ち位置が悪くなっていき、使用するに至りませんでした。マルヤクデに関しては後攻フレアスターターの動きが1番強いのかなと思っていましたが、ムゲンダイナと同じく先行2ターン目から与えたいポケモンにダメージを与えるほうが強いと感じていき、自分は上記のリストで回していました。
・超MM
マルヤクデと同じくCL3週間前くらいには好んで使用していました。今の環境において、打点不足が明確に感じ、マホイップVMAXを採用した超MMも試しましたが、そのくらいには立ち位置がわるくなり、使用候補からはずれていきました。
・ルカメタ
サイトウコウセイがひそかに候補にあったデッキタイプです。ズガドーンに有利に勝つためにクワガノンを採用したタイプも試しましたが、総合的なデッキパワーが落ちる点から断念。また、三神ザシアンに有利ではないと感じ、使用候補には至らなかったみたいです。実際三神ザシアンやズガドーンに対して自分たちの間では不利だと感じ、当日はそこまで使用者がいないと思ったところは反省点だと思っています。
他にも環境外のデッキもいくらか試しましたが、取り上げるときりがないのでここまでにします。
途中で書いてある通り、今回はみんながバラバラなデッキ選択をしています。最後まで環境の正解を見いだせなく、各々が自信のあるデッキタイプを当日使用しています。1週間前にはある程度割り切りをし、1つのデッキを集中して練習するべきだったなと今になって思います。
横浜CLを終えて
実際に横浜CLを振り返ると、セキタンザン、ルカメタが予想以上に勝ち上がっていた。マッドパーティの存在(マッドパーティも調整はしてましたが、そんなに強くないと判断して、途中からは考察を断念してました。)はかなり目立った点かなと思いました。
実際に横浜CLを終えての環境は下記のようだったのかなと思っています。
横浜CL上位128人の使用者数と本選16に残ったデッキから主観的にこのような感じだと考えています。
今後のシティリーグはこれをベースに、毎週メタゲームが回っていくのかなと思っています。
終わりに
自分自身2019年の千葉CL以来の大型大会で楽しみな反面、結果を出したい欲と環境読みが難しかった点で3週間くらいは肉体的にも精神的にもつらい生活をおくっていました。
調整メンバーも全員社会人で、仕事をしながらの調整だったのでおそらく全員つらかったとは思いますが、今となってはいい思い出です(笑)
今後のCLは抽選になるので、どういう形で調整していくがわかりませんが、もし出場できる機会を手に入れたら、横浜CLの反省を活かしていくのと、シティリーグもあるので、調整メンバーが結果がだせるよう心機一転頑張っていきたいと思います。
最後になりますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回デッキの細かい部分の採用理由は触れてませんが、もし、気になる方がいましたら自分にDMしていただければ対応させていただきます。
当日の使用リストと成績
ダイゴ 5-2
サイトウコウセイ 4-3
ヤマダコウヘイ 3-3
やはぎ 1-3
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