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HTMLファイル生成マクロ

(1) マクロが解決しようとする課題

電子出願ソフトを利用して手続きを行う場合、Microsoft社のWordで作成した書類に基づきHTMLファイルを準備する必要があります。電子出願ソフトサポートサイトには、WordファイルをHTMLファイルに変換する方法が紹介されていますが(こちら)、紹介されていた方法で作成されたHTMLファイルには、WordならではのHTMLタグが挿入されて、美しくありません。

今回ご紹介するマクロは、Wordファイルに基づき、余分なHTMLタグを極力省いたHTMLファイルを生成する作業を自動化することを目的とします。

ご紹介するマクロは、電子出願ソフト向けに作成しましたので、例えば、Wordファイルから一般のウェブページ用のHTMLファイルを生成するのには向いていません。

(2) 課題を解決するための手段

Wordファイルに基づき、余分なタグを極力省いたHTMLファイルを生成する作業を自動化するマクロについて説明します。

前提としてHTMLファイルは、基となるWordファイルと同じフォルダに、同じファイル名で生成されるものとします。また、画像ファイルはWordファイルと同じフォルダに記憶されており、HTMLファイルに挿入される画像ファイルのリンクは、ファイル名(拡張子含む)のみとします。

HTMLファイルに挿入するHTMLタグは、以下のものとします。

  HTML<html></html>
  下線<u></u>
  上付き<sup></sup>
  下付き<sub></sub>
  改行</BR>
  画像<IMG SRC=ファイル名>

Wordファイルに基づき、余分なタグを極力省いたHTMLファイルを生成する処理をフローチャートで表す場合、例えば、図1のようになります。

【図1】

画像1

図1の装飾タグは下線、上付き、下付きを表すタグのことを指します。装飾タグが必要か否かの判断は、装飾タグの組み合わせを考慮して判断する必要があります。

図1の処理を実行するマクロは、例えば、以下の具体例1のように記述できます。

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